社会人日常BLを描かせたら右に出る人はいないんじゃないか?と
割と真顔で思っています。
波真田かもめさんの作品がそれほどに好きです。
好みの問題で、100人が100人好き!っていうわけじゃないと思う。
物足りないと感じる人もいるかもしれない。
でもなんでもない世界の1ページが尊いんだよ…。
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🏡 あらすじ
集英社“君恋”が贈るボーイズ・ラブ!拓人は平凡な毎日を過ごすサラリーマン。ある日、アパートの隣人で漫画家志望の春海と出会う。自由に生きる春海とは正反対の拓人だが、少しずつ2人の距離は近づいていく…。東京の「恋ヶ窪」を舞台に繰り広げられる、ハートウォーミング・ラブ!
🏡 感想
どこかの街の一角で、現在進行形でありそうな平凡なストーリー。それがいいいんだ。それが素敵なんだ。拓人は家と会社の往復という淡々とした毎日を送っていて、それが隣人の春海と出会って少し変わっていく。ただ春海の影響を受けてなにかがガラっと変わるわけではなく、ほんの少し言ってしまえば生活に張り合いが出るというか。現実的に、ひとと出会って変わるものってそんなもんだよねっていう。そういうリアルさが、すごく好き。このお話もそう。恋ヶ窪で出会った二人が、ふたりでゆっくり幸せになるっていう、それだけの話。起承転結の転がトラブルじゃないのがすごくいいんですよ。よくある、当て馬の登場とかすれ違いイベントが発生して「もうしらない!」とかにならない。穏やかにふたりの人生を垣間見てる気がして、いいんですよ!波真田さんのお話は実写で見てみたくなるんだよなあ。実際に実写化されたら「あああああちがう!!!」ってなるかもだけどwリアルで違和感ないんじゃないかなぁ。この話で一番好きなのは、ふたりで恋ヶ窪を歩いているシーンと、誘拐犯(笑)が逃亡するシーンです。
🏡 作品情報
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