黒猫くーすけの資本家への道

黒猫くーすけが、猫らしい生活を取り戻すため資本家を目指しています。

"炭鉱のカナリア"に異変・・・か?(相場雑感)

くーすけです。
今年も紅葉が綺麗でしたね。近くの公園の紅葉が彩り良く、つい写真に収めました。
f:id:kuronekokusuke:20211203224450j:plain
さて、私が定点観測している指標の一つに異変がありました。
米国10年債利回りと米国ハイイールド債利回りとのスプレッド(差)です。
www.kuroneko-investor.com
11月26日時点で3.35%に跳ね上がりました。
11月19日時点の2.88%から、実に0.47%の上昇です。
2021年2月から3%割れの状態で推移していましたが、ここにきての急上昇です。

f:id:kuronekokusuke:20211204150930p:plain
米国ハイイールド債のスプレッド推移(筆者作成)

これが何を意味するのか。
これは、VIX指数と同じく、投資家の心理状態をよく表すと思います。
投資家心理が、直近10ヵ月間で最悪の状態であることを示唆しています。
その背景にあるのは、やはりFRBの早期利上げ観測でしょう。
投資家は早期利上げを恐れている、それが数字として表れてきています。

実体経済を見ると、11月の米国ISM製造業景況感指数は61.1pと極めて良好です。
11月の中国製造業のPMIも、50.1pと好調に転じています。
ただ、「景気は気(心理)から」「株価は景気に先行する」という言葉もあり、先行きがどうなるか分かりません。

ちゃんとした準備をして臨めば、下落相場も悪くありません。
配当金収入の最大化のためには、増配を期待できる株を安く仕込めるのはチャンスだとも言えます。
そのチャンスを生かせるよう、私は、現金比率を少し高めています。
みなさんは、冬を迎える準備は大丈夫ですか?

※この記事は私の個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。

長期投資ランキング