東京から大阪へ来たホテルマンの日記

はじめまして❗️☺️

2022/3/1より東京から大阪に引っ越して参りました。

大阪の、とあるビジネスホテルで働いております。
 
もともとは関西人で
20年と少し 大阪ではありませんが、関西の地方都市に住んでおりました。
 
東京はやはり皆様の予想どおり、オシャレで洗練されていて、個人主義的で、サッパリしていて、実用的かつユーザー目線で、開放的で最先端で、見かけの冷たさの裏側に他者を受け入れるという真の優しさを包含しつつ、街全体が互いへの余計な詮索を峻拒しているという、、、もう本当に、とってもとってもとってもとっても大好きです、愛しています
いや寧ろ心の底から忠誠を誓っております
以上、終わり。
 
 
と書きたい所ですが、私は関西人でありまして
私の帰るべき場所は関西であり、その関西のリーダー(ジャイアン)は大阪なのであります。
 
『大阪』
 
この名前の響きが関西人にとって、神戸や京都、和歌山、奈良、等々の人々にとってどんな印象を想起するのか、東京及び箱根の関所以東にお住まいの方々に伝わりますでしょうか?
大阪、大阪は、大阪やから、大阪はなあ、大阪には、大阪笑笑、等々
いずれも共通するのは、その後に来る言葉は九分九厘否定的なニュアンスであろうということであります。
 
あまり良い表現ではございませんが、「小便臭い」という言葉がございます。
また「暴力的」という言葉がございます。
それから「がめつい」という言葉がございます。利を追うことに貪欲で、粗暴な様をこのように表現します。
また「地元愛が強い」とも言われます。
こちらは大変素晴らしいことではありますが、一歩間違えると「閉鎖性」に容易に転落する危険を孕んでおります。
「馴れ馴れしい」という声も聞いたことがあります。
 
こうして並べてみますと、ある程度のイメージのようなものが浮かび上がって参ります。

関西人にとって長らく大阪という街は、

汚く粗暴で金勘定にはやたらうるさく、自己主張の強い積年の隣人

と言うことになります。

 
またそれは、ある程度において事実でしょう。

私が子供の頃、一人訪れた大阪の街で道頓堀の橋の上、自転車でやって来た大阪のおばちゃんが生ゴミを川に投げ捨てる光景は、衝撃とともに幼き世間知らずの私の原風景となりました。

 
関西人にとって大阪とは、一面においてそんな印象を与える街なのです。
しかしそれは、まるでオセロの盤面のようにふとしたきっかけで長所となり得ることもまた事実でございましょう。
計算高さは『理知』『聡明さ』に。
粗暴さは方向さえ修正すれば『バイタリティー』や『エネルギー』に変わるかも知れません。
馴れ馴れしさは、『愛情』が強すぎるが故と言うことも出来ましょう。
小便臭さだけは、清潔にして頂くよう心掛けて頂く他はございませんが、、
ただ大阪の街も随分綺麗になりましたので、次第に良くなるに違いありません。
 
関西人にとって大阪は、エネルギーの噴出口のように、過剰なまでのダイナミズムとエネルギーに満ち満ちた街であり、またそうあって欲しいと願う街なのです。
 
先程も思わず漏れてしまいましたが、私は、大阪がまるでジャイアンのようだとずっとずっと思っていたことをここに白状致します。
 
のび太スネ夫はその周りでいつもハラハラとジャイアンの行動に一喜一憂するだけです。
この意見には、大方の関西人の方に賛同頂けるのではないかと私は密かに思っております。
 
このブログでは、そんな大阪の街が世界的都市へと発展していくことを願いつつ、大阪の街の1ビジネスホテルで働く私の目を通して感じた洞察や分析を書いていきたいと考えております。
 
大阪を応援するつもりが、全く違う方向へ行ってしまい多少困惑しておりますが、ジャイアンキングギドラのようなバイタリティを秘めた大阪という街を分析しつつ、大阪をより洗練された日本の中心、世界の商都へと昇華する一助になればと思い、このブログを初めさせて頂きました。
 
大阪にはそれが出来ると、私は信じているからです。
丁度のび太ジャイアンを恐れつつも、その強さと優しさ(映画版に限る)に疑いを抱かないように笑
 
ここまで読んで頂いた皆様有難うございました。