境界性人格障害と「いのちの電話」

こんばんは!桜木ひなたです。テーマを変更いたしました。
ある程度設定したつもりですが、不具合あればご連絡頂けますと幸いです。

精神的な病を抱える方も、そうじゃない方も「いのちの電話」というものを、目にしたことはあると思います。
今まで以上に「私の場合は」という言葉を強調して「境界性人格障害といのちの電話」についてを書かせていただきますね。

目次

そもそも、いのちの電話とは?

自殺を未然に防ぐための相談ダイアルが「いのちの電話」です。
例えばGoogleで自死や自殺について検索するとTOPに「いのちの電話」のサイトへのリンクが表示されたりもします。
私は後述する理由から、今後万が一の際にも使用したいと思わないので調べておらず、恐らくになるのですが、電話代以外の特別な料金はかかりません。

それが理由かはわかりませんが、中学生のころでしょうか、かけた際には全く繋がりませんでした。
成人してからかけた際はすぐに繋がったので、現在は比較的繋がりやすい状態なのかもしれませんね。

市や受付窓口によって、受付時間もバラバラです。
24時間対応の窓口もあれば、時間が決まっている窓口もあります。

どちらかというと成人には向いていないかなというのが、まずお伝えしたい情報です。
ただこちらの記事で「いのちの電話」を否定しているわけではない、ということを、ご理解いただければ幸いです。

感情の制御不能により沸き起こる破壊衝動

一度は中学生頃で、繋がらなかったのでネットで調べて無料のカウンセリングにメールを送ってみました。
こちらに関してはサクッと書いてしまいますと…返信内容は「説教」でした。
相談内容は至極真っ当なものでしたが、この時の理不尽な「説教」がカウンセリングというものに不信感を抱かせました。
それが、精神科に通院をしてもカウンセリングには長く通わなかった理由です。

さて、どういった内容だったかまでは覚えていないのですが、ある日、私たち家族は大喧嘩をしました。
人格を否定され、言葉の暴力を振るわれ、到底納得出来ない内容の喧嘩。
それは傍から見たらただの「家族喧嘩」かもしれません。
でも当時の私はまだ感情のコントロールも上手ではなく、また思ったことを言葉にするのが苦手で、口喧嘩は出来ません。
結果「自分が今から飛び降りるか、家族を刺すしかない」という結論に至ったのですが、そこからは理性との戦い。

手首も切っていました。「怒り」をとりあえず手首にぶつけたのです。

そして「自死」「家族の殺害」についてを検索していた時、いのちの電話が目に留まりました。
「藁にもすがる思い」ってこういうことなんだって、今でも思いますね。

「いのちの電話」は私にとって、最後に残された光でした。

一生忘れない「衝撃的」な一言

電話は繋がりました。
繋がったのは女性で、声の感じから中年女性かな?という印象。
「どうしましたか?」と言われ、私は状況を説明しました。
受話器の向こうの女性は説明を聞くと、復唱。

そして…

「でもそれって緊急じゃないですよね?」

と言い放ちました。
私は「いや、今、私は死にたくて飛び降りる衝動があります。それか家族を殺してしまいそうです」と伝えました。

「ええ、でもそれって緊急じゃないですよね?明日、病院に電話して下さい」

絶句しました。そして「もういいです…」と電話を切って、再度手首を切ってODをしました。

緊急ってなんでしょうか?
「今マンションの屋上にいます!これから飛び降ります!!!」
これが緊急なのでしょうか?

それとも、状況説明も出来ないくらいに混乱していたら「緊急」なのでしょうか?

今となっては確認する術もありませんが、この女性にとっての「緊急」とは一体なんだったのか。
「いのちの電話」とは…?

被害妄想かもしれませんが。私が「境界性人格障害で通院している」と伝えた時も、酷い反応をされた記憶があります。
「大げさに言っている(と、女性は感じた)」=「緊急ではない」と思われたのかもしれませんね。
そもそも精神科医と話しているわけではありませんから、境界性人格障害に対してあまり良いイメージもなかったのでしょう。

「いのちの電話」によって救われる人がいるのも事実。だけど…。

結果私は現在生きておりますので、飛び降りることはしなかったことになります。
でもそれは、いのちの電話に救われたからではありません。

勿論「いのちの電話」に救われる、救われたんだという方もいらっしゃるでしょう。
どういった方々がどういった契約(給料はあるのか?ボランティアなのか?)で対応して下さっているのかわかりませんので、強く言うことも出来ません。
少なくとも、私が電話をかけた場所は電話代以外の料金がかかりませんから、期待しすぎたのも問題かもしれないです。

じゃあ、境界性人格障害の「理想化とこき下ろし」か?

恐らく違います。
もし「理想化とこき下ろし」なら「緊急じゃないですよね?」と言われた時点で、罵詈雑言を吐くと思います。
そして初対面、しかも電話越しの相手にそこまでの「理想化とこき下ろし」という症状は起きないのではないでしょうか。

私が欲しかったのは「大丈夫ですか?落ち着いて下さい」といった言葉でした。
それ他人に求めるの?と思うかもしれませんが、他人に求めなければとっくにどちらかを選んでいます。
ぐちゃぐちゃになった気持ちや心を、誰かに受け止めて整理して欲しいから、電話をするわけです。

というわけで、私は今後何があっても「いのちの電話」には電話をかけませんし、他の方に勧めようとも思いません。

ではどこに助けを求めたら…?

ちなみになのですが「精神科の夜間救急」も基本的にはないです。
今はあるのかどうか、わかりませんが…。

例えば以前にあったような「目の瞳孔が開いたままで目が開けていられない」といった時は、夜間救急を受診できます。
それが「精神科的な内容」である場合、普通の夜間救急を受け付けている病院はないです。

もし正気を失っている場合は、それに適した病院へは搬送されるそうです。(身近にそういったケースがありました)

私のような理由で「いのちの電話」にかけようか迷った場合は「ココナラ」等ですぐに対応可能なカウンセラー、話を聞いてくれる人を探したほうが100倍良いです。
なんか宣伝っぽくなってすみませんが…私に依頼してね!というわけではなく、プロのカウンセラーもいらっしゃいますし、じっくり親身になって話を聞いてくださる方もおられます。

お金がかからないけれど、結局なんの解決にもならない。
or
多少お金はかかるけれど、しっかりと話しを聞いてもらえる。

どちらが良いかは皆さんが決めることですし、前者だから絶対だめ、後者だから間違いなく大丈夫!というわけでもありませんが、私の経験上は…のお話です。
あくまでも「一人の経験談」として、お読み頂ければ。そして、貴方様の「何か」になれば幸いです。

※このブログに書かれていることは、私(桜木ひなた)の1つの経験談であり、全ての症状や対処法をお伝えするものではございません。1つのケースとして見ていただけると嬉しく思います。

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