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人事考課制度に隠されたトラップは被害者を続出させる

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優秀な人材であろうと無能な人材であろうと、賞与の査定額が一律なのは理不尽にもほどがある!

…確かにそう思います。

これからは能力に応じて優秀な人材を評価できるように人事考課制度を導入する!

はい、とても聞き映えの良い言葉です。

一見、事業所の合理的な運営を行っているかのごとき言葉であり、新しく就任した管理者に期待感を抱いてしまうものです。

でも、本当に頑張っている人は評価されているのでしょうか…





 

人事考課制度を導入してから年収が下がる事実


このサブタイトルは本当のことです。

確かにこのようなご時世なので、企業の年収は下がる一方です。

おまけに退職金も下がっているという現実…

これは病院や施設で働いている身であるのなら、肌で感じていることでしょう。

診療報酬も介護報酬も国としては引き下げたいというのが本音にありますから…

報酬を得られる為のハードルも高く、書類に少しでも不備があることが監査時に知られると、返戻となる恐ろしさがあるのです。

かといって、真面目に取り組み過ぎると現場業務がブラックになりかねないのですが…

この制度を上手く活用して医療費を抑えながら運営している病院がある一方、医療療養型にして重度な患者を受け入れ、診療報酬に依存した運営をしている病院もあります。

しかし、診療報酬に依存した運営は現場(特に看護師)の業務負担が多く、対応も細かいので必要以上に覚えることが多い…と看護師からの不平不満を耳にしていました。

その病院では経営者が変わった時に運営方針を転換し、それとともに人事考課制度を導入したのです。

ところが人事考課制度を導入してから、明らかに賞与の額面が下がりました。

1000円程度の昇給があるのならほぼ横ばいの筈ですが、導入以来明らかに下がっているのです。

ボーナスが下がったという声は他のスタッフからもありました。

しかし、査定する側は「賞与が下がるのはそれなりに原因があるからだ」と…
 

ボーナスは下がっても、事業所の収入は大幅に低下していない


その病院は一時期収入が下落してた時がありました。

その時は運営方針を転換していた時でした。

新しい方針を導入してから軌道に乗り始め、以前通りの収入に何とか追いつきました。

病院の売上は安定してきたのですが、それでもボーナスは以前より低くなっています。

その上、後任の経営者は超ドケチです。

このように経費を切り詰めているとなると、その使い道は何処なのか…?と疑いますよね?
 

削ったボーナスはお気に入りのスタッフの収入へ?


まさか?そんなバナナな話ですが…

これは確かに思いました。

以前の経営者は従業員に対して平らでした。

人によって態度を180度変えることもありませんでしたし、どの部署においても平等に扱っていました。

人事考課制度もある程度取り入れていましたが、その当時は経営が変わる前よりも明らかに額面が高かったのです。

しかし、後任の経営者(…というか教祖?)は私情を持って人の良し悪しを判断します。

その為、お気に入りのスタッフの査定基準は至って甘いもの。

その証拠となって現れていることは、お気に入りのスタッフが400~500万円ほどする高級車を所持していることです。

医師や看護師、薬剤師なら「給料が高いからなぁ…」って納得出来るのですが、高級車を所持しているスタッフはアラサー世代の若い女性事務員です。

(90年代の出来事なら分からなくもないのですが)

車種までは分からなかったのですが、随分デカい車だなぁと思ったら、その事務員が車から降りてきたのを目撃てしまったのですよ…

その事務スタッフを見る限り、突出して優秀なわけでもないし…思い当るのは「教祖のお気に入り」ということだけ。

これは完全に金銭搾取だよなぁ…て思いましたよ。
 

人事考課によって減らされたボーナスの使い道は他にもあった

本来従業員の収入として割り当てられるお金のルートには、別のルートがあります。

それは転職サービスです。

転職サイトに使われているのか?転職エージェントに使われているのか分かりません。

(私は上層部ではないので)

もし、求人票がハローワークにしか提示されていないのであれば、「ブラック企業」の疑惑を持たれてしまうものです。

企業としては世間に自社がブラック企業として知れ渡ってしまうことを恐れているもの。

経営が火の車状態となっているブラック企業は本当にお金がなくてハローワークにしか求人依頼が出来ないのですが、この手のブラック企業は傍から見れば一目でブラック企業と分かるだけ可愛い方です。

悪質な企業ほど悪知恵が働くものです。

それは宗教団体にも言えることです。

悪質な宗教団体ほど勧誘の仕方は巧妙であり、法律に反しないように巧みに嘘をついて金銭搾取を図ります。

悪質なブラック企業は人事考課制度を用いて金銭搾取を図ります。

しかし、人事考課制度を導入した時の文言は、いかにも事業所運営の合理化を図るかのごとく綺麗な言葉を選びます。

「人事考課で優秀な人材を評価する」

(評価された人材はただのお気に入りですが。。。)

求人票を提示する時に転職サイトや転職エージェントを利用すれば、「ブラック企業」という汚名を被らずに済みます。

ブラック企業を隠蔽するには次の条件があります。

名ばかりホワイト企業になるための条件
  • 転職サイトに登録すれば掲載料を払わなければならない
  • 転職エージェントなら採用が決まれば採用者の年収に応じた報酬を支払わなければならない

体裁を装うために泥棒をしてまでも嘘をついてホワイト企業を装い、自社の健全性をアピールします。




 

汚名を着せられるは転職エージェント


ブラック企業の素性を知らずに健全な会社と信じ込んだ転職エージェントは、当事業所の条件に適しているクライアントに隠れブラック企業を紹介します。

隠れブラック企業の求人内容はブラック企業に掲載されているような「見なし残業」や「精神論」、「若い人が活躍中」といった文言は書かれていません。

間違いなくホワイト企業だと思って喜んで面接に応募します。

めでたく内定をいただき、就職してみると…

現実は新興宗教のような職場だった…orz

クライアントからしてみると転職エージェントに対して

こんなブラック企業紹介しやがって!!

というトラブルに繋がるのです。

挙句の果てにブログで「〇〇という転職エージェントは危険!!ブラック企業が潜伏している」という記事を書き、たちまち当転職エージェントは汚名を着せられてしまいます。

これはクライアントも転職エージェントも、見事にブラック企業のとばっちりを受けてしまったようなものです。

(かと言って転職エージェントの健全性が100%というわけではないですけどね…)
 

まとめ

一見体裁良い言葉を並べている人事考課制度ですが、人事考課制度によってボーナスの支給額が以前より減っているにも関わらず、事業所の収入額に大きな減少が見られない場合も搾取されている可能性があると見ても良いでしょう。

明らかにブラック企業であるのなら、既にブラック企業マップに掲載されているわけですが、自社の汚名を着せられたくないが故に世間一般から分かりにくいように汚い手段を用います。

やはり、ブラック企業は百害あって一利なしですね。。。

 



B!

 



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