Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

変化朝顔とタマノカンザシ

2022年07月02日 15時05分00秒 | みんなの花図鑑

  📷2022年7月2日
  猫の額で色が乗っているのは、このニワウメの実くらいかも 汗
  (画像をクリックすると大きな画像が表示される。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
 気の利いた花に乏しい。草木で色が乗っているモノは数が少なく、このニワウメをはじめ数種しかない。
 キャリアの浅い愛好家の限界がここに露呈している。

 ニワウメに関して言うと、つい先日、花が終わり、伸びてきた枝葉を剪定した。
 その折、この一枝だけを残し、実の付いた枝もろともばさばさとぶった切った。
 利休の朝顔の逸話、ご存知の方も多いと思う。
 かいつまんで言うと、利休邸に朝顔が見事に咲いているという話を聞きつけた秀吉、早速茶の湯を所望して出かけてみると・・・。
 庭には朝顔一輪だになく、呆気にとられていると、利休、平然とした顔で秀吉を茶室に招じ入れる。
 その床にはたった一輪、選び抜かれた見事な朝顔が活けられていた、なんて話。
 侘び寂びのあり得べき姿として語られることの多い逸話の一つだが、こんな小さな齟齬の積み重ねが後の悲劇へと繋がっていったのではなんて思うのは穿ち過ぎか。
 あっ、もちろん、そんな意図があってニワウメを刈ったわけではない。今年は、予想外に伸びてしまったための剪定だ。

 7月中旬ほどになれば、猫の額でも変化朝顔の種から芽生えた花がいくつか咲くことだろう。下記が、その候補者の面々だ。
 大丈夫、猫の額では朝顔は咲けば咲いたまま、無暗に理屈をこねて刈り取ることなく、あるがままの姿をご覧頂こうと思っている。
 変化朝顔だからと言って、必ず出物が咲くとは限らない。ごくごくフツーの筒白丸咲きなんてやつが、あっちでもポっ、こっちでもポっと咲き始めるのがおちなのだよ。



 いまはまだ葉だけで、なんの面白さも感じない、仰る通りである。でもね、葉が縮れていたり、くるっと丸まっていたり、斑が入っていたり、丸かったり、細長かったりと、通常の並葉と言われるモノとちょっと異なるのがわかるだろう。
 そう、フツーじゃないってのがある意味変化の証ってことで、俄然花が気になってくる。早く花が見てみたいなぁ~。

   📷2022年7月2日:タマノカンザシの八重咲きの住処は坪庭。昨年はこんな風に咲いていた。

   📷2022年6月28日:鉢植えのタマノカンザシが一重咲き、昨年仲間に加わった。

 猫の額には、三種のギボウシ(ホスタ)の仲間が住み着いている。
 三種? いや、二種かな? タマノカンザシの一重、八重、そして、かつてはヒメギボウシと呼ばれた矮小種のギボウシだ。
 育ての親の方に言わせると、あまりにも見事に咲いたので、八重の方の開花は今年望めないのではという話だ。そこで、一重を送ってくださった。

   📷2022年7月2日:ヒメギボウシ、あまりに蔓延ったので処方を転々、いまは犬走りが仮の住まいとなっている。

 ヒメギボウシ、あまりに蔓延ったので処方を転々、いまは犬走りが仮の住まいとなっている。
 鉢植えの頃は20㎝に満たない程で、なんとまぁ可愛いものよと思っていた。ところが、地に下したところずんずんと伸び、いまや30㎝越えなのだ。もう、姫とは呼べない。

   📷2022年6月26日:ラバンディン・グロッソが、いまを盛りと咲いているのを忘れていた 汗

 確か、2014年ころのことだと思う。埼玉県飯能にある「生活の木 薬香草園」から連れてきたラバンディン・グロッソである。イングリッシュラベンダーとスパイクラベンダーとの自然交配や人工交配によって生まれた品種といわれる。
 美味いパンがあると言われたので訪れた。ハーブのことなど、なにも勝手がわからなかった。それでも行ったついでとばかりにパンとともに勢いで求めたモノがこれだった。いまでは、変に徒長してしまいとても格好が悪い。それでも、時期ともなれば、このようにしっかりと咲いてくれる。



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まっ、まさかのオオバノトン... | トップ | センニンソウ属の仲間と路傍... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
期待を持ちました (ninbu)
2022-07-02 20:46:15
kiteさん、こんばんは。
変化朝顔の出物候補せいかどうかは葉の形で決まるのですね。
わが家の朝顔の中にも、葉が縮れていたり、丸まったりする
ものが見受けられます。成長不良かと思っていました。
そうではなく、出物候補と聞いて期待を持ちました。
kiteさんではないですが、早く花が見てみたいなぁ~です。(笑)

今のところ、発芽した朝顔は全てが順調に成長しています。
同じプランターに沢山植えたので、お互い干渉しあって混乱
して、どの品種がどれなのかわからなくなっています。
花が咲いたら見分けがつくのでしょうか?
気長に取り組みます (~_~;) (Kite.com)
2022-07-03 19:42:20
あっ、なかなかそうとも言えないわけで・・・。

Ninbuさん、こんばんは。

一筋縄ではいかない、そういうことなのではないでしょうか。
ここまで来たが、ここから先は神のみぞ知る、なんて。

僕は、いろいろな制約があってそれほどで数多く播種するわけじゃないのですが、先般ご紹介したkさんはとてもたくさん種を蒔くようです。それでも、その中からこれぞというやつはなかなか出てこないらしいです。
だからこそ、江戸のころは、一獲千金を夢見てさまざまな人々が夜も日も明けず朝顔に血道をあげていたのかも。
もう、やることやったら、というか、種を蒔いたら、あとは果報は寝て待ての世界で、それでも叶わないのがこの世界のようですよ。

未曽有のお天気が続いてますので、水遣りだけはしっかりと施して、花が咲くまで見守るしかないのでしょうね。

この時期、しかとこれがとわかるのは、渦などでみられる「石化」なのではないでしょうか。今年は、渦だけで20以上蒔いてみましたが、残念ながら石化は確認できませんでした。去年と同じく、筒白丸咲きの青を愛でるしかないようです。

今年叶わずとも、気長に種を取って代を重ね、新しい血を入れて、夢を実現させましょうね!

コメント有難うございました<(_ _)>

コメントを投稿

みんなの花図鑑」カテゴリの最新記事