さよなら恋ヶ窪 / 波真田かもめ

社会人日常BLを描かせたら右に出る人はいないんじゃないか?と
割と真顔で思っています。
波真田かもめさんの作品がそれほどに好きです。
好みの問題で、100人が100人好き!っていうわけじゃないと思う。
物足りないと感じる人もいるかもしれない。
でもなんでもない世界の1ページが尊いんだよ…。

🏡 さよなら恋ヶ窪
🏡 波真田かもめ
🏡 集英社君恋コミックスDIGITAL
🏡 2019/11/25

🏡 1巻(完結)

🏡 平凡なサラリーマン ×
   漫画家志望の元リーマン

🏡 描写:すくなめ / ふつう

🏡 あらすじ
集英社“君恋”が贈るボーイズ・ラブ! 
拓人は平凡な毎日を過ごすサラリーマン。
ある日、アパートの隣人で漫画家志望の春海と出会う。
自由に生きる春海とは正反対の拓人だが、少しずつ2人の距離は近づいていく…。
東京の「恋ヶ窪」を舞台に繰り広げられる、ハートウォーミング・ラブ!

🏡 感想
どこかの街の一角で、現在進行形でありそうな平凡なストーリー。
それがいいいんだ。それが素敵なんだ。
拓人は家と会社の往復という淡々とした毎日を送っていて、それが隣人の春海と出会って少し変わっていく。
ただ春海の影響を受けてなにかがガラっと変わるわけではなく、ほんの少し言ってしまえば生活に張り合いが出るというか。
現実的に、ひとと出会って変わるものってそんなもんだよねっていう。
そういうリアルさが、すごく好き。

このお話もそう。恋ヶ窪で出会った二人が、ふたりでゆっくり幸せになるっていう、それだけの話。
起承転結の転がトラブルじゃないのがすごくいいんですよ。
よくある、当て馬の登場とかすれ違いイベントが発生して「もうしらない!」とかにならない。
穏やかにふたりの人生を垣間見てる気がして、いいんですよ!

波真田さんのお話は実写で見てみたくなるんだよなあ。
実際に実写化されたら「あああああちがう!!!」ってなるかもだけどw
リアルで違和感ないんじゃないかなぁ。


この話で一番好きなのは、ふたりで恋ヶ窪を歩いているシーンと、誘拐犯(笑)が逃亡するシーンです。


🏡 作品情報


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