立ち食いそばは、駅前を中心に日本文化の一つと言えるほどに多くの店舗がある。
週に1回程度は食べる大好きな立ち食いそばだが、最近の若い人の中には、立ち食いそばと言う呼び方に違和感を感じる人もいるのではないだろうか。
と言うのも最近多くの立ち食いそば屋には座席がある。
それどころか立ち食いスペースがない店舗がかなり多くなっている。
最近行った立ち食いそば屋を思い出してみる。
10月以降に7店舗の立ち食いそば屋を訪れている。
まず有楽町駅前の「はないち」
食券を券売機で買い店はカウンターの座り席のみ。
次に渋谷東急本店前の「嵯峨谷」
食券を買って店内はカウンターの座り席のみ。
朝霞台駅前の「小諸そば」
老舗の立ちそばチェーン。
ここも券売機で食券を買って店内はカウンターの座り席のみ。
品川駅駅ナカの「吉利庵」
券売機で食券を買う。
ここは立ち食いスペースがメインで座り席は4つかな。
成増改札内の「文殊」
券売機で食券を買って店内へ。
ここもショートカウンターかテーブル席で座りのみ。
大山駅改札外の「文殊」
ここはかなり狭い店内だが、ここも食券を買ってカウンター席のみ。
そして渋谷宮益坂の「ゆで太郎」
券売機で食券を買う。
1階は立ち食いスペースがあるが、メインは地下のテーブル席。
7店舗で立ち食いスペースがあるのは2店舗。
そのうちメインが立ち食いになるのは1店舗だった。
つまり多くの店舗は「立ち食い」そば屋ではない。
しかし人は立ちいそばと呼ぶ。
立ち食いそばと言うジャンルがあるとすれば、定義はなんなのだろうか。
一つはすべての店舗に共通していた食券券売機の存在。
町の蕎麦屋でも券売機がある店舗もない訳ではないが、これは立ち食いそば屋としては必須に近い。
天ぷらそばが、海老天ではなくかき揚げなのが立ち食いそば屋だと言う人もいる。
あと共通するのはセルフであること。
席まで店の方が運んでくれない。
これは恐らく立ち食いそばの定義を作る中で大きいのではないか。
ちなみに浜松町にある人気の「六文そば」は券売機はなく座り席もあるが、店外で立って食べている人が多数おり、堂々の立ち食いそば屋だから、定義付けは難しい。
この店はカウンターで注文しお金を払ってできた商品を席の意持ってゆくか外で立ち食いする。
そう考えると、セルフ式が立ち食いそば屋としては最も適当な気がする。
マックやケンタッキーのようなファーストフードもセルフ式だから、ファーストフードそばとでもいえばいいのかもしれないが、やっぱり日本文化として立ち食いそばと言う名は残したい!
と個人的には思う。
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