編集

穴なし天然石の巻き方 / ハート形カボションをワイヤーラッピング -レシピ33-

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング

カボションと言えば丸や四角や涙型が定番で、ハート形はちょっと特殊な形です。でもハート形カボションも、今回解説するやり方で簡単にワイヤーラップペンダントにすることができます。

背面に少しだけワイヤーウィーブを使いますが、ワイヤーをかぶせてしまってほとんど見えないので、間違っていたり雑だったりしても問題ありません。

気軽に挑戦してください。

用意するもの Tools And Materials

Eng
  • #22(0.7mm)ワイヤー #22(0.7mm) Round wire
  • #30(0.3mm)ワイヤー #30(0.3mm) Round wire
  • 17mm×15mm ハート形カボション 1個 1 Piece 17mm×15mm Heart shaped cabochon
  • バチカン 1個 1 Piece Pendant clasp
  • ラウンドノーズプライヤー(丸ペンチ) Round-nose pliers
  • チェーンノーズプライヤー(ラジオペンチ) Chain-nose pliers
  • ニッパー Wire cutters

🔸今回の作品で使うワイヤーウィーブはバスケット編みです。簡単なワイヤーウィーブですが、もしもこの記事の説明で分からなかったら、過去に解説記事を書いているので、そちらも参考にしてみてください。

【ワイヤーの編み方講座#3】 バスケット編み | K's Wire Art

【ワイヤーの編み方講座#3】 バスケット編み | K's Wire Art

ワイヤーアートの基礎技法、ワイヤーウィーブの解説第3回目。今回はバスケットのようなかわいい編み目模様の作り方を解説をします。網み目の間から向こうが透けて見える面白いパターンです。

作り方

Step. 1

20cmの#22ワイヤーを用意してください。

中心をラウンドノーズプライヤーの4mmくらいの部分で曲げ、交差させます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step1

ワイヤーの端を引っ張って少し拡げ、プライヤーで曲げた部分の下1cmくらい(緑でハイライト)を平行にします。ワイヤーとワイヤーの間が3mm位になるように整えてください。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step1
穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step1

Step. 2

ワイヤーウィーブをします。25cmの#30ワイヤーを用意してください。

step1で曲げた部分を左にして持って、下側の#22に#30の左端を2~3回巻き付けます。step1で曲げた部分を右にして持って、下側の#22に#30の右端を2~3回巻き付けます。写真と同じ向きで巻いてください。(#20ワイヤーの上から裏側へ、#20ワイヤーの下から表側へ)
写真よりはもう少し左のくびれているところに巻いてください。写真よりはもう少し右のくびれているところに巻いてください。(写真を撮るときにずれてしまいました。)

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step2

Step. 3

#30を上の#22に裏側から引っかけます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step3

上の#22に2~3回巻きます。
力を入れすぎて#22の間が狭くならないように気をつけてください。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step3

Step. 4

下の#22に裏側から引っかけます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step4

下の#22に2~3回巻きます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step4

Step. 5

step3と同様に、上の#22に裏側から2~3回巻きます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step5

step4と同様に、下の#22に裏側から2~3回巻きます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step5

Step. 6

step5を繰り返して、1cm弱編んでください。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step6

巻き始めと巻き終わり部分の#30を切り取ります。ワイヤーの端が飛び出ていると危ないので、しっかり根元から切るようにしてください。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step6

Step. 7

バスケット編みの下部分を大きく拡げます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step7

バスケット編みした部分をカボションの裏に設置します。step1でラウンドノーズプライヤーで曲げた部分をハートの上にはみ出させてください。

この「ラウンドノーズプライヤーで曲げた部分」を今後「環」と呼びます(環じゃないけど)

Step. 8

バスケット編み部分が左右や下にずれないよう注意しながら、ワイヤーを表側に曲げます。

ワイヤーの先を環に差し込み、カボションの裏で交差させます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step8
穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step8
穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step8

Step. 9

交差させたワイヤーを3~4回ねじって、バスケット編み部分に重ねます。

ワイヤーを表側に曲げて、step8の内側に沿わせます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step9

ワイヤーの先を環に差し込んで、チェーンノーズプライヤーで外側に引っ張ってカボションをしっかり固定します。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step9
穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step9

Step. 10

ワイヤーの先を環に2回巻き付けます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step10

ワイヤーが環の中から裏側へ向かっているところで余りを切り取ります。
切り口の辺りを指でこすってみて、引っかかるようなら飛び出ている部分を切り取り、端をプライヤーで押さえます。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step10
穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step10

ワイヤーの位置を整えたら完成です。

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング step10

Fin

穴なしハート形カボションをワイヤーラッピング 完成