周囲の目が気になったり、他人と自分を比べてしまい、モヤモヤした気持ちになることってありますよね。
わたし自身も、友だちの楽しそうなSNSを見て落ち込んだり、「どうして自分だけ上手くいかないんだろう」と落ち込んでしまうことがよくありました。
ですが、ちょっとだけ考え方を変えてから、今ではそんなふうに落ち込むこともなくなって、気持ちもラクになりました。
やっぱり毎日を健やかに、穏やかに過ごしたいですよね。
今回は他人と自分を比較してしまう人の心理や理由と、人と比べないために楽になる考え方をご紹介します。
他人と自分を比べて疲れてしまう理由
仕事の中や生活の中で他人と自分を比べて、一喜一憂することは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
自分の客観的な状態を知るには役立ちますし、それが自分を高めるモチベーションになればすごくいいことです。
ですが、逆に落ち込んだり消極的になってしまい、コンプレックスやストレスを感じるなら、いますぐ考え方を工夫する必要があるかも!
他人と自分を比べるから疲れる
これまでどんなことで他人と自分を比較してきましたか?
- 外見や容姿
- 仕事や収入
- 生活環境や生まれ育ち
- 学歴や成績
- 人間関係
誰かと自分を比べる要素はたくさんあります。
全く同じ人間なんていないので、違いがあるのは当然のことですよね。
ですが、誰かと比べるたびに優劣を付けて感情刺激されると、感情の起伏が激しくなって、神経がすり減ってしまいます。
誰かと比べて神経をすり減らせてしまうのは、人に振り回されているのと同じこと
他人と比較していると、自分の劣っているところがどんどん目立つようになり、ストレスを感じたり自己嫌悪に陥ります。
そのような考え方では疲れてしまうのも当然ですよね。
他人と自分を比べるのが習慣化!?どうして比べてしまうの?
人は気付かないうちに繰り返している行動や思考が習慣化してしまう場合があります。
他人と自分を比べてしまう人は、卑屈っぽくなり、ネガティブ思考になりやすいと言われてます。
周囲からの評価を気にしてしまう
今の世の中で、自分を評価するものには会社名や収入・役職など、常に誰かと競って、誰かにわかりやすい評価を受けていますよね。
それは子どものころから続いていて、学校では勉強や運動の優劣にはじまり、外見や容姿など、幼い頃から常に自分ではない誰かに評価され続けてきました。
これまで長い間、誰かにわかりやすい評価を受けてきた環境から、自分で自分のことを客観的に評価するのが難しくなっていることも
常に人から受ける評価を気にしてしまい、その評価を自分の価値だと思い込んでしまうのです。
自分の価値を見い出したい
自分がいくら頑張ったと感じても、誰かに褒められたり、数字として結果に表れて初めて喜べるということはないですか。
本来は自分の中で満足感や達成感があれば、それを自分の価値として評価するべきはず。
ですが、幼い頃から競争社会の中で暮らしているわたしたちは、そうした感覚をなかなか持つのが難しくなっています。
誰かと比較して自分が上に立つことで、自分の価値を実感したり、認識するということはないですか?
それは、自分で自分を評価できずに、自分の能力を認められない自信のなさの表れとも言えます。
他人より優位に立って安心したい
どんなことでも他人と自分を比べて、勝敗ばかりを気にしていませんか。
- 仕事の業績や年収など、数字としてはっきりわかるもの
- 会社名や住んでいる地域
- 持っているブランドバッグなど
こちらがひとりで闘争心を燃やしていたり、勝手な思い込みによるライバル心。
実はそのような思考になるのは、相手より優れている・勝っているという優越感を感じて、安心したいという思いからくるものです。
誰かに認められたい
周りに自分の存在を認めて欲しいという感情は誰もが抱く自然な感情です。
しかし、その思いが強くなりすぎるとちょっと危険です。
- 人に承認されて自分の存在を感じられる
ということは・・・
- 人に承認されないとに自分の存在を感じられない
他人と比べないための考え方
他人と比べて疲れてしまっている場合は、考え方を少しずつでも変えていくのが、自分のためにもなります。
考え方なんて変えられない!と思うかもしれませんが、違う視点を知ってみると新しい発見があるかもしれません。
自分を認める
毎日、仕事が終わった後や寝る前のベッドの中で、今日の自分自身を振り返ってみてください。
細かいことでもいいので、少しだけ時間を取ってみてください。
その中で、自分が頑張った点や良かったと思うポイントにフォーカスを当てて、自分を褒めましょう。
自分を見つめ直す時間のなかで、自分の評価を自分ですることで、失っていた自信も戻ってくるので大切です
目に見えるものや結果にばかりを意識しない
例えばSNSに投稿されたキラキラした日常の写真は「その人」の「その瞬間」でしかないのです。
大人になると、人は当たり障りのないことしか公にしないものです。
その一面だけを切り取って劣等感を感じる必要ありません。
結果に至るまでの流れやそのときの思いといったものはわかりづらいですが、自分が今やるべきことに集中すると自分の成長に繋がります。
比べている相手も自分と同じように悩んだり苦しんでいる部分が少なからずあるものです。
わかりやすい数字などの結果は後から付いてくるとという意識を持つことが大切です。
感謝の気持ちを表現する
周囲の人に勝った・負けたという競争意識を持っていては共に成長することが難しいです。
自分と関わる人に感謝の気持ちを持って、実際にそれを伝えることで、相手もこちらを認めてくれるようになり、必要としてくれます
ひとりで成長するのはとても難しいこと。
他人と比べるより、いいところは認めて努力する方が自分の成長にも繋がります。
他人と比べても、自分の幸せに繋がらないと気付く
他人と比べることが意味のないことだと気付く必要があります。
相手と比べて、この人より上だ!この人より劣っている!と思っても、これまで生きてきた中で育まれた価値観が違う人と自分の幸せだと感じるポイントが同じなんてことはありません。
他人と比べずに、自分にとっての喜びや幸せは何かということを考えると、他人と比べる必要がないと気付けるはずです。
比較対象を過去の自分にする
他人と比べるという行為は相対評価になります。それより
自分を絶対評価で見てみませんか。
- 相対評価・・個人の能力を、集団内での比較に基づいて評価
- 絶対評価・・個人の能力を、目標の達成度に基づいて評価
ほんのちょっとしたことでも大丈夫なので、日々の生活に関して目標を設定してみましょう。
その目標に対してどれくらい到達できているかということに意識を向けると、他人と比べる必要がなくなってきます。
昨日より少しでも目標に近付いていれば成長できている証拠ですよ。
まとめ
自分自身が強くなったり、成長すると、他人と比べる必要がなくなります。
自分を認め、自分を愛する為には努力も必要になります。
他人と自分を比べてしまう人は、卑屈っぽくなり、ネガティブ思考になりやすいと言われています。
自分の評価は自分で!
自分軸で生きてみると、心が軽くラクになりますよ
周りに振り回されることなく、少しずつ考え方を変えていき、自分を認めて健やかな心で日々を送りましょう。
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