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革製品のメンテナンスと使う道具のおすすめ

こんにちは。管理人のおもちで御座います。今回ご紹介させて頂くのは革製品用のメンテナンス方法と道具です。

財布や靴、携帯ケース、鞄にキーケースと、生活のいたるところに革製品が存在していますよね。

きちんとメンテナンスをすれば寿命は2倍、3倍にもなると思っております。(冗談ではなく本当に思っております!)

今回はメンテナンス方法とその道具についてお伝えできればと思います。

牛革、山羊革、豚革等に使えるメンテナンス方法です。

革靴の鏡面磨きの方法についてはこちらをご参照下さい。

革に補給する成分として

革に補給する成分として水分、油分、その他があります。

実はこの補給する成分なのですが、人間の皮膚に置き換えてみると非常にわかりやすいです。

私たちも洗顔後、化粧水をつけたりすると思います。顔のつっぱりだったり荒れを防ぐためですよね。

化粧水をぬった後は、乳液を塗ったりもします。化粧水だけでは足りない油分の補給ですね。

全く同じことが革にも必要なんです。

その他に革の表面のコーティングや繊維のつながりを強める蜜蝋もおススメの成分です。

蜜蝋はなかなかいいですよ!

使う道具

まずは揃えて頂きたい道具は以下のとおりです。

ブラシ、布、クリーナー、クリーム・・・全部で3,000円ほどでしょうか。

ブラシは豚毛の毛の短いものがオススメです。

(コロンブスさんのブラシは丁寧に作られていて、お値段もお求めやすいのでオススメです。)

布については着古した服等の薄手のものであれば何でも大丈夫です。

クリーナーは水分主体のものがオススメです。(クリーナーの水分で水分補給ができるため)

クリームは下の項目にて詳細をお伝えさせて頂きますね。

上記の三点は実際に私が使用して良いなと思ったものです。

水分主体のクリーナーと毛足の長さが良いアンバイのブラシですね。

クリームの種類

クリームにも沢山の種類があります。

水分補給を目的にしたデリケートクリーム。

水分油分両方の補給を目的とした乳化性クリーム。

油分の補給を目的とした油性クリーム。

どんな時にどんなクリームを使うのが適切なのでしょうか?

様々な革があるのでこれが正解というものはないのですが・・・

薄手の革にはデリケートクリームや乳化性クリームを使うのがいいと思います。

薄手の革に浸透の強い油性クリームを使うと型崩れします。

型崩れを防ぐためにも革への水分量と油分量の補給は適切にしなければいけません。

最初のうちは、どのクリームを使えばいいのかわからないと思います。

普段のメンテナンスでは水分油分両方の補給ができる乳化性クリームを使うことを私はオススメします。

メンテナンスを繰り返すと革に含まれる水分量や油分量がわかるようになります。

慣れてきたら、水分補給のためのデリケートクリーム、油分補給の油性クリームの両方を使って、水分と油分の補給をそれぞれ行うのがいいと思います。

油性クリームのお勧めはサフィールノワールのクレム1925というクリームです。

油性クリームはこれ一択と言ってもいいかもしれません!

塗布のしやすい絶妙な粘度、ブラッシングした時の光沢感。光沢感のもちの良さ。油分の浸透。どれを見ても一級品です。

手順

さて手順なのですが、私は以下のように行っています。

  1. ブラッシング
  2. クリーナでの拭き取り
  3. クリームの塗布
  4. ブラッシングで塗布されたクリームを伸ばす
  5. 乾いた布での乾拭き

埃や汚れを落とすブラシとクリームを伸ばすブラシは分けたほうがいいのですが、財布やキーケース等の小物のブラッシングでしたら一本のブラシでもいいかと思います。(靴の場合は汚れが多いので分けたほうがいいです。)

まずはブラッシングで、革の表面についた埃を落としましょう。

その後、クリーナーを布につけて革を拭きます。全体をクリーナーで綺麗にしましょう。布が黒くなりますがそれが汚れや古くなったクリームの残りですね。

クリームを素手で塗布します。素手のほうが革の乾き具合や水分油分量がわかるのでオススメなのですが、手の汚れが気になる方は小さなブラシにとって塗布するでもいいと思います。

(小さなブラシは革靴のレザーソールのメンテナンスにも使いますので複数本あってもいいかと思います。)

塗布されたクリームですが、革に浸透するまでしっかりと素手(もしくはブラシ)で伸ばします。

素手で伸ばし終わったら、次はブラッシングをします。革表面に残っているクリームを更に延ばしましょう。

ブラッシングをすることで革の毛穴や細かい部分にもクリームが行き届きます。不要な部分についたクリームも落とすことができます。

最後に乾いた布で拭きあげればメンテナンスは終了です。

乾いた布での乾拭きは残った不要なクリームの除去、それから革表面の毛羽立ちを抑える為に行います。

このメンテナンス作業を繰り返すことで、独特の光沢感がうまれます。

メンテナンスお疲れさまでした。


最後に

今回ご紹介させていただいた方法で革のメンテナンスを行って頂ければ、確実に革の寿命は延びます。

是非、革製品の購入をされたらメンテナンスの道具も揃えて頂くのがいいかと思います。

メンテナンスの難しい革としてコードバンや、エキゾチックレザー、スエードがあり、また違う知識が必要になってきます。

ひとつひとつのメンテナンス方法をまたブログ内でご紹介させて頂きますので、これからも宜しくお願い致します。


最後に私が、何度もオススメする最強の(?)デリケートクリームをご紹介して今回は終わりにしたいと思います。

エム・モゥブレィ のリッチデリケートクリームですね。

水分の浸透が今まで使ってきたクリームの中でも、とても速いです。そして香りもよく、伸ばしやすいテクスチャーです。

使い続けると光沢感もうまれます。

Twitterでも何度もご紹介させていただいているのでご存じの方は多いかもしれませんね。

では今回はこの辺で!また、よろしくお願いいたします!

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