炎症性乳がんを発症し、余命三か月と告げられていた田原節子さんの闘病記です。
余命宣告をされてからどんどん命を伸ばし、前向きに治療をする田原さんの力強さがよくわかります。
文章がものすごくうまいのでどんどん読み進めることができます。ご自身の炎症性乳がんという大病に向きあう姿がとても美しいです。抗がん剤治療がとても辛そうでした。
ご主人の田原総一郎さんの「プロローグ」が愛が溢れています。
田原さんが亡くなるまでの二か月間の経緯を次女の綾子さんがメモに綴っており、こちらも母と向きあっていることがよくわかり愛が溢れています。
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遺書 笑う乳がん闘病記
著者 田原節子
発行者 谷山尚義
発行所 株式会社集英社
2004年10月10日第1刷発行
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