ミニ四駆の改造に、FRPやカーボンなどのプレートは欠かせません。
しかし使う数や手に入れやすさを考えると、カーボンよりFRPの方が選択肢。
そんなFRPも、見た目を少しでもかっこよくすることで使いやすくなってきます。
✅この記事の内容
- マッキーとヤスリでFRP感を隠す
- FRPの表面を耐水ペーパーで変えていく
- 磨く以外にも見た目と強度を変化
この記事では、ヤスリを使ったFRP磨きの方法について。
マッキーでの塗装や、瞬間接着剤での強度アップについても紹介します。
ミニ四駆でマシンを改造する場合、カーボンプレートを使うことで見た目もかっこよくなってきます。
しかし実際は、パーツの価格や手に入れやすさからFRPでの改造の方が多いです。
そんなFRPプレートの見た目も、身近なものでかんたんにかっこよくすることが可能です。
- 耐水ペーパーで艶消し加工
- マッキーでカラーを変える
- 瞬間接着剤で強度をアップ
マシンに使用するFRPを一工夫するだけでも、見た目も性能も変化。
自分なりに考えて改造したマシンだからこそ、FRPでもそれなりにかっこよく仕上げることが大切です。
マッキーとヤスリで、FRP感を隠していく
FRPの側面部分をヤスリで削る
FRPとカーボンの違いのひとつが、プレートの見た目。
FRPの場合は白い部分が目立ってしまいますが、ひと手間加えることでFRP感を隠す加工ができます。
まずはFRPプレートの側面部分から加工。
側面を400番くらいのヤスリで削っていきます。
表面がザラザラしているので、そのザラザラを整えていくイメージ。
表面を整え終わったら、そこから800~1000番くらいまでヤスリの番手を上げていきます。
少しずつヤスリの番手を上げて整えていくことで、側面がキレイな仕上がりになっていきます。
FRP感の出る白い部分を、マッキーで加工
次に、特にFRPの特徴にもなってくる白い部分を加工していきます。
この時に使うのは、どこにでもある「黒のマッキー」。
ペン先が太い方が、作業効率も良くなってくるのでおすすめです。
加工はかんたんで、マッキーでFRPの白い部分を塗装。
マッキーの塗料が染み込むことで、FRPの見た目が変わります。
マッキーを塗り終わったら、1000番以上のヤスリで表面を磨いていきます。
ヤスリで削りながら色が落ちた場合は、マッキーを塗り直しながら馴染ませていけば大丈夫です。
商品リンク:ゼブラ 油性マーカー ハイマッキー P-MO-150-MC-BK 黒
耐水ペーパーで、FRPの表面を艶消し
耐水ペーパーを使って、表面の仕上がりを工夫
FRPの側面部分をマッキーで塗ったら、FRPの表面も加工していきます。
FRPの表面を「耐水ペーパー」で水研ぎしていくことで、通常のFRPとは違った表面の仕上がりになります。
今回は、「やすりの親父フィルムスティック」を磨くのに使用。
1000番で仕上げることで、表面が滑らかに仕上がります。
100均などにも耐水ペーパーは売っているので、そちらでも同じような加工は可能です。
商品リンク:ピットロード やすりの親父 フィルムスティックやすり 1000番 ホビー用ツール PY04
水研ぎ後は、マットな仕上がりに
耐水ペーパーを使って、FRPの表面を水研ぎしていきます。
耐水性なので、水を垂らしながらの研磨作業。
実際にヤスリがけをしてみると、FRPを磨いてる最中はあまり変化を感じません。
しかし磨き終わって乾くことで、見た目に変化が出てきます。
磨き終わることでFRPの表面の艶も消え、マットな仕上がりになっているはずです。
FRPの見た目と強度も加工が可能
削る前に瞬間接着剤で強度をアップ
瞬間接着剤をFRPに染み込ませることで、強度を上げることもできます。
FRPとカーボンの違いは、見た目のほかに強度面もあります。
そんな強度面の差を少しでも補えるようにするのが、瞬間接着剤を流し込む方法。
使うのは、粘度が低く染み込みやすい瞬間接着剤です。
今回使用しているのは、ミニ四駆の改造でもよく使われている「Waveの×3S」。
この接着剤をFRPの側面から染み込ませることで、そのままFRPを使う場合よりも強度が出てきます。
ヤスリで削る前に瞬間接着剤を染み込ませておくことで、見た目だけでなく強度面も変化をつけることができます
商品リンク:ウェーブ マテリアルシリーズ 瞬間接着剤×3S 低粘速硬 プラモデル用接着剤 OM-016
見た目の色を変えられるのは、FRPだけ
FRP磨きの際に使うマッキーの色を、マシンカラーに合わせて変えることで見た目を大きく変えることもできます。
ミニ四駆のマシンの改造、特にFRPやカーボンは黒がほとんど。
そんな黒い部分を好みの色に変えることができるのは、FRPでしかできない加工になってきます。
自分のマシンにオリジナル感を出したい場合、FRPの色を変えるのもおすすめ。
マッキーの色を好みの色にして磨くだけで、他のマシンとは違う仕上がりにできます。
商品リンク:ゼブラ 油性マーカー ハイマッキー P-MO-150-MC-R 赤
身近なもので、FRPの見た目と強度を補う
カーボンを使わないマシンでも、FRPの見た目や強度を変化させることで違いが出てきます。
FRPの加工に必要な物も、身近にあるものだけ。
- 艶消し加工のための「ヤスリ」「耐水ペーパー」
- FRPの見た目を変える「マッキー」
- FRPの強度を上げる「瞬間接着剤」
このひと手間を加えるだけでも、FRPよりカーボンが良いと言われるFRP感や強度面も補うことができます。
特にFRPの色を変えてマシンの見た目を変えるのは、カーボンではできない加工。
そんなFRPの良さを活かした改造も、マシン改造のひとつの選択肢になってきます。
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