術後4日めの様子
術後4日以降はしばらく家でゴロゴロする日々です。先日の診察で「昼間はできる範囲でうつ伏せを」と言われたのですが、それでも沢山うつぶせした方が閉鎖が早くなる気がして、1日2～3時間、可能な限りうつ伏せしていました。ほとんどがリビングのテーブルの上で、顔クッションに頭をのせて、ラジオを聞いてました。ただうつ伏せは、本当に首と肩がキツイ。我慢の限界までうつ伏せしては、しばらく顔をあげて家の中をウロウロ。そんな繰り返しです。
＜術後4日めの見え方＞
4日目になると、時々襲ってくるピリとした目の痛みもすくなくなりました。その一方で気になってきたのが瞼の内出血と充血です。日を追うごとに瞼が、まるで殴られた様に赤黒くなってきて、白目も真っ赤に充血しています。かなり異様な風貌になってきて、とてもじゃないですが外は歩けません。特に心配だったのが瞼。この時はこのままシミになって残るんじゃないかと不安だったのですが、その後1週間ほどで徐々に薄れて、しばらくすると完全に元通りになりました。
術後5日・6日めの様子
＜術後5日めの見え方＞
この日の見え方はこんな感じ↑。ガスのラインが日々下がっていき、その隙間から景色が大分見える様になりました
＜術後6日めの見え方＞
日がたつにしたがって、ガスのラインは下に下がってきて、6日めでちょうど半分くらいでした。そしてこの外の景色がクリアに見える様になって初めて気づいたのが、景色が歪んでいること。手術前の、1か所が異常にすぼまった見え方とは違って、景色の全体像はわかるものの、それがおおきく傾いているのです。手術しない目でみるとまっすぐに見える景色も、手術した目だけでみるとそれが45度くらい変形して見えるのです。
「ええー私の目どうなったの。手術失敗？？」不安になってネット検索をアレコレするも、欲しい答えはどこにも書いてありません。こんな時に気軽に担当の先生に相談できたらどんなにいいだろうと思ったのですが、大病院の先生に電話をして問い合わせをするのもためらわれ、とにかく数日経過をみることにしました
術後7日、8日めの様子
この日はいよいよシャンプーに挑戦してみました。術後3日めからは顔から下の入浴が、4日めからはシャンプーも解禁されていたのですが、なにせ目に入るのが怖くて、数日ためらっていました。でも冬場とはいえ、さすがに1週間も髪を洗わないのは我慢の限界。頭皮のべたつきや臭いが気になってきたので、重い腰をあげてやってみました。普段何も考えずにやっているシャンプーですが、「目を濡らさないこと」という条件がつくだけで、二人がかりの大仕事になります。ただ最初はかなり大変な作業も、3～4回すればコツがつかめます。だんだんと楽になるので大丈夫です。
＜術後7日めの見え方＞
この日から、小さい「糸くず」のようなものが現れはじめました。そして視界のゆがみは変わらずです。手術をした左目と右目では見えている景色の「角度」も「大きさ」もまるで違って見えます。右目でみているものを左目でみると、景色が傾き、大きさが7割くらい縮小されて見えるのです。左右で見えている景色が違うため、脳の調整が追いつかないんだと思います景色が2重にダブって見えました。不快感と不安が入り混ざる景色を眺めながらはじめて、「このヘンテコな景色は本当に治るのか？そもそも手術して本当に良かったのか？」と思いつめた1日。そんな不安を抱えながらうつぶせで過ごした時間は本当に辛かったです。術後から今までを通しても、一番精神的に過酷な日々でした
＜術後8日めの見え方＞
ガスのラインは変わらず、糸くずがどんどん増えている感じでした。景色の歪みは変わらず、悶々とした日々が続きます
術後10日目の様子（検診）
この日は病院での検診日。不安なことを担当の先生に相談しました。「景色が2重にみえること」、「糸くずがみえること」など。答えは、「景色の歪みに関しては、手術をした目の筋肉が硬直して動かないことが原因かも。しばらく様子を見てみましょう」「糸くずは、目の組織の一部が剥がれたもので心配はいりません。そのうち落ち着きます」と。確かにその後数日すると、糸くずは殆ど見えなくなり、ゆがみは少しづつ少しづつ治まっていきました。
この日の検診は問題なしで、円孔は殆ど閉じていると言われました。視力も0.1から0.4に回復しているので「順調ですよ」と微笑みかけられたのですが、実は複雑な胸の内。というにも、この時の視力検査も殆どカンで答えたからです。実際はそんなに回復してないんだろうなと思いつつも、円孔が殆ど閉じているという事実は、とても嬉しかったです♡
＜10日めの見え方＞
ガスはのこり20％ほど。歪みも糸くずも健在です。先生から「ガスはあと2～3日で消えそうですね。消えたら仰向けに寝ていいですよ」と。仰向け解除のお達しをもらえたのが、何より一番嬉しかったです♡
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