このブログは、わたしが妊娠中に体験した

重症妊娠悪阻のブログになります。

当時は書ける状況になく、

いまこのようにして書いています。


最近新しいことを始め、

忙しくなってしまい

更新がのんびりですが、

宜しくお願いいたします。


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2月27日 10w0d

 

やっとこさ、10週にまで来た。

いや、10週まで来ることができた。

まだまだ先は長くうんざりだが

2桁まで来られたことがほんの少しうれしかった。




 

最近ひそかに考えていることといったら

この病院を早く退院したい ということと

転院したい ということだった。

 

しかし、いまこの衰弱した状態で行動をおこすということは

なかなか難しく、頭で計画を練るだけでいっっぱいだった。

 

最近そんなことばかり考えていたが

その思いがますます強くなる出来事があった。



 

昨夜は私のところに、ラウンド(看護師の巡回)に一度もあらわれなかった。

なんだか、看護師がバタバタしているようだった。

 

私は、この病院に入院してから約1ヶ月

嘔吐と騒音で熟睡した日は一日もなかったが

消灯時間に居室の電気も消しているし、

テレビも見ることもなかったので

看護師はきっと夜寝ていると思っているのだろう。

 

とある看護師が夜勤のときは

夜間帯の検温の時間(夜8時ころ)以外は

定時のラウンド(夜中の12時と3時)には

一度もラウンド来ず

私の部屋の前はスルーしていっていた。

 

普通の病院だったら病気で苦しんでいたり

万が一死んでいたりしたら

大変だからそれは出来ないが

ここは産婦人科だから

そうやってさぼることも出来るのだろう。


 

昨日の夜勤は、いつもキチンと定時にラウンドに来るはずの

福井看護師だったのに、来なかった。

きっと何か忙しくなってしまった出来事があったのだろう。


 

トントン・・・・・。

「おはようございます。ご気分はいかがですか?」

 

朝の検温に廻ってきた。

 

「変わりないです。相変わらず、夜中も吐いていました。

夜寝る前、10時ころにだいたい吐いて

夜中の12時くらいまですこし眠れています。

昨日、なんだかバタバタしていましたけど、なにかあったんですか?」

 

「救急車の音聞こえましたよね?」

 

うんうん・・・・そういえば、聞こえた。

 

「切迫で入院していた妊婦さんが緊急で他の病院に運ばれたんです。」


 

「えっ、そうなんですか?こちらの病院で対応しきれなかったってことですか?」

 

「そうですね~?所詮、個人病院ですから・・・・。」




 

はい、でた!本音・・・。






 

やっぱり・・・・・・。巷の医療者の中ではではちょっとしたうわさもあったが

やっぱり所詮個人病院なのだ。

 

「で、こちらの病院で母子に緊急なことが起きたりとかしたら

やっぱり近くの○○病院とか△△病院に運ばれるんですよね。」












 

「いやいや、昨日は××県に運ばれました。」と小声で言った。

 

 

 

 

 

 

「えっ!!!」

 

保険証から、私が看護師だってことは

もちろんナースたちは知っていて

こうやって言ったのだろう。

 

きっとこのナースも巷の医療関係者の噂も

私が実は転院したいと思っていることも

なんとなくわかっているのだろう。


 

そして、このナース自身もこの病院に

そう長くは勤める気はないのだろう。

 

だから、この発言をしたのだろう。

 

この発言をきっかけに私は自分自身の治療法や

今後のこと、出産のこと

この病院にいることがますます不安になってきた。


 

早く、転院したい・・・・・。

 

とりあえず、この病院を退院したい。

その思いが強くなり

嘔吐も今までとなんらかわりなかったが

根拠もなく

とりあえず、来月の頭に練習外泊をしてみようと

頭で計画を練っていた。


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