タイトル通り、見てきました。２週目とはいえ、日曜の昼でやはり話題作なのでなかなかの混みよう。あまり周りを見回す事はしなかったけど家族連れの人は少なかったように見えた。
新しい「日々是雑感」の仕様で今までのネタバレ対策は使えなさそうなので少し気を使っていこうと思っとります。
まず言いたいのはこれは「シン・ゴジラ」の流れを汲んだ映画であって、子供向けに作られた「ヒーローとしての」ウルトラマンとは考え方が根本的に異なるという事。だからどうしても政治的な話や理屈っぽい会話劇が多くなる。
「シン・ゴジラ」の時にも思った事だけど、特に政治家とかが紋切り型でキャラクターの薄さを感じてしまうのはすごく気になった部分。その上でエピソードのぶつ切りなもんだから「総集編映画」という意見があるのももっともな話だと思う。
もう一か所気になった部分はウルトラマンと人間の共闘を画として見る事がほとんどなかった事。今までのTVシリーズでは当たり前にやってきてる事だからより一層気になった所。それにつながるところではあるが、生身のアクションシーンもほとんどない。ウルトラマンのＴＶシリーズやスーパー戦隊では巨大戦をバックにアクションシーンを見せる演出などが普通に行われているからその辺ですごく物足りなさも感じた。
そしてこれが「シン・仮面ライダー」の最大の不安要素なんだよね。ゴジラやウルトラマンは生身のアクションがそれほどなくてもフォローできるが仮面ライダーにはやはりライダー・アクションが不可欠。このアクションをどう見せていくつもりなのか不安７割、期待３割といったところ。