鬼滅の刃の稀血はRhマイナスのことか?

考察系

鬼滅の刃には稀血と呼ばれる鬼が好む特殊な血液を有する人間が存在します。
鬼は人を食べますが、稀血は1人で50人~100人分の人間に相当する栄養があるようで、鬼から狙われる存在として描かれてます。
作中では、鼓屋敷にいた清と風柱の不死川実弥の2人が稀血でした。
今回は、この稀血がどんな血液なのかを考えていきたいと思います。

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まず最初に、稀血がどれくらいの割合で存在するのかを考えます。
現実世界で稀血と呼ばれるのは、100万に1人レベルの特殊な血液のことのようですが、鬼滅の刃における稀血はそこまで特殊な血液ではないでしょう。
大正初期における東京の人口は300万人程度なので、仮に稀血が100万人に1人だったら東京内に3人しか存在しないことになり、いくら鬼が稀血の匂いなどを嗅ぎ分けられたとしても、これでは稀血の人間に出会う確率そもそもが低くなりすぎです。
鬼の寿命が長いとは言え、このレベルでは稀血の存在を知らないか、知っていても伝承レベルの曖昧なものでしかないと思われます。
しかし実際は、鬼の中で稀血は広く知られているように描写されており、10万人に1人(東京に30人)ですら、その数は少なすぎるように感じるのです。

自分が作中から感じた稀血の割合は、せいぜい100人に1人とか1000人に1人ぐらいのものです。
100人に1人だと現在における一般的な公立中学校で学年に1人か2人いる程度、1000人に1人だと学校全体で考えても数年に1人入学してくる程度ですので、こちらのほうが作中で描かれた稀血の割合に近いものと思います。
更に細かく言えば、100人に1人だと多すぎる気がし、1000人に1人だと少ない気がします。

さて、血液型の分類と聞いて、まず最初に浮かぶのはABO式の分類です。
日本では血液型占いが広く信じられていますが、この血液型占いを信じているのは、日本人と日本の影響を受けた韓国人程度と言われています。
そこには明確な理由があり、日本も韓国もA型、B型、O型、AB型という4つの血液型を有する人の比率バランスが良いのです。
国によってはAB型は1%程度しかおらず、鬼滅の刃における稀血に該当するかもしれないですが、日本や韓国はAB型が10%近くいるので、稀血には該当しません。
実は、AB型がもっとも多い民族は日本のアイヌと言われており、20%弱の人がAB型だそうです。
一方、オーストラリアの先住民族であるアボリジニーや、ニュージーランドの先住民族であるマオリにはAB型はいないとされ、ネイティブアメリカン(昔の言い方のインディアン)も、1%程度しかAB型はいないとされています。
以上のように、国や民族によってAB型は稀血に該当するのですが、日本においては10人に1人程度はいるため珍しい血液型とは言えません。

血液型の分類で、次に思い浮かぶのはRh式の分類です。
血液型にはRhのプラスとマイナスがあり、Rhマイナスの割合が少なくなっているのですが、これも国によって差が大きく、Rhマイナスの人が日本のAB型と同じ10%程度いる国もあるそうです。
ただ、日本におけるRhマイナスの割合は約200人に1人とされ、これは一般的な公立中学校で学年に1人いる程度なので、自分が鬼滅の刃で感じた稀血の割合に近いものとなっています。
以上のことから、鬼滅の刃の稀血とはRhマイナスであると私は考えます。
実弥は稀血の中でも特殊と作中で言われてましたので、ひょっとしたらAB型のRhマイナスのような、更に珍しいケースなのかもしれません。

上記した2つの血液型分類は赤血球をもとにした分類ですが、白血球をもとにした血液型の分類(HLA)があり、こちらは数万通りの血液型があるとのことです。
つまり稀血の存在はいくらでも可能性があるわけで、このことについては考えるだけ無駄だったのかもしれません。

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