タイザン5/「タコピーの原罪」5話【感想】<<■>>
タイザン5/「タコピーの原罪」7話【感想】
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そういえばしずかちゃんのフルネームは
久世しずかちゃんですね。
今回の東くんもですけれど
前に先生が呼んでましたっけ。
東くんの名前はなんだろう。
お兄ちゃんが「東潤也」ですかー
※【以下、画像・解説は公式より】
<毎週金曜更新>
地球にハッピーを広めるため降り立った
ハッピー星人タコピーは、笑わない少女しずかちゃんと出会う。
どうやらその背景には学校のお友達と
おうちの事情が関係しているようで…。
無垢なタコピーが知るざらついた現実とは!?
衝撃のヒューマンドラマ、ここに開幕!
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「タコピーの原罪」
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◆タイザン5
「タコピーの原罪」6話 (感想)
内容のネタバレ普通に含みます。未読の方はご注意。
タコピーの原罪、第6話感想
冒頭、満面のタコピーまりなちゃんの笑顔とともに、
前回のタッセル話まだひきずってたー!
と思わず二ヨっと笑いつつ、
まりなちゃんの両親が、
ちゃんとまりなちゃんのことは大事にしているということに
なんだかホッとしている私がいます。
まりなちゃんのパパママは双方に問題がありそうですけどね…
でももしこれでまりなちゃんも被虐待児でしたとかの展開じゃ
ホントまりなちゃん救われないじゃん…
タコピーの解釈はやっぱりズレてるけど
そして今回のサブタイトル
「東くんの冒険」に
ちょっとハラハラしつつ読み進めてゆくと
やっぱり
しずかちゃんの関心は
「チャッピーのこと」だけですか…
そんなしずかちゃんとタコピーまりなちゃんの間で
それでも東くんは常識人ぶって頑張ってみつつも
突如登場した
キラキライケメンお兄ちゃん「潤也」の存在に
思わず出てしまう闇部分。
キタコレ(゚∀゚)キタコレ
そしてちょっと驚いたのが
しずかちゃんようやくそこで
東くんの事情に目を向けましたね。
「指輪取っちゃえばいいじゃん」って。
「東くんならできそう」って。
なんですか
この
しずかちゃんのナチュラル魔性。
東くん目の中ハートになってるし
そして
東くんが比較対象とされている兄に抱く悪意とは裏腹に
兄は東くんのことも気にかけていて、
「次に給料入ったらさ、お前にもいつか―…」と…
(何でしょうねこれ。何かちょっと重要そう)
でもそんな兄の指輪を取ることに失敗した東くんは
「できなくて母親の期待にこたえられない」絶望と
「失敗してしずかちゃんの期待にこたえられない」絶望を
重ねて
精神的に恐慌状態に陥ってしまいますが、
「待ってくれなかった母親」に対して
「待っていてくれたしずかちゃん」に
東くんが自分の行動で成した結果である
「ぼろぼろ」の状態をすんなりと認められて、
自己肯定感を満たされて、救われてしまうわけです。
この次のコマ、サイレンスですが
東くんおそらく大声をあげて泣いているのですよね。
おそらくは、ようやく満たされたという開放感で。
しずかちゃんはここで確実に
東くんにとっての
「聖母(マドンナ)」になっちゃったわけだ…
そこからは本当に
色々と縛られていたものから解放されたかのように
幸せそうな3人(2人+タコピー)の日々
でも最後の1ページ
あまりにも浅く埋められていた
まりなちゃんを入れた「思い出ボックス」が
出てきてしまって――という
とてつもなく不穏の予感を感じさせながら、
さらにアオリがキツい!
「あまりに脆い、束の間の幸せ――」って
ここからまたダウナー展開なんですかもしかしてー
タコピーの原罪、第6話考察
…ここまで読んできて
ふと思ったことなのですが
しずかちゃんって、
なんだか対話相手の闇の部分に反応してませんか
悪意があるとかではなく
とても純粋に単純に「こうしたら?」という
そんなアドバイスが
悪の道に誘う魔性になっているというか。
でもそれが相手にとっての
「救済」になってしまっているというか。
いやそもそもまりなちゃん相手にだって
チャッピーの件がなければ反撃しなくって、
まりなちゃんが持っていたまりなちゃん家庭のフラストレーションを
じっとその身で受けていたあたりとか。
(しずかちゃん、これ自己犠牲の象徴)
倫理観がない 育ってない
いやそもそも罪の意識というものがない
もしかしてタコピーの「原罪」って、
倫理観道徳観がなく、罪を罪とも思わず、
楽園の住人のような無垢無邪気無智なだけという
「聖性」をもっていたしずかちゃんに
「罪の意識を与えてしまう」ところに
行きついたりする
のではと思い始めました。
今回の最終ページに至る前の
学校生活3コマと、1ページを使った3人の
「無垢」「無邪気」としか言いようのない表情を見ると
なんとなくそんな感じがしてきています。
いや当たらんと思うけど
さてここからどうなってゆくのか。
またひと波乱ありそうな次回も楽しみです。
(2023.10.17更新)