HSPなら共感できる?他人から驚かれる子なしの理由

みお

こんにちは、みお(@miocatebig)です。
今回は、HSP&子なしについてのお話をします。

”PTA活動が不安だから子なしを選択しようか悩んでいる”

先日、ネットの掲示板でこんな質問を見かけました。

回答欄には「そんな理由で?」という驚きの声が多く記載されていましたが、この質問に対し、筆者は何度も首を縦に振りたくなるほど共感したんです。そこでこの記事では、HSPあるあるなのでは?と感じた、HSPが子なしを選択する理由についてお話します。

目次

HSPは人付き合いが苦手

例外はあるものの、多くのHSPは人付き合いを苦手としています。人と会ったあとで極度の疲労感に襲われたり、約束を憂鬱に感じたりするケースは多いです。それは、どれほど仲の良い相手でも変わりません。

しかし子どもが生まれれば、PTA活動やママ友との交流などで人付き合いは多くなるでしょう。そのため掲示板の質問者さん同様に、以前の筆者もこうした付き合いを憂鬱に感じていました。「子どもが生まれたら、自分はどれだけのストレスを受けるのだろう」という不安も常に抱いており、子どもに関する人付き合いを避けるため、子なしを選択をする人は一定数いるだろうとも考えていたのです。

筆者がHSPを自覚したのはDINKsになったあとですが、今は子なしを選択して良かったと心から思っています。他人が聞けば「そんな理由で?」と思われる人付き合いも、HSPには子どもの有無を考えさせられるほどの大問題です。PTA活動など、もってのほかと言えるでしょう。

HSPが人付き合いを苦手とする理由

HSPが人付き合いを苦手に感じる理由はさまざまです。以下で項目ごとにご紹介します。

他人の感情が気になる

HSPは他人の感情を過度に気にします。そのため、常に人の顔色をうかがってしまう点が特徴です。

相手の声のトーンが少しでも落ちたり表情が曇ったりすれば、「何か気分を害しただろうか」「楽しめていないのだろうか」と不安を抱えることもしばしば。その結果、他人に気を遣いすぎて気疲れしてしまい、人付き合いを苦手に感じてしまいます。

物事を深く考えすぎる

雑談をする時ですら慎重になってしまう点も、HSPの特徴です。言い回しを深く考え、相手の反応を気にします

また、発言したあとに後悔して悩むケースも多いです。「自分の言葉が相手に誤解されていないか」「相手を不快にしていないか」などの不安を抱え、帰宅してから長時間考え続けることも。こうした悩みに翻弄されやすいため、HSPは人との交流が苦手です。

他人の意見に流されやすい

HSPは他人の意見に流されやすく、無理にペースを合わせてしまう傾向があります。これは、他人からの評価を気にしてしまう気質のためです。

相手から嫌われることに不安を感じ、自分の本音を隠します。こうして他人に合わせすぎるため、疲労やストレスが膨らんでいくのです。

そもそも1人が好き

HSPは1人で物事をじっくり考えるのが得意です。反対に、人と一緒に行動していると数時間で疲労してしまいます。

どれだけ気の合う相手でも、脳が刺激に敏感なため疲れが溜まる点が特徴。こうした気質を持っているため、人付き合いを苦手に感じるケースも多いです。

HSPは人付き合い以外にも苦手なことが多い

仕事やタスクに対して苦手なことが多いのも、HSPの特徴です。

ペースを乱されると混乱する

マルチタスクを苦手とするHSPは、自分のペースを乱されるとパニックに陥ります。これは刺激に敏感な脳の仕組みが影響しており、急かされると集中できなくなったり情報処理が追いつかなくなったりします。

加えて、作業中に誰かに声をかけられることも苦手です。HSPは、静かな場所で落ち着いて作業することを好む気質と言えるでしょう。

人に見られると緊張する

人からの評価を過度に気にするHSPは、人の目がある場所での仕事が苦手です。相手が自分をどう思っているかを気にしてしまい、本来の能力を発揮できません。

「仕事が遅いと思われていないか」「誰かと比較されていないか」「ミスを指摘されないか」など、相手からの評価に気を取られて緊張してしまうのも、HSPあるあるです。

完璧主義者

HSPは完璧を求める傾向があるため、作業に時間がかかります。また、小さな物事にも気付きやすく、それについて熟考するのも特徴です。

そのため、スピードが求められる作業が苦手。逆に、丁寧かつじっくり進められる作業であれば得意です。

すぐに落ち込む

非HSPであればすぐに忘れられる些細なミスでも、HSPは深く落ち込み悩みます。それが原因で夜眠れないこともあり、心身の疲労が回復できません。

自己肯定感も低いため、「自分はダメだ」と否定的になることも。子どもが生まれれば人との関わりが増え、落ち込む頻度が増える可能性が高まります。

HSPは苦手の程度が強い

上記のような理由は、非HSPの人からすれば「そんなの大抵の人は同じでしょ?何を甘えているの?みんなやりたくないけど子どものためにやってるんだよ」と言いたくなるかもしれません。しかし、HSPは苦痛の程度が周囲の人とはまるで違うのです。

それこそ恐怖や強いストレス、翌日立ち上がれなくなるような疲労を抱えるレベルの人もいます。そのため、冒頭でお伝えした”PTA活動が不安だから子なしを選択しようか悩んでいる”という掲示板の質問も、筆者は痛いほど理解できるのです。

近所で立ち話をするママ友グループを見ると「私なら、あの時間を使って家事を済ませ、余った時間でゆっくりしたい」と考えてしまいます。しかし、もし子どもがいればママ友との付き合いをおろそかにはできないでしょう。HSPは人の顔色をうかがってしまうため、適当に会話を切り上げて自分だけ帰るることもできません。

HSPは幼少期から「そのくらいで」「気にしすぎ」「真面目すぎる」などの言葉を投げられがちです。しかし、他人から見れば「そのくらい」の出来事でも、HSPにとっては夜も眠れないほどの一大事になることは多くあります。だからこそ、HSPは自分の心に正直に、自分を守り、労わることを意識することが大切です。

他人から驚かれる子なしの理由まとめ

この記事では、HSPなら共感できるのでは?と筆者が感じた掲示板の質問についてお話しました。刺激に敏感で疲れやすいHSPが子どもを育てるのは、非HSPよりも大変だと思います。

もちろん世の中には、HSP気質を抱えながら子育てをしている女性もたくさんいるでしょう。だからといって、「自分も子育てしなきゃ」などと思う必要はありません。がんばっている人のことは素直に認めつつ、あなたは自分自身を守るための判断をすることが大切。強度HSPの選択子なしである筆者は、DINKsとなった現在、つくづくそう感じています。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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