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ワタクシ的韓ドラ名作・名俳優

賢い監房生活(刑務所のルールブック)コミカルな演出のセンスが光る

賢い監房生活(刑務所のルールブック)は、私は4年ほど前にKNTVで見ました。ケーブルTVで放送されたにも関わらず、視聴率が地上波を上回ったという、韓国での高評価にググっと心引かれたのです。このドラマは、医師たちの生活を描いた大人気ドラマ「賢い医師生活」でおなじみ、「賢い生活シリーズ」の第一弾として放送されました。

ちぇみちぇみ
賢い監房生活(刑務所のルールブック)は全16話。主人公のキム・ジェヒョクを、イカゲームでもおなじみの、パク・ヘスが演じております

「賢い監房生活」は演出のセンスが光るドラマ

「賢い生活シリーズ」全体に言えることと思いますが、ドラマの演出のセンスを感じずにはいられません。セリフひとつひとつもそうですが、コミカルなシーンなどは特に、画面内の人々の構図や撮り方が面白いです。この巧みな撮影方法(この下手くそな言い方で伝わるのだろうか)に、とてもセンスを感じます。

想像を掻き立てるドラマタイトル

監房生活って聞くと、まあ、刑務所の話なんだろうなあということは想像できますが、賢いってなんだよってなりました。刑務所で世渡り上手に生活するってことかね?とか、想像を掻き立てられるのです。日本にも、その昔「塀の中の懲りない面々」という小説があり、映画やドラマにもなりましたが、あれと似ているかもしれません。受刑者たちの刑務所での日常が、笑いあり涙あり、そして感動の物語に仕上がっております。

始りは野球選手の逮捕劇から

主人公キム・ジェヒョクは、メジャーリーグと契約するほどの、韓国野球では有名選手ですが、いちどキレると感情の抑制が効かないというキャラクター設定。妹に乱暴しようとした男への怒りから、その男に重傷を負わせてしまい、検察に起訴されるというところから、ドラマがスタートします。正当防衛が認められることを疑わず、すぐに釈放されると思っていたのに、なんと被害者が死亡し、最悪の状況となります。けっきょく懲役1年の実刑判決を受け、「なんてかわいそうなお話。。」と、同情しまくりでしたが、それだけではなかったのです、このドラマ。

主人公キム・ジェヒョクはこんな人

演じた俳優はパク・ヘス。ジェヒョクは普段は無口で物静か。野球バカで、自分にできることは野球しかないと思っています。ただ、逮捕される原因となった「キレたら誰にも止められない」性格は、その激昂ぶりを見た人にしかわからないほど激しく、彼を本気で怒らせると、恐ろしいまでに人間が豹変します。しかし、刑務所では、刑務官で幼馴染のジュノに守られながら、自分をを良く思わない人間とのトラブルもうまく解決し、まわりの人たちや環境に馴染んでいきます。なるほど、賢い監房生活とはそういうことかと、納得して見ておりました。困っている仲間を助け、友情が育まれていく過程も、このドラマの見どころです。

刑務所で生活する個性豊かな面々

刑務所には、本当にこんな人たちがいるかもね?と思わせてくれる、個性豊かな登場人物たち。ジェヒョクを慕い、信頼関係で強く結ばれている人たちもいれば、ジェヒョクを殺してやろうとまで思っている人たちもいて、ドラマは、感動とハラハラドキドキの繰り返しなのでした。

キム・ミンチョル(チェ・ムソン)

20年も監房生活をしている、まさに刑務所の生き字引。自分にも悲しい過去があり、元ヤクザで、その昔は怖くて恐れられていたと言ってはいるが、人には優しく、情にもろい良い人という感じ。こういう人が、各監房に1人ずついてくれれば、刑務所の陰湿なイジメも無くなるのかもしれないと、本気で考えさせられてしまいました。

カン・チョルトゥ(パク・ホサン)

いつもみんなのために、コーヒーを入れる人。お気楽で田舎訛りな話し方がたまらなく面白いです。感情豊かで、泣いたり怒ったり笑ったりが、すべて激しいオジサン。私が見た別のドラマでは、この俳優さんは、冷静なお堅い検事役だったため、ギャップが頭から離れず、しばらく混乱してしまいました。

コ・パクサ(チョン・ミンソン)

会社にうまいこと言いくるめられ、横領の罪を着せられて服役しているかわいそうな人。それだけでは済まず、更に、別の罪もかぶってくれと、会社に懇願されてしまう、足元を見られっぱなしのオジサンです。韓国ドラマを見ていると、金銭的な交換条件をのみ、濡れ衣をかぶって服役する人がけっこう出てきますが、果たしてそういうものだろうか?と、フィクションに物申す悪い癖が湧いてくるワタクシ。お金持ちや権力を持った人の傲慢さは、韓国ドラマのお約束ですね。

ユ・ハニャン(イ・ギュヒョン)

パク・ホサンさんのところで、ギャップに困惑という話をしましたが、俳優さんはいろんな役を演じるのだから、ギャップは当然です。そう、当然なのは重々承知ですけれども、この方の、このドラマでのギャップ度はレベル高いかもです。薬物中毒で収監されるという役ですが、薬物やってるからって、こんなんなる?って思うくらい、フニャフニャして、声も女性のようにか細いです。実はソウル大出身の秀才で、同性愛者というキャラクター設定も面白いです。最終回間近では「なんでだ!」と叫びたいほどの、どんでん返しなシーンがあります。

ユ・ジョンウ(チョン・ヘイン)

この方も、殺人の濡れ衣を着せられて収監されているというやつです。弟の無実を証明するために、年の離れたお兄さんが奔走します。この兄弟愛が実に涙もので、私も一緒に泣きました。同じ監房のハニャンとは犬猿の仲で、毎日取っ組み合いの喧嘩をしていますが、それもまた友情という感じで、見ていて微笑ましいです。人間を信じられなくなっていましたが、刑務所で生活するうち、同じ監房の面々の人間愛に触れ、仲間意識を強くしていきます。

イ・ジュヒョン(カン・スンユン)

WINNERっていうボーイズループの人ですよね?どこかで見たことあるなあと思いながら、ドラマを見ておりました。ジュヒョンは、出所間近の時に、面倒を見てもらっていたミンチョルを裏切り、仲間たちから強く非難されながら出所しますが、ミンチョルは、そんな彼を許します。入所してから、いちども面会に来た人がいないというミンチョルを、ジュヒョンが差し入れを持って面会に来たシーンが感動的で泣けました。。「そうだよ、人間はそうでなくちゃ」と、ひとり「うんうん」と頷いてしまうワタクシなのでした。

キム・ヨンチョル(キム・ソンチョル)

ん?この人は。。何で見たっけ?と、この記事を書くにあたり、あらためて考えてしまったのですが、はいはい、気づきました。他のドラマにもちょこちょこ出てはいますが、私の脳裏に残っている彼の出演ドラマは、ソン・ジュンギ主演の「ヴィンチェンツォ」。銀行頭取の息子役で、男性なのだがヴィンチェンツォを好きになるという役でした。このドラマでは、刑務所でジェヒョクから大きな恩義を受け、それに報いるため、いろんな面でジェヒョクの世話をやき、サポートするという存在です。刑務所や受刑者に関する知識が豊富。他のドラマでもそうですが、刑務所って、必ずそういう人いますよね。

アン・ドンホ(アン・チャンファン)

この受刑者はジェヒョクに恨みがあり、殺意をむき出しにしているため、ジェヒョクに何かあっては大変だと、仲間たちが必死に、彼からジェヒョクを守ろうとします。このスキンヘッドと顔も怖いですね。「熱血司祭」では、イジメにあう中華料理屋さんの店員役で、たどたどしい韓国語を話すタイ人・ソンサクさんを演じてましたが、同じ人とは思えないくらいの、恐ろしい形相ですわ。

愛ある刑務官たち

受刑者と毎日顔を合わせ、同じ屋根の下で働いていると、やはり家族のような気持ちが芽生えるものなのでしょうか。野球選手としての復活に向け、必死にトレーニングを続けるジェヒョクを、刑務官たちは優しく見守ります。

イ・ジュノ(チョン・ギョンホ)

ジェヒョクの幼馴染で親友です。私は、「賢い医師生活」を見たのがついこの間なので、彼に対してはお医者さんのイメージの方が強くなっちゃいました。しかし、ドラマは違っても、人物的にはほぼ同じ設定という感じがします。親友の妹の恋人というところも共通してますし、恋人にどことなく振り回されてる感があるのも(振り回されてるってのは違うかな)、医師生活と似ているような。なんせイケメン刑務官です。

ペン・セユン(チョン・ウンイン)

この方は、あの方ですねえ。。ナムギル様の善徳女王に出ていらっしゃいましたなあ。このドラマでは、珍しく(失礼かしらん)良い人を演じておられまして。受刑者に厳しく冷たいようで、実は、いつもひとりひとりの健康を気にかけ、心配しているというお方でございます。口調はガサツで怖いオジサンですが、受刑者たちからは信頼も厚くて一目置かれているのでした。善徳女王でも、そのくらい信望があったならねえ。

ジェヒョクを見守る強い味方

刑務所以外でも、ジェヒョクの力強い味方はいらっしゃいます。いちばんのファンと言えるかもしれません。

キム・ジホ(クリスタル)

ジェヒョクの恋人…なのですが、いちどは別れ…るんだけど、また復活するという。別れても、お互いずっと好きだったというやつですね。活発で行動的なジホと、どこか天然で愛情表現が苦手なジェヒョクの、ちょっとだけ噛み合わない会話がなんとも良いです。見ているとホンワカしてしまいます。ちょっとキツめに感じるジホの態度も、好きの裏返しというわけで、そんな女性をクリスタルがうまく演じていると思いました。

イ・ジュンドル(キム・ギョンナム)

ジェヒョクの親友・ジュノの弟です。ジェヒョクの熱狂的なファンで、ジェヒョクの情報はほぼ知り尽くしています。今まで見た彼の出演ドラマでは不良役とか、おどおどした秘書役とか、そんな感じでしたが、このドラマでは、すごく茶目っ気もあり、可愛い弟くんという印象です。

笑いもあり、感動もあり、爽快感もあり

「賢い監房生活(刑務所のルールブック)」は、刑務所で生活するジェヒョクと、彼を取り巻く人たちとのやり取りを、非常にユニークに描いたドラマです。朴訥としたジェヒョクが、刑務所の中でたびたび起きるトラブルを、彼なりの思いつきでうまく解決していくのが、とても爽快です。また、受刑者たちのクイズ大会やのど自慢大会など、イベントで盛り上がる受刑者たちの様子を、それぞれの役のキャラクターをうまく生かし、役者さんたちが、とても面白く演じています。「賢い監房生活(刑務所のルールブック)」、おすすめですよ


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ちぇみちぇみ

ちぇみちぇみ

私が韓国ドラマを見る理由・それはそこに韓国ドラマがあるから…なんちて。韓国ドラマ好きの人たちと、お茶しながら韓ドラの話で盛り上がりたい。キム・ナムギルが好き。最近はパク・ソンフンも好き。

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