「エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人」 | ロマンス小説の本棚

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こんばんは。たこ焼き

 

今回の読書はこちら下矢印

 

 

 

 感想

 

なんと!あのイギリスイギリスの女王、前君主だったエリザベス2世が、殺人事件を解決する!という、驚きの内容は読む前から興味津々でした。

 

そして読後、本当に色んな意味で、とても面白くて大満足の一冊でしたラブラブ。フィクションとは言え、無理な変更のない、各方面から漏れ伝えられてくる女王やその家族の性格をそのままに、日々の膨大な公務もしっかりと努めつつ(オバマ大統領がピリッとしたアクセントを残します!)、その上でフィクションとしての“事件捜査”を入れてくるその手法は、まるで本当に女王がそうしていた様に感じられ、在りし日の女王の姿を思い浮かべながら、とても楽しく読むことができました。

 

それでいながら肝心の事件の難解さはとても高度で、私は女王が「すべての事件のピースがあるべき場所にピタリとはまった」と言った時ですら、まったく分からないままでアセアセ、推理ものとしての読みごたえもたっぷりでした。

 

そしてなんと言っても、フィリップ殿下。実際においても女王とフィリップ殿下の絆の深さは、特に殿下が亡くなられた後、女王が常に殿下が使っていた杖を持つ姿を見るにつけ、とても深いものだと感じたのですが、この物語でも同様、要所要所でガッチリと女王を支える姿は、とても素敵な二人に見えましたラブラブ。と言ってもユーモアたっぷりに、そして時々烈火のごとく毒舌をふりまきつつ、まさにフィリップ殿下らしく。

 

もう1作品あるらしいので、これはぜひとも読んでみたいと思いました。

 

 


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