お金の悩み

ペットローンが払えない。犬や猫のローンが払えず里親探しを考える時の対処法

ペットローンが高すぎて払えない時の対処法

ペットショップにいって、そこにいた子に思わずひとめぼれ。

「飼い主さんが決まりました!」の札を貼ってもらい、お迎えを今か今かと待ちわびた人もいるかもしれません。

ペットショップの犬・猫たちは高額で「ペットローン」を利用した…という方は少なくないでしょう。

このペットローンですが、何もペットそのものの代金だけの借り入れができるわけではありません。

器具やトリミング、健康のため、少し余計に借りておきたい気持ちもあるでしょう。

ですが、離職やリストラ、飼い主の病気や怪我に伴い、支払いが難しくなる場合があります。

「もしペットローンが払えなくなったら、この子はどうなるんだろう?」
「取り立ての電話に出るのが怖い…」

ここでは、こうした不安を解消するためにいくつかの解決策を紹介します。

またペットローンが払えなくなってしまったらどうなるのか、時系列を追って解説していきます。

100万円以上のペットも!価格は高騰している

物やサービスと違い、ペットローンで購入する対象は命のある動物です。

そのローンが払えない状況では、すでに生活もかなりギリギリになっているのではないでしょうか。

ただ、犬や猫は家族の一員であり完全にこちらに所有権が移転しているので、差し押さえられることはありません。
ただしローンが支払えない以上、一時的な借り入れや、債務整理などの手続きを検討する必要があります。

ペットローンが払えない時の解決策5選

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「ペットの購入費で借りたペットローンが払えない…」

毎月の支払いを甘く見てしまって、気軽に申し込んでしまったという人もいるかもしれませんね。

例えばイオン銀行ペットローンの場合、150万円を5年で返済しても、毎月30,271円です。

ペットショップが独自にローンを提供することもありますが、その場合更に金利が上がります。

もしペットローンの支払いが追いつかなくなってしまったらどうするべきなのでしょうか。

ローン会社に直接相談する

ペットローンが払えていないということは、必ずローン会社から電話がかかってきているはず。

それに一度でも応えているかそうでないかで、今後の雲行きが大きく左右されます。

連絡の電話を無視し続けていると、当然ですが取り立てはより厳しくなっていきます。

払えないから、怖いからと言って、目を背け続けることはできません。

できれば支払えない、と分かった段階で、すぐにローン会社に連絡するようにしましょう。

相談さえすれば、返済計画を見直したり、利息のみの支払いに切り替えてもらえたりするかもしれません。

家計の見直しを行う

相談が終わったら、次は家計の見直しに気持ちを切り替えます。

現状のままではローンが払えない、ということは、生活を根本から変えていかなければいけません。

そのまま放置していると、なし崩し的に借金をしてしまいます。

少しでも固定費で削れるところはないか、節約できるものがないか思い出してみてください。

すでに生活がギリギリで、という場合は副業も視野に入れましょう。

たとえばクラウドソーシングにおけるライティング業は、短期間に稼げる額が大きいです。

不用品を売ってお金にする

家計の見直しと同時に、不用品の売却も必須です。

  • ブランドバック
  • ゲーム
  • 書籍、CD
  • 衣服、鞄、靴
  • キーケースなどの小物

こういったものは、メルカリヤフオクなどを活用すれば売却できる可能性が高いです。

また長期的に返済が難しい、と感じる場合、大きな財産を手放すことも検討してください。

  • 自動車を売却する
  • マイホームを売却する(オーバーローンではない場合)
  • 生命保険を解約する

もしも延滞を続けて債務整理(自己破産)をするとなれば、上記のような財産はすべて手放さなければならない可能性があります。

その場合、自分から手放すか、裁判所の手を借りて売却するかの二択です。

ペットローンとはいえ借りたお金であることには違いありませんので、とにかくお金をかき集めて返済しましょう。

里親に出すならあくまでも”慎重”に

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ペットローンを滞納し、飼育費用も捻出できなくなった場合は、早い段階で里親を探してください。

具体的にはポスターや募集内容を近隣の動物病院に貼ってもらう方法などがあります。

もしくは、ネット上のサイトや募集掲示板で里親を募りましょう。

里親募集サイト一覧

里親が見つかるまではある程度の時間がかかります。

飼育を続けることが困難だと判断したら、とにかく早いうちに里親探しをはじめてください。

またよくTwitterなどのSNSでも里親募集がなされていますが、安易に利用すべきではありません。

引き取り相手がどんな人なのか、飼育歴の有無があるかどうか、大切に育ててくれるかどうかの保障が一切ないためです。

里親募集の専門サイトであれば、引取時に誓約書が必須となるため、安心して引き渡すことができます。

最後の手段は債務整理

ペットのローンも、飼育費も支払えない…そして自分たちの生活費も払えなくなってきた。

そうなってしまうと、もはや公的な制度や専門家を頼るほかありません。

一刻も早く弁護士に相談し、状況にあわせた債務整理の方法を紹介してもらいましょう。

一言で債務整理といっても、自己破産、個人再生、任意整理など手段は様々です。

返済状況や返済期間に合わせて、自分で判断せず的確なアドバイスを受けてください。

自己破産以外の債務整理であれば、財産を失わずに済む可能性も高いです。

いきなり弁護士に相談するのは難しい…という方は、無料相談を活用しましょう。

ペットローンを延滞するとどうなるの?

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いざ払えなくなると慌ててしまって、とにかく連絡を無視してしまう方は少なくありません。

ペットのローンが払えなくなったあと、放置してしまうとどうなるのでしょうか。

滞納後数週間は電話・文書の督促が来る

ローンを組んでいる会社にもよりますが、多くの場合は返済期日の翌日に電話で連絡があります。

例えば有名な「オリコ」の場合、一日に二回以上は電話をかけてくることがあるようです。

延滞してから数日間は電話が鳴り続け、反応しない場合はハガキなどの文書で督促が行われます。

また一日でも返済が遅れると、その日から利息とは別に「遅延損害金」が発生します。

たとえばイオン銀行ペットローンの場合は、返済日の翌日から年利14.6%の遅延損害金がかかります。

放置し続けていればそれだけ支払い金額が膨れ上がりますので、早めの返済を心がけましょう。

滞納から2ヶ月でブラックリスト入りする

最初の返済期日から2ヶ月(61日)以上経過すると、個人信用情報に延滞履歴が記載されます。

俗に言う「ブラックリスト入り」ですが、これによるデメリットは計り知れません。

ブラックリスト入りによるデメリット

  • 新しいローンが組めない
  • 新しいクレジットカードが作れない
  • 新しく融資を受けられない

上記のような問題が5年以上続きます。

特に銀行系のローンでは、ブラックリスト状態の期間が長くなります。

他にも金融系の審査に通らなかったり、スマホの月賦支払いができなくなったりと、日々の生活に支障をきたします。

最終的に裁判所に呼び出されることも

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2ヶ月以上延滞を続けると、債権はローン会社から債権回収会社に移ります。

すると今まで以上に厳しい督促がはじまり、場合によっては自宅に訪問されることもあります。

またここまで来ると最早分割払いはできず、一括で残額を返済しなければいけません。

さらに「内容証明郵便」が送付され、債権回収会社が裁判の準備を始めるケースも多いです。

すると裁判所から督促状が届き、一定期間内に払わなければ法的措置が執られます。

いわゆる「強制執行」が行われ、めぼしい財産や預金口座、給与が差し押さえられてしまいます。

ペットは差し押さえられない?

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強制執行が行われると、ペットも換価処分されてしまうのでは…と不安に思っている方もいるでしょう。

犬や猫の場合、ほとんどの場合差し押さえの対象にはなりません。

ただし、以下のような場合は財産の一部として差し押さえの対象になるおそれがあります。

  • 鑑賞対象として飼育している
  • 多頭飼いしている
  • 価値(市場価格)が高い

強制執行が行われると資産をほとんど換価処分されてしまうため、飼育費用が捻出できないなどの問題も考えられます。

毎月数十万円単位の飼育費がかかるペットは、里親を探すなどして必ず守ってあげてください。

動物は物品とはちがい、寂しさやストレスで命を落とす生き物です。

飼いたいという気持ちがどんなに強くても、それに伴うような飼育環境がなければ意味がありません。

まとめ:生き物を自分の都合で振り回してはいけない

買った時はよくても、生き物にも、そして自分自身にも将来があります。

確実に飼い続けることができる、とは誰にも言い切れませんし、保障もできません。

やむを得ず飼育が困難になり、飼い主を失って里親を求めているペットたちは無数にいます。

だからこそ「なんとか払えるだろう」という安易な考えは危険です。

場合によってはペットだけでなく、自分の将来をも真っ暗にしてしまいかねません。

いま払えずに困っている人は、なんとしてでもお金を用意するか、債務整理をするかの二択です。

できるだけ早い解決を求めるなら、弁護士の無料相談を利用しましょう。

<景品表示法に基づく表記>
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