南海の一般車は1000系以降南海線系統と高野線系統の両方で使用出来る両線共用仕様になっていますが実際に両線で使用されたのは1000系と8300系だけで8000系は現在まで南海線系統でしか使用されたことが無く、「4両固定車しか無いのも関係しているのか」って思ったこともあります。2両固定車が存在しないことで6両編成での運用時は和歌山・関空方に1000系を2両連結するのがお約束でしたが現在は1000系との連結は行っておらず、塗装車と無塗装車の組み合わせは見られなくなっています。


(2018.8.25 諏訪ノ森〜浜寺公園間にて撮影)

 クハ1703を先頭に和歌山市へ向かう1000系+8000系6両編成の普通車です。1000系は車体幅の狭い1次車であり、後ろの8000系と見比べると裾絞りが小さいのがわかりますが車側灯も台座を取り付けて嵩上げしており、確認しやすいようになっています。


(2018.8.25 諏訪ノ森〜浜寺公園間にて撮影)

 後ろの8000系は8012Fでした。同系と1000系の連結が中止されたのは1000系にインバウンド対応工事が行われたためで、施工後は種別・行先表示がフルカラーLEDになったほか車内表示器もLCD化されており、元々の造りが良いこともあって8000系よりグレードが高く感じられます。