存在していることが当たり前だった。そこには嘘のつきようもない。例えるならば背骨。ある日、突然失ったらどうすればいい。どうすることもできなさいさ。軟体動物になった私は、ただ食べやすい魚として食卓に並ぶことしかできないだろうよ。
息を呑む会場を目の前にしたならば、消え去ることも容易であろう。ピーマンの空洞にいる私をどうか種明かししないでもらいたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿