憲法9条改正しないなら意味がない

 

 

 

 

 

 自民党案の4項目である自衛隊明記、緊急事態条項、参議院定数、教育改革などに加えて、農政改革などを議論しているようだが全く茶番でしかない

 

 全ての項目を議論して、近代的な自主憲法に改正すべきであるが今の政治家の発想では不可能に近いだろう

 

 少なくとも憲法9条に係る自衛隊の明記さえできれば一気に日本は変わる

 

 何故ならば世界が日本を見る目が変わるからだ

 

 憲法上で自衛のための交戦権が認めればほぼ普通の国に復帰したと見るだろう

 

 そのことによって、中国、ロシア、北朝鮮、韓国はガラリと態度を変えてくることになる

 

 自衛隊の実力は憲法で抑制されていたが自衛隊が憲法上で正式に認められることは戦後の日本にとって、画期的なことであると同時に歴史的な転換点となるだろう

 

 日本は憲法が戦力を保持しないとか、交戦権は認めないと書いてあっても集団的自衛権は行使できると現憲法下で公言する同時に世界第三位の軍事大国に躍進する防衛3文書の安全保障政策を推進してるのである

 
 自衛のための戦力保持や交戦権が憲法上で正式に認められることで自衛隊員の身分も軍人として正式に保障し、待遇できるなどその軍隊としての体制化や法制化は従来とは比べ物にならないくらい進化するはずだ

 

 また、従来の自衛隊の及腰的な警戒体質や事勿れ主義は一変し、威厳ある真っ当な態度で周辺国の過剰な干渉や不法侵入に対しても堂々と対峙することになる

 

 とにかく、憲法に自衛もしくは自衛隊と云う文言が入れば良いので文面など他の野党とどんな妥協案の文言になろうとも『自衛という2文字』さえ入れば良いのである

 

 第二次世界大戦に向けた軍隊が「天皇の統帥権」を拡大解釈し、政府の方針を無視して勝手に軍事作戦を強行した日本人の知恵は幸か不幸かまさにこのような時代の要請で必ず再来するに違いない

 

 ある意味で政府や軍隊の暴走し、文民統制が効かなくなる危険性があると危惧する輩も多少出てくるとは思うが現在のように国民が多様な情報に接することができる時代ではさほど心配する必要はない

 

 それよりも年々軍事力拡大や対日政策を変容させる中国、ロシア、北朝鮮などからの内政干渉やスパイ工作を防止しするためにも日本自身が変わるべき時代が到来していると再認識すべきであろう

 

 したがって、憲法9条に踏み込まない改正案などを国民投票で決めることは国費の浪費と言わざるを得ない