私の投資ポートフォリオの中で米国企業である3Mの株式を保有していたのだけど、その3Mが減配したということもありポートフォリオの調整を行っている。
3Mスピンオフ/減配
3Mは、2024年4月頭にヘルスケア事業を「ソルベンタム」という会社にスピンオフ(分離)。
それによって3Mの株式を保有している株主にはソルベンタムの株式が割り当てられている。
私はもともと3M株を110株保有していたのだけど、それに対してソルベンタム株が27株割り当てられた。
そしてその後の2024年4月末の決算発表時に、3MのCEOが減配を発表した。
もともと3Mは60年以上も連続増配を行っており「配当貴族」とも呼ばれていたのだけど、この減配によって連続増配も途切れることになった。
株式売却
3Mは減配と直近の株価上昇もあり配当利回りが2.2%まで低下。
ソルベンタムについては配当金の支払いは無かったし、今後の配当についての情報も皆無だった。
3M、ソルベンタムともに直近で株価が上昇していたこと、また資金効率を上げるため投資資金をより配当利回りの高い企業に移そうと考え、3M、ソルベンタムの株式を全て売却。
3M
- 一株配当(年間):$2.80
- 配当利回り(税引前):2.2%
ソルベンタム
- 一株配当(年間):ー
- 配当利回り(税引前):ー
再投資
再投資先としては、配当利回りが非常に高いこと、また私のポートフォリオに資源株を追加したいと考えていたこともあり、リオ・ティントを選択。
英国企業のADRであれば配当金で引かれる外国税が0%になるというメリットもある。通常の米国企業では外国税として10%の税金を引かれる。
- 一株配当(年間):$4.35
- 配当利回り(税引前):7.1%
まとめ
3Mのスピンオフ、減配と予想外の出来事が続いたが、3M、ソルベンタムと直近で株価が大きく上昇してくれたこともあり、損をすることも無く二つの銘柄を売却。この点に関しては売却時期をじっと待っていたのが良かった。
その売却資金をリオ・ティントに移すことによって、投資資金の資金効率(配当利回り)も2.2%(3Mのみ)から7.1%と大きく上げることもできた。
色々とあったけど、私が望む形で決着してくれて良かった。
投資をやっているとこのような不測の事態はどうしても起こってしまう。
その際は冷静に状況を判断して、その上で柔軟に対応していくことが必要となる。
これも今回の学びの一つ。