pben’s blog

独り社長の酒場トーク

野球がつまらない

「これの何が面白いの?」とは留学時代のルームメイトのイタリア人、ダビデの質問でした。


熱闘甲子園ですか?今まさにやっていますよね、夏の甲子園高校野球。熱闘じゃなくて熱湯でしょもはや 笑

実は小学生低学年時代、俺ら世代って幼き頃、野球やってた人多いと思うんですが、オイラもやってたんですよ、地域の?記憶が曖昧ですが、少年団というのかな、基本監督、コーチはお父さん連中がやっていて。単純に、投げて・打って・獲っては楽しかったんだと思うんですが、当時は基本的に”すぐ、いつも、なぜか監督やコーチが怒っている、意味なく厳しい”、”グランド10周”、”水飲み我慢”、”ひたすら練習が長い”、”なぜか声出せと言われる”そういうイメージと記憶しか残ってないんですよね。幼心に初めて”練習行きたくなくて、練習前に腹が痛く”なりましたよ 笑 あんなことは一生で1回しかないな。

ベネッセとかの調査によると、今でこそ小中学生のやっているスポーツでは野球は衰退し、サッカーとかバスケのようで。実際近くの中学校では野球部員が9人揃わないそうです。オイラは、小学校高学年からサッカーにのめり込み(高校、大学は、ラグビーに覚醒してしまったけれど 笑)、今でも偏愛もありますが、サッカーが世界で一番面白いと思っています。実際そうだからなあ。次回のパリの五輪ではまた外されるよね、地球規模で見るとマイナー競技なんでしょうね。

今は地上波でもほとんどプロ野球中継が無くなり、スタジアムにいくことは無料チケットあっても無いです。なぜか日本のニュース番組では”熱盛!”とかバカ騒ぎした野球ニュースがトップでやるので目にしますが(あれも、キャスターがオヤジ、制作側もオヤジ、彼らの古い偏愛の遺産とさえ思ってる)、基本的にスポーツなの野球って?とさえ思っています。それは言い過ぎだけれど、なんかゴルフや弓道に近いスポーツ競技だと思う。ピッチャーが人力で投げるボールを細いバットで当てる、飛ばす競技だよね単に。また、これはプロ野球のせいか、多くの選手がめっちゃ太ってる 笑。ピッチャーをのぞいてですが、なんか肺活量とかアスリート的なモノを感じない。聞くところによると、食事も不摂生で、酒も基本的に飲むよな野球選手。

毎年、甲子園の高校野球シーズンになると思うのだが、上記の通り野球に負のイメージがあるのとは、別にそもそも面白いと思えないわけで、その理由を探ってみました。
・ルールが意味不明
 これ、冒頭のダビデが言ってたんだけど、ルールがわけわからないらしい。確かに。当時それこそTVでメジャーリーグやってる国だったから彼に俺はルール説明したんですが、「笑?で?なにが面白いの?」って言われましたもん。実際、例えば今って、ウチの子供たちは野球のルールわかってないですね。そういう子供たち多いんだろうな。
・試合が長い
 3時間とか4時間だよね。やっぱゴルフじゃん 笑。上がり半分9ホール見るくらいでちょうどいいのではないか。
・チーム数が少ない
 プロ野球の話だけど、両リーグ各6チームずつですか。毎度同じ組み合わせの試合ばっかり。
・見た目がイケてない
 プロ野球選手はもちろん、その解説陣、高校野球の坊主連中もそうだけど、格好悪くないですか?笑。プロの選手たちのスーツ姿とか結構ヤバいよね、ダボダボの派手ななんというか。解説陣オヤジたちもイケてないどころか街や通勤電車で隣にいてほしくないほうのタイプというか 笑
・ロジカルではない
 ベンチからの声出し、外野の掛け声や雄たけび、円陣、交代時のダッシュとか。運動能力の何を上げるんだろう。具体的な指示や作戦の声はいいんですが、アレなんだろな 笑。気合?
・これを言ったらオシマイですが。
 ピッチャーが投げた→ゴロを打った→1塁ベースに走る→野手がボールを捕球して1塁手に投げる・・・シンプルに何が面白いですかこれwww 人間囲碁

それらはさておき。日本の相変わらずのバカマスコミ報道のせいもあるんだと思う。戦後ずっと野球的な報道しかしてこなかったから、時代が変化しつつある今どうしていいかわからないんだと思いますね。”選手の談話取り”もそうだし、野球の競技性そのものよりも、その周辺の”感動話”を探っている。甲子園もそうですが、”負けて涙”、”亡くなってしまったOBへの想い”とか、それこそあの坊主で(坊主はなぜ?w)夏で汗水垂らしているから否応にも頑張っているように映りますし、要は”様々なドラマや背景+全力140球投球+負けて涙”というシナリオがセットなんだろうな。また、一連の大谷報道とかもはや視聴者をバカにしているレベルで、「今日のオオタニサーン」って 呆。彼が所属しているチームの立ち位置、他の選手の凄さとか、そういうの一切報道すらしないで。ベースボールの奥深さとかこれじゃあ、ね。メジャーリーグは全てではないけれど、きっと日本では見られない運動能力とかスピード、バトルってあると思うんすよ。その点、サッカーとか、先日昨季のCL優勝チームとEL優勝チーム、要はレアルマドリッド vs フランクフルト(鎌田大地がスタメン)の試合があったんですが、先ず試合そのもの、戦術がヤバいです。その中であくまで一員として鎌田が出ているだけなんだけど、その鎌田だってあり得ないターンで、「うおっ」って唸るようなパスを捌いてましたよ。試合放送中も、では今季のレアルマドリッドはリーガやCLでどういう試合を見せていくか、フランクフルトもフォーメーションも鎌田のポジションも変わって狙いが変わった点とか、ちゃんと解説陣が語っていて、それらも凄く面白いです。そこに意味のないお涙話とか、無いよ 笑


甲子園じゃなくて、東京ドームでやればいいのに。
あれは単なる夏のインターハイでしょ。