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こんにちはニコニコ
私ススムのブログをお読みくださり
ありがとうございます音符

まだ
始めたばかりですが
たくさんのいいね
ありがとうございますブルーハート

さて
早速ですが

ストーリーの続き書きますね音符

<前回までのあらすじ>

ススムはあこがれていた高校教師となり
いよいよ初の授業に臨んだ。
しかし、生徒たちは私語ばかりを繰り返し
まったくススムの授業に耳を傾けてくれなかった。
そして、とうとうススムはある授業で

激高してしまい、一人の生徒に向かって
チョークを投げるという最悪なことを
してしまったのだ。


 

ススムは、一人職員室の自分の席で
教員採用試験のことを思い出していた。
 

 
 

採用試験の二次面接で、試験官に向かって、


「現代の学校での問題は、
生徒を思いやる心が欠けている教師が多いと思います。」


「教師にとって、一番大切なことは、生徒への愛情です!」と、
なかば興奮気味に堂々と話した。
 

勝手な妄想で、まだ見ぬ生徒たちへの思いを馳せて、
採用試験の面接であることも忘れて、
熱く語っていた。

 


 

そんなことを思い出したススムは、
まさに穴があったら入りたい状態だった。

職員室で暗い顔でうなだれている
ススムの肩を叩いてくる一人の男性教員がいた。

中田先生であった。
 

中田先生は、商業科目担当の先生で、
いつも明るく元気一杯に振る舞っている若手のホープと
言われている先生だった。
 

確かにいつも颯爽と大型バイクで登校してくるその姿は、
ススムが憧れてしまう青春ドラマの主人公のようなタイプだった。
もちろん、中田先生は女子生徒たちにも人気があった。
 

「よう! どうした? 元気なさそうだね?」

と、中田先生は、ススムに声をかけてきた。
 

(中田先生は、その後も、いつも私のことを気にかけてくれ、
事あるごとに声をかけてくれました。

私は、生徒だけでなく、職場の仲間にも思いやりを示せる
中田先生のような教師になりたいと思ったものです。
 

因みに、中田先生は、いくつかの高校に赴任した後、
校長先生になりました。
やはり、出来る人は、違うよな〜w)
 

ススムは、チョークを投げたことは黙っていたが、
ずっと授業がうまくいかなくて、悩んでいることを告げた。
 

そうか...実際、どんな感じで授業をやっているんだい?
…なるほど、それはなかなか厳しいね。
 

ススム先生は、真面目にやろうとしすぎているね。
いや、もちろん、内容は真面目でなきゃだめだけど、
展開の仕方が、平坦すぎる。

特に、出だしが肝心だよ。
 

落語聞いたことあるかい?
落語っていきなり本題に入らないでしょ。   
                

まず、その場の空気を作るんだよ。
本題に入る前に、ちょっと世間話をしたりするマクラ(枕)があるんだよ。

一度、落語聞いてみたらいいよ。ヒントがあると思うよ。」
 

ススムは落語を聴くのは好きだった。
既に「枕」があることも知っていた。

でも、そうか、授業に応用すればいいんだ。

そう考えたススムは、少しだけ元気が出た。
 



翌日から、早速授業の始めに、
ちょっとした雑談することにした。

その日のニュースの話や、自分の大学時代の話、
サークルの話、大好きな映画の話、
音楽の話、好きな芸能人の話、などなど。
 

初めは、生徒たちもキョトンしていたが、
いきなり硬い話を真面目にするではなく、
雑談から始めるので、
その分授業時間が少なくなると喜び、
だんだんと、ススムの枕に、耳を傾けるようになっていった。
 

その後、「枕」に慣れてきたススムは、
本題である英語の話も落ち着いて、話し始めた。
 

なぜ英語が必要なのか。
英語はなぜ楽しいのか。
 

そして、教科書から離れて、
英会話の表現も教え始めた。

いつか海外に行って、あるいは国内で出会った外国人と英語が話せるといいねと、
硬い内容の教案を度外視して、
教科書には載っていない英語独特のフレーズを教え始めたのである。

ワンポイントレッスンと称して。
 

生徒たちは面白がって、ススムのあとについて、
その会話表現を言い始めた。
 

例えば、ある授業では、

「では、今日のワンポイントレッスンは、bullshit だ。
意味はね。bullは雄牛 、shitはう◯こ。」
 

「きゃ〰、牛のう◯こ、だって」と嬉しそうな反応の声があがる。
 

(女子は、う◯こという言葉を聞くと、
なぜか喜ぶことをこの時知ったのである。)
 

「その牛のう◯こは直訳で、
実際の会話では、なんてことだい!のような
ウンザリする気持ちを言いたい時に使うんだ。
 

例えば、こんな走らされて、全く嫌んなっちゃう、は、
This running is total bullshit ! て、言うんだよ。
OK? では、Repeat after me. 」
 

「This running is total bullshit!」
(生徒たちが大きな声で、真似して後に続いて言う。)
 

「でも、いいかい、こんな表現は、
絶対にフォーマルな場所で言ってはダメだよ。」

「えー、そんなこと言われたら、
余計言いたくなっちゃう。Bullshit!」(爆笑)
 

こうして、授業の雰囲気が一変したのである。
 

でも、日によっては、やはり、英語嫌いが多いクラスでは、
なかなかうまく行かないときもあったが、

ススムは、何だか晴れやかな気持ちになっていた。
 

自分の話に耳を傾けてくれる生徒が、
増えている実感を持てたし、
徐々に、クラスによっては、
楽しい授業もできるようになっていたからである。

 

<次回予告>

先輩の先生からアドバイスをもらい
ススムの授業は好転していった。
そして、あるクラスで話をしたことが

生徒の心を動かし、
感動の授業となったのである。

 

 

 

 

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