まにゃブログ(投資・節約・副業・子供のお金の教育)

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積立NISAかiDeCo(個人型確定拠出年金)どっち?徹底比較。併用もおすすめ。

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まにゃです🐈

投資歴10年以上、毎月20万円超を積立投資してます。

 

老後資金を作るために、積立NISAかiDeCo(個人型確定拠出年金)、どっちを始めたらいいのか悩んでいる人は多いのでは?

私はどっちもやってますが、どっちも満額やったら月約6万円になります。

どっちかに絞りたいですよね。

 

私としては積立NISAがおすすめなんですが、投資を始める年齢や収入によってどちらを選ぶべきか異なります

 

1つの答えがあるわけじゃないから、自分で判断できるようになろう!

 

積立NISAやiDeCoはとってもお得な制度なので、よくわからないからと利用しないのはもったいない!

ぜひ一緒に勉強して、賢くお得な制度を使い倒しましょう♪

 

 

この記事を読むメリット

積立NISAやiDeCoについてわかる

積立NISAかiDeCo、どっちを選べばいいかわかる

老後資金を堅実に蓄える第一歩を踏み出せる

積立NISAやiDeCoでどれくらい老後資金が用意できるかわかる

 

 

 

 

積立NISAとiDeCoの特徴

通常、株式や投資信託に投資した場合、これらを売却して得た利益や配当金に対して約20%の税金がかかります。

しかし、積立NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)を利用すれば、利益や配当金に対して税金がかかりません

 

ちなみに、NISAには「一般NISA」や「ジュニアNISA」もありますが、老後資金を堅実に蓄えるという点で「積立NISA」が1番合っているため、それらの説明は省きます。

詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

一般NISA・積立NISA・ジュニアNISAでお得に投資♪選び方や損する場合

 

積立NISAもiDeCoも非課税になってお得なのですが、毎年の投資上限額や非課税期間が以下の通り異なります。

 

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それぞれ詳しく見ていきます。

 

積立NISAの基本情報

誰でも年間の投資可能額は40万円です。

投資した各年から20年間非課税になります。

 

例えば、2020年に投資した分は2039年まで非課税運用できます。

翌年2021年にも投資すれば、その分は2040年まで非課税運用できます。

 

投資期間は2042年までとなっているので、最長2061年まで非課税運用できます。
(現行は2037年までですが、2024年に改正されます)

 

iDeCo(個人型確定拠出年金)の基本情報

iDeCoはなんと、掛け金が所得控除の対象になります。

拠出した掛金を所得から差し引けるため、その分の所得税と住民税が軽減されます。

 

例えば、年収500万円(所得税率20%)の人が毎月1万円積み立てると、年24,000円節税できます。

もし30年拠出し続けたとすると、72万円もの節税になります。

 

しかし、iDeCoは自分で申し込み、掛金を拠出し、運用方法を選んで掛金を運用する私的年金制度であり、年金の1種です。

つまり、年金が受取時に課税されるのと同様、iDeCoも受取時に課税されてしまいます

 

とはいえ、一定額は非課税になります。

例えば一括で受け取る場合は、勤続20年以下の場合、40万円 × 勤続年数が非課税になります。

勤続20年超の場合は800万円 + 70万円 × (勤続年数 - 20年)です。

 

iDeCoの受取時の課税については以下の記事で詳しく説明しています。

iDeCo(イデコ)で運用益が出ていても損をする!?運用コスト・節税効果・受取時の課税まで徹底解説。

 

 

また、iDeCoは60歳になるまで資金を引き出せません。解約をするための条件はとても厳しいです。

ただし、掛け金を減らしたり、拠出を停止したりすることはできます。

 

考えようによっては、老後資金を確実に確保できるのでメリットかもしれない。

 

ふるさと納税をしている人は注意

所得控除された額×所得税率分、納税金額が減るので、ふるさと納税の寄付限度額も減ります。

寄付限度額をシミュレーションする際に、所得控除された金額を所得から引いておきましょう

 

他にも、積立NISAは一括積立可能だけど、iDeCoは毎月積み立てしか選べないといった違いがあるよ。

 

 

 

 

積立NISAとiDeCoはどれくらいお得?

比較しやすいよう、以下の条件で積立NISAとiDeCoのお得度をシミュレーションします。

 

・所得控除後の課税所得300万円(所得税率10%)
・企業型確定拠出年金がない会社に勤める35歳
・22歳で入社
・定年退職は65歳
・退職金1,000万円
・投資開始は2022年1月
・投資は積立NISAとiDeCoそれぞれの上限金額まで行う
・運用商品は全世界株式へのインデックス投資、運用利回り3%

 

全米株式へのインデックス投資でもOK。

 

誰でも投資しやすく、かつ利回りが良いので全世界株式(または全米株式)インデックス投資にしています。

利回りは過去の実績から、20年間投資すれば約3%の利回りが得られるという結果が出ています。

 

積立NISAでいくらお得になる?

積立NISAは年間投資枠が40万円なので、月額であれば33,333円を積み立てることになります。

しかし、それではネット検索で出てくる積立投資シミュレーションで正しく計算できません。


例えば、2042年から投資したものが20年非課税運用されてない結果となってしまいます。

そこで、毎年40万円を年初に一括投資し、それぞれ20年間非課税運用するという条件でシミュレーションします。

こちらのシミュレーションサイトを利用しました。

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売却・受取は2042年から順次行い、2062年(75歳)まで続きます。

毎年約72万円、月額6万円を受け取ることになり、一気に取り崩さなくても大丈夫だろうということで、定年退職後もそのペースで受け取ります。

 

投資額は840万円で、最終的な運用益は約689万円になります。

689万円×税率約20%=約138万円が非課税となりお得です。

 

【これは、誰でも2022年から40万円積み立てれば同じシミュレーションになります】

 

 

iDeCo(個人型確定拠出年金)でいくらお得になる?

続いてはiDeCoの場合のシミュレーションです。

iDeCoの掛金上限額は人によって異なり、会社員で企業型確定拠出年金に加入していない場合、月23,000円拠出できます。

 

また、会社員で60歳の定年後も、雇用延長などで厚生年金に加入して働く人は、自動的に国民年金の被保険者となるので、65歳まで拠出できます。

 

35歳から始めて、65歳になるまで31年間、積立投資を続けます。
こちらは新生銀行のシミュレーションを使いました。

 

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投資額は約856万円で、最終的な運用益は約547万円になります。

547万円×税率約20%=約109万円が非課税になりお得です。

 

続いて、所得控除によってお得になる金額を計算します。

拠出額23,000円×所得税率10%×12ヵ月×31年=855,600円も節税になります。

 

後は受取時の課税額の計算です。

受け取り方には「一時金として一括受取」と「年金として分割受け取り」、「前述2つの組み合わせ」の3パターンがあり、それぞれ課税額が異なります。

 

年金受け取りの場合、公的年金の収入金額の合計などによって控除額が異なります。

また、会社に勤めていて厚生年金を受け取る場合は、満額控除というのは難しいため一括受取とします。

 

さて、65歳の定年退職時に、退職金1,000万円とiDeCoの運用資金1,402万円を受け取った場合いくら課税されるでしょうか?

 

退職所得控除額は20年以上勤続した場合、800万円 + 70万円 × (勤続年数 - 20年)となります。

ここで、勤続年数が退職金とiDeCoでは異なります

退職金の場合は、退職金をもらう企業での勤続年数となるため、65 - 22 + 1 = 44年です。

一方、確定拠出年金における勤続年数は、企業型確定拠出年金iDeCoの加入者期間を合算した期間なので、65 - 35 + 1 = 31年です。

 

これをどう計算したらいいのかわからないため電話で税務相談したところ、「計算は複雑なので具体的な金額を持って税務署へ相談に来てください」とのことでした。

 

ということで、シミュレーションでは安全に見積もるため、勤続年数が短い31年の方で計算式に当てはめて計算します。

800万円 + 70万円 × (31年 - 20年)= 1,570万円

退職金1,000万円 + iDeCo1,402万円 - 1,570万円 = 832万円

退職所得の金額は 「退職所得控除後の金額 × 0.5」なので、416万円に対して課税されます。 

 

退職金の支払を受ける時までに、「退職所得の受給に関する申告書」を出しているかどうかで税率が変わるのですが、課税される退職所得が416万円であれば税率約20%なのは変わりません。

416万円 × 0.2 = 約83万円 が税金として差し引かれます

 

控除金額は勤続年数や退職金の額によって異なるので要注意。

 

結局、どちらがお得?

結果、iDeCoでは総額約112万円お得になり、受け取れる資金は1,400万円になります。

一方、積立NISAは約138万円お得になり、受け取れる資金は1,598万円になります。

あくまでこれは、シミュレーションを行った年齢・退職金額等の場合です。

 

積立NISAは成人であれば誰でも同じシミュレーション金額になります。

一方、iDeCoは若いうちから始めるほど節税額や受け取れる資金は大きくなります

ただし、退職金額が大きい場合は、受取時の課税額も大きくなってしまいます

 

ひとまず、今からやるのにおすすめなのは積立NISAです。

なぜなら、年内に口座開設・取引開始することが可能で、年間非課税枠40万円分を使うことができるからです。

しかも、iDeCoほど複雑ではありません

 

 

積立NISA口座の開設方法 

NISA口座の開設の仕方は、普通の証券口座とほぼ変わらず、ネット経由で証券会社に必要書類を提出するだけです。

 

口座開設は楽天証券で行い、楽天カード払いにするのがおすすめです。

積立NISAで年間40万円、楽天カード払いで投資したとすると、その1%の4千円がお得になります

※2022年9月以降、一部を除き還元率は0.2%に引き下げられてしまいます

 

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それだけでなく、楽天証券 は全体的に手数料が安く、投資信託などの商品ラインナップも充実しています。

 

楽天証券 のホームページ内の「口座開設」ボタンから申込みでき、本人確認書類をネットでアップロードする場合は1~2営業日で取引が可能になります。

 

また、郵送での申込みでも1週間~10日間で取引が可能になります。

 

 

資金に余裕があれば併用しよう

もし、ゆとり資金があって、年間約70万円投資に回せる見込みがあるのであれば、ぜひ積立NISAとiDeCoを併用しましょう。

今回のシミュレーション結果では、2つ併せれば約250万円もの節税になり、老後資金として約3,000万円準備できます

 

ただし、シミュレーション結果はあくまで試算です。

実際は資産がマイナスになることもあるため、リスクをよく理解してから投資しましょう!

 

以上、この記事がお役に立てば嬉しいです♪

 

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