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天然石アイデンティティお守り
ショップ店長の『FTMケイ』です。
FTM当事者の体験談を初めて読んで
私が性同一性障害という言葉を知ったのは、
今から20年前です。
本格的に調べようと思ったのは、
私が20代前半の時だったと思います。
当時私が目にした
性同一性障害(FTM)の体験談には
このようなことが書かれていました。
「小さい頃から僕はなぜ男の子じゃないんだろう?
なぜ、おちんちんがないのか?
そのうち生えてくると思っていて…
僕は男だ!と思っていて…
性別を間違えて生まれてきたのだと思っていた。」
と。
私は小さい頃、
そういう思いを持っていませんでした。
私が現実的な考えを持っていた子どもだったからかもしれませんが、
物事ついた時には自分自身を女だと自覚していました。
「私は女だから、身体の作り上、男にあるものが私にはない。
無いものは無いから、
しばらくすると現れる(生えてくる)とかないでしょ。」
と思っていました。
そういう考えを持っていたので、
その体験談を読んでいる途中から私は
「あれ⁈
私は性同一性障害じゃないのかな⁇
私はFTMではない⁈」
と思い始めたのです。
そう思ったのは当時の私が、
○○で●◆だからFTM
〇〇ではあっても●◆ではない場合はFTMではない
と公式を作っていたからだと思います。
また、私の記憶が正しければ、
その方の幼少期だけでなく、
その当時出会ったFTMの本やブログでも、
みな口を揃えてそんなことを言っていました。
そのため
「FTMの幼少期はそういう思いを持つと定義づけされているんだ!」
と当時の私は確信してしまったように思います。
FTMの体験談を初めて目にした時、
私は自分と同じ気持ちを持っている方を知り、
嬉しく思いました。
しかしそれと同時に
私はその彼らと全く同じ思いを持っていなかったので、
再び自分が何者なのか?
更に疑問を持つようになりました。
「自分とは何者か?」
さらに深掘りをすることになり、
私は中々前に進めなかったのでした。
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