2008年 ‧ ホラー/スリラー ‧ 1時間 31分

監督   ジェームズ・ワトキンス
脚本   ジェームズ・ワトキンス
製作   クリスチャン・コルソン
     リチャード・ホームズ
音楽   デヴィッド・ジュリアン
撮影   クリストファー・ロス 

キャスト
     ケリー・ライリー:ジェニー
     マイケル・ファスベンダー:スティーヴ
     ジャック・オコンネル:ブレッド
     トーマス・ターグーズ:クーパー
     タラ・エリス
     ジャメイン・ハンター:マーク
     ジェームズ・バロウズ
     トーマス・ギル



このブログを始めた記念すべき
一発目の記事が本作であったが
読み返すと我ながら大変
大雑把な記事だなぁと感じ、
自分なりにもう少し掘り下げた
感想を書き連ねたく
「感想おかわり」と題したので
おやさしい
そこの貴方にお付き合い頂きたいと
お願いする次第であります。

前回と違い
あらすじを交えながらの
その場面場面の感想であるため
これ感想じゃなくて殆ど
あらすじじゃーん、とか
思われそうだが
そうではありません。

ネタバレ全開でお送りしますので
何卒宜しくお願いします。




☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.

【一発目の記事らしく荒削り!!
バイオレンス・レイク感想過去記事はこちらから。】

IMG-3803
(こいつら行ったら速攻!帰ろう!
犬のウンコしか落ちてないし
【女とカウラ】
こいつらさえ行ったら
気分を変えて楽しもう!
犬のウンコの事はもう忘れたよ
【男バカ】)



これより感想です^^


ではさっそく、、、


ファニーゲーム」よりも
若干の個人的好き嫌いにより
私的歴代第一の本作は
狂おしいほどに胸糞ジャンルではある。

この記事を書き直すにあたり
細かい箇所のうろ覚えを回避するため
二度と観たいようで観たくなかった
再鑑賞という行為を自らに課したのである
(わざわざゲオ宅配レンタル で借り直す。
本作は2022年8月現在サブスク配信なしです)


あ~~後半に差し掛かるあたりで
気分がずぅ~~~~んてなるよ('A`|||)

そんな本作「バイオレンス・レイク」は
わりかし、普通のバカップルの話である

週末のバカンスに大好きな彼に誘われたのは
ド田舎の再開発途中の夢の途中の
なんの変哲もない色がグレーの湖である。

別にそう素敵でも何でもない普通の湖を
「まぁ素敵」と
輝く笑顔で男の自尊心を満たす
彼女のジェニーであるが
この時点で私なら
彼氏に対し不満を持つだろう、
ジェニーはイイ子だが
私が彼女ならUSJの方が
よほど良かったと内心思い
こいつとは合わんかも?と
今後とも
連絡を控えていくかもなのだ。


案の定、地元の悪ガキの遊び場にもなっており
バカップルの「素敵空間」はあっという間に
不快な場所に変わるのである。
(当たり前である
立ち入り禁止の場所などとは
バカ悪ガキか
地縛霊の最高のたまり場なのだから)

思えばここが
第一のターニングポイントである
普通ならとっとと、
この場を離れ予定も変更するのが
テンション下がったカップルの
とる行動であると思われるが、

このバカップルの男の方が
変に「大人」を振りかざす
気の強さを持っており
後々この男の性格があだとなり
彼女のジェニー諸共
地獄へと招待される羽目になるのである。

やがてその場からガキ一派は退散するが
バカップルがシオシオの湖の畔で
ショっぼいテントで
ノリノリでセックスして
のんきに朝を迎えた頃
用意した食料にいたずら(多分)され
カップルは町に出て朝食をとる事となり
車に乗り込むも、パンクさせられているという
や~~い腹すかせてろ
ベロベロバァ~~的
いたずらをされているのである。

腹が減っている時の怒りは
普段の三割増しであるが
町で昨日のガキ一派を見かけた男の行動は
農耕民族のDNAを受け継ぐ私には
考えられないアグレッシブさであり
彼女ジェニーの制止と私の心の声もむなしく
男はそれらをガン無視して
ガキの家にまで侵入し
ガキ一派に親共々
説教食らわせようしたのだ。

ほんとう、バカである。

しかし不法侵入することにより
(マジ、勝手に入るの好きな男)
さすがの男も
「なんかこいつら家庭環境からして
ヤバいし親も話にならん感じ、、
やめやめ!」と
ようやく空気を読み始める。

気を取り直して
もう一回湖で楽しもうぜぇーーって、
いや、、もう場所変えろよ!(゚皿゚メ)

いちいち自分を引用するが
私なら、この時点で
男と喧嘩してでも
場所替えを提案するし
それでも相手が折れなきゃ
自分だけ帰るか
町のホテルにでも
泊まるという選択を選ぶだろう、
男の意地に付き合ってやるほど
私は男に依存しないタイプである。

バカはバカと
一緒の行動をとるもんである。
類は友を呼ぶのだ!
諸君!これが
第二のターニングポイントだ!!

セキュリティーもへったくれも
あったもんじゃないこんなバッドな環境で
男はダイビング、女は眠りこけて
バッグを奪われ車を盗まれてしまう。

ほ~~らね、もう歩いてでも
帰ろうよ~~~
とか言っても
帰る訳がない物語の進行だが、、

夕暮れにガキ一派を見つけた男は
「口出しはしない、、車を返してくれ、」
と要求する、、。

何度も書くが本当にバカである。

わかった、ほらよ、と
返してくれるとでも思うのか?
大人が本気で怒ったら怖いんだぞ~~って
通用すると思っているのか?
全く衝撃である。

先!警察なっ!!
歩いてでも警察なっ!!!

かくかくしかじか、、
やはり車では逃げられず
男は事故って身動き取れず
かくして
彼女一人ぼっちの逃走が始まるのである。

花柄のオッパイ半分見えワンピースが
コールタールをぶっ被ったように
真っ黒のドロドロになり
妖怪なのか
人間なのか見分けがつかなくなるまで
あらゆる逃走劇が展開される。

ここからの逃走劇は観ているこちら側も
へとへとになるほどデンジャラスである。

意外と足が早いジェニーの
見事な走りっぷりは学生の頃、
陸上部だったんじゃないか?と
思わせるほどに美しいホームである。
後から追ってくる自転車の車輪に
木の枝を差し込んで転倒させるなど
動作が機敏で機転も効いている、、
しかしそれも逃走劇の前半部分まで、、
捕まっては逃げるという
サバイバル逃走を繰り返し
ようやく民家に逃げ込むも
そこは主犯格サイコガキのお家で、、、

まやかしの希望が絶望に変わる
真っ黒なエンドロールに変わる
(((( ;゚д゚)))(((( ;゚д゚)))

エンドロールのブラックバックに
うっすら写る困惑マヌケ顔の自分に気付き
ハットなると同時に味わう
この最高な後味の悪さ

本作の大方は
九分九厘、男のせいであるが
強く男を制止することが出来なかった
ジェニーの弱さでもある、

いざとなればあれだけの強さを見せる
ジェニーであるが
何故いつだって男の後ろで
モジモジしているしか出来なかったのか?
ぶりっ子が【死語 】命に係わるとは
誰しも夢にも思わないであろうが
身の危険を感じるには
十分であると思われるし
あの場合はカップルのパワーバランスも
無視した強い発言が必要であった。
男が拷問受けてる最中も
じっと見守るしか能がなく
その場で警察に電話しちゃうというような
マヌケ行動まで犯すジェニーなのである。

本作のイライラとした胸糞感情は
このバカップルの危機感度数低めの

「マヌケ行動」に他ならない!!

今思えば
第一のターニングポイントは
週末の予定は
「しっかり二人で話し合って決める!」
というところからではないか?と
(女子は案外
サプライズを望まないもんである)
それじゃぁ物語が始まらないと
元も子もない事を考える
普段の悪い癖が出てしまう、、、
そんな作品ではあった。

ジェームズワトキンス監督は
ディセント2の脚本も手がけていたりして
面白い脚本家&監督で私は大変好み

過去記事
「ディセント、ディセント2感想」
はこちら^^


各章に様々なツッコミどころが
散りばめられているのも
彼の特徴のように思い、
ワザとなのか?大真面目なのか?
憎めないツッコミどころが大好きである

「スラムドッグ$ミリオネア」の
クリスチャンコルソン製作など本作が
一見、駄作Bに思えてしまう空気を
俳優陣の高い演技力と
制作陣の精密で高度な演出力にて
圧倒的で強烈な引力に変えてしまう
そんなポテンシャルの高さが伺える
作品となっているのである。

ネタバレにも関わらずここまで読んで
まだ本作を未見な
胸糞作品ファンの方おられましたら
大変おすすめな一作である故
是非ともご覧になって頂きたい、、。


最後まで読んで下さった
そこの貴方に
イイことが起こるビーム」を
密かにお送りしたいと思います。
ありがとうございます。

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