1月22日、1年ぶりに埼玉に住む友達とランチをしてきました。
ランチをしたあと、友達の家の近くに、縄文時代の遺跡があるということを教えていただき、友達の車で連れていってもらいました。
その名も『黒浜貝塚』という、いまから約7000年ほど前から5000年前の縄文時代前期の貝塚を伴う国指定史跡の集落遺跡。
しかも、『黒浜式土器』の標式遺跡としても重要な遺跡なのです。
友達たちと会う前に、ネットで黒浜貝塚のことを調べてみていたら、私の心に刺さる素晴らしい土器が展示されている!!ということを知り、俄然みんなに会うのが楽しみになりました。
約1年ぶりに会う友達たちと『キッチンあずま』でオモシロランチ
10時半ごろ、蓮田のドン・キホーテで待ち合わせをし、友達の車で、前々から行ってみたかったという『キッチンあずま』というお店に行きました。
キッチンあずまは、開店前から人が並んでいるという、かなりの人気店で、私たちも開店数十分前に到着しました。
数十分前に到着したときには、駐車場があと1台のみというギリギリセーフ(車数台しか停められるないかも)。
私たちは3人だったので、お座敷席へと案内されました。
お座敷は、家族用の席のようで、後ろの壁際には、子供用の絵本などが置いてありました。
私は、洋食オムライスプレートに、友達はそれぞれ、エジプト料理の「コシャリ」、「ハニーマスタードチキン」を注文していました(料理によっては、ご飯の量など選べます)。
エジプト料理のコシャリにはなんと、料理とともに、ツタンカーメンの人形がつきます。
最初、コシャリが運ばれてきたとき、お盆の上にのっているの何!?と驚きました笑。


コシャリの上にのっているタルタルソースは、キッチンあずまのオリジナルのようです。
本場のコシャリは、タルタルソースではなく、赤いトマトソース?のようなものがのっています(たぶん・・・)。
上尾市にある牧場『榎本牧場』で美味しいジェラートをいただきました
その後、デザートにと、これまた友達が行きたいと思っていた「榎本牧場」という、普通の牧場のイメージとはちょっとこぢんまりとしているけど、ウシさんがたくましく生活している牧場に行きました。
ここでは美味しい美味しいジェラートがいただけます。
ウシさんやブタさん、アヒルさんやニワトリさん、モルモットやウサギさんなど見学できます。
榎本牧場を訪れる人は、ほぼほぼみなジェラートを食べて過ごしていました。


と、かわいい動物たちを見学したあと、私たちはジェラートを食べにいきました。
ジェラートの種類も豊富で、シングルかダブルが選べます。
もちろん!いろいろな味を楽しみたいからダブルで注文。
お値段540円くらいだったか?ダブルでも、お手頃価格でした。
榎本牧場で、お土産を少々。
お持ち帰り用のジェラートもありますので、ぜひ!上尾市にある牧場だけど、蓮田からも近いです。
国指定史跡『黒浜貝塚』で素晴らしい土器に出会う!
ジェラートを堪能したあとは、縄文時代前期の遺跡『黒浜貝塚』へと行きました。
先ほども書いたとおり、とっても素晴らしい土器が出土した貝塚で、こぢんまりとした展示室でしたが、めちゃくちゃ見ごたえのある出土品の数々でした。
黒浜貝塚がある場所は、蓮田市役所のすぐとなり。
そして、黒浜式土器などが展示されている場所は『蓮田市文化財展示館』という、蓮田市役所のほぼ目の前にある建物にあります。
ちょっとこぢんまりとした建物のですが、展示されている出土品は素晴らしく、蓮田市の歴史も学べます。
まずは、黒浜貝塚のことをちらりと書いておきます(パンフに書いてあることですが)。
黒浜貝塚は、縄文時代前期の遺跡で、平成18年に国史跡に指定されました。
黒浜貝塚は、どこがすごい遺跡かというと、土器の標式のひとつになっている『黒浜式土器』、縄文時代の海岸線、ボーリング調査や科学的な分析により、当時、海水が入り込んでいた範囲がわかったところを、当時の波打ち際として復元しているところ。
いまでこそ、埼玉県は海なし県ですが、縄文時代のころ、いまよりも温暖だった影響で、内陸まで海水が入り込んでいました。
その海岸線がわかったということは、出土品だけではなく、地形?でもわかったということを示していると思います。
復元した波打ち際は、公園の一部として見学することができます。
東屋にあるオブジェの土器なのですが、このかわいいレプリカを見ただけでも、素晴らしい土器だということが一目瞭然でわかります。
時間の関係上、公園内には行けなかったのですが、ぜひ!公園内も歩いてみたいです。
入館料は無料です。


と、入り口近くの壁際から展示を見ていたのですが、後ろを振り返ると、あのサイトで見ていた素晴らしい土器が展示していました!
こちらが素晴らしい「黒浜式土器」です
黒浜貝塚群天神前遺跡という55号土坑から出土した土器で、入り口にあった剝ぎ取りされた貝塚の断面も、天神前遺跡55号土坑のものです。
この土器を見にきたと言っても過言ではない気持ちでいっぱいです。
素晴らしくないですか!?
このフォルム。
それに、きめ細かな丁寧な文様。
一瞬、諸磯式土器を思い出しましたが、細かく繊細で丁寧な文様は一緒のような気がします。
素晴らし過ぎて、館内を一周しても、名残惜しい気持ちで、土器を見ていました。
本当に素晴らしい土器です。
他、さまざまな土器が展示されていました
他にも、さまざまな土器が展示されていました。


遠く新潟県周辺で作られていた土器『火焔土器』もここ、黒浜貝塚群から出土しています。
ここでも、縄文時代のネットワークに驚かされます。


蓮田市文化財展示館で展示されている土器などを一部ここに紹介しましたが、いやはや何と言っても、最初に紹介した黒浜式土器の素晴らしさ。
こぢんまりとした展示館ですが、この土器を見に来るだけでも価値あります。
わが街の誇れる素晴らしい遺跡群です。
友達に感謝ですね!(家から1キロもないくらいの場所にあって羨ましい)