【第2世代】AirPods Pro レビュー

お久しぶりです。ポンゴです。

今回はAirPods Pro第2世代(以後新型AirPods Pro)を購入したので、レビューをしていきたいと思います。本日2022年9月23日発売です。

念のため申し上げておきますが、音質に関しては一切言及しません。僕自身、音楽に造詣があるわけでもありませんし、何よりAirPodsの音質に関しては多少重低音が物足りなく感じてはいますが、おおむね満足しているからです。機能などを中心にレビューしていきたいと思います。

なお、僕自身はAirPods第1世代、第2世代、第3世代とAirPodsを愛用してきた人間で、AirPods Proは今回初めての購入となります。※AirPods Proは一時期使用していました。先日購入しました。

以前と変わらぬデザインの外箱
付属品(ケーブルはLightning – USB-C)
付属書類(りんごシールはなし)
目次

基本情報

以下AirPods Proの基本情報です。新型AirPods Proのケースが対応する充電という項目にApple Watchの充電器が入っていますが、これは間違いではありません。

旧型AirPodsに関しては、Appleオンラインストアで取扱が終了していたので、価格をAmazonから参照しています。

新型AirPods Pro旧型AirPods ProAirPods (第3世代)
発売日2022年9月23日2019年10月28日2021年10月26日
価格39,800円
(2022年9月23日時点)
Apple Store 取扱終了
(Amazonでは約31,500円)
26,800円
(2022年9月23日時点)
チップH2チップH1チップH1チップ
ノイズキャンセリング & 外部音取り込み対応対応非対応
耐水イヤホン、ケースともに耐水イヤホンのみ耐水イヤホン、ケースともに耐水
連続使用時間最大6時間最大4.5時間最大6時間
ケースが対応する充電Lightningケーブル
Qi充電
MagSafe充電
Apple Watchの充電器
Lightningケーブル
Qi充電
MagSafe充電(2021年10月20日以降発売モデル)
Lightningケーブルのみ

もしくは

Lightningケーブル
Qi充電
MagSafe充電
より詳しい情報はApple公式サイトをご覧ください。

旧型AirPods Proとの違い & AirPods 第3世代との違い

充電ケースの大きな進化

新型AirPods Proでは、充電ケースが大きく進化しました。人によっては、今回の新型AirPods Proの一番の進化は充電ケースだと考える方もいるかもしれませんね。

まず一つ目は、充電ケースの耐水対応です。
旧型では、イヤホンのみの耐水対応でしたが、新型AirPodsProではイヤホンだけでなく充電ケースも耐水対応となりました。AirPods第3世代もイヤホン、ケースともに耐水なので、Proがイヤホン、ケースともに耐水対応するのは当然のことでしょうが、耐水性能は旧型AirPods Proの頃から変わっておらず、新型AirPods Pro、AirPods 第3世代ともにIPX4等級となっています。これは、運動による汗や雨ぐらいであれば問題なく使用できるというレベルですが、僕自身はIPX4等級のAirPods 第3世代を風呂に落としても特に問題はなかったので、まず余程のことがなければ水でAirPodsは壊れないと認識していいのではないでしょうか。

二つ目は、充電ケースにスピーカーがついたことです。
どこにケースを置いたかわからなくなった時などに便利です。iPhoneやMacの「探す」というアプリを使用して、充電ケースでサウンドを鳴らすことができます。また、バッテリー残量が減ったりペアリングが完了した時などにも音を使ってお知らせしてくれます。

右側が三つの点がスピーカー。左の一つの点はマイクらしいが、使用用途は不明。

三つ目は、充電ケースにストラップループがつきました。
AirPodsの充電ケースにストラップループがついたのは、今回が初めてです。以前からAirPodsの充電ケースをバッグやパンツのベルトループ部分にカラビナ等を使って付けている人は見かけていたので、待っていた方も多いのではないのでしょうか。

取り付け部分は金属製で、相当な力を加えない限り破損することはなさそう。

ノイズキャンセリング & 外部音取り込みの進化

ノイズキャンセリング

AirPods Proのノイズキャンセリングと外部音取り込みを高く評価している方は多いと思います。かくいう僕もその一人です。旧型AirPods Proの時代からこの二つの機能は素晴らしいものでしたが、今回の新型でさらに磨きがかかったという感じです。ただ、日中に繁華街を歩いたりしなければこの進化は実感できませんし、車や自転車との接触を考えると、旧型のノイズキャンセリングで十分かなと思います。

ノイズキャンセリング搭載の機器の中には、ノイズキャンセリングの強さを調整する機能があったりすると思うのですが、AirPods Proではそれができません。今後のアップデートで是非追加してもらいたいですね。

蛇足ですが私は今、繁華街のマクドナルドでこの記事を書いているのですが、すぐそこを電車が走っていることに、イヤホンを外す今まで気がつきませんでした。何の音かなとは思っていたのですが、まさか電車の音とはさすがAirPods Proですね。

外部音取り込み

外部音取り込みは、もうすでにイヤホンを耳につけていない状態と同じように聞こえるレベルに達していると感じています。今後この外部音取り込みが進化していくのなら、それはもう補聴器に取って代わる存在になるのではと、今考えてしまっています。

今回、新たに適応型環境音除去という技術?機能?が追加されました。Appleによる説明は以下の通りです。

適応型環境音除去を有効にしてAirPods Proを装着すると、周囲の大きな音が自動的に低減されます。

この適応型環境音除去は、サイレンや工事の大きな騒音を最小限に抑えてくれるというものです。ただ、ノイズキャンセリングはすでに多くの人が満足のいくレベルに達していますし、サイレンなどが危険を知らせることを考えると、なくてもよかったものだとは思ってしまいますね。それに冷静になってみると、単なるノイズキャンセリングの強化と何が違うのでしょう…。

内蔵チップの進化

旧型で採用されていたH1チップからH2チップへと進化しました。ただ、チップが進化したと言ってもAirPodsは特に動画の書き出しをするわけでもありませんし、特段気にすることはないかもしれません。
しかし、この進化したチップこそが先述した機能を実現していると言っても過言ではないでしょう。

探すアプリが使えば必ず見つかる(と思う)

今回の新型で、AirPodsを探す機能が大きく進化しました。先述しましたが、新たにケースに搭載されたスピーカーの真価はここで発揮されるでしょう。音も大きいのでリュックの中、引き出しの中でも問題ありません。

探す機能の進化はこれだけではありません。実際に探す機能を使用したときに、以前より正確に場所がわかるようになりました。おそらく、AirTagの機能を使ったものではないでしょうか。第1世代AirPods ProにAirTagを付けて持ち運びしていた方々にとっては大変嬉しい機能ですね。

第1世代 AirPods Pro

第2世代 AirPods Pro

その他のポイント

空間オーディオとイヤーチップ

ここ最近Appleは空間オーディオに力を入れている印象があります。
今回もそのせいか、付属のチップのサイズにXSが追加されました。ただ、XSサイズは非常に小さく、だいぶ小柄な女性ぐらいしかつけることはないかと思います。

最初に装着されているMサイズもあわせ計4サイズ

ちなみに自分がどのサイズが合っているのかわからないという方もいらっしゃるかもしれませんが、全く心配いりません。イヤーチップの装着状態のテストが実装されています。一度このテストはいい加減なものではないかと、サイズの合わないXSサイズを装着してテストしてみたのですが、他のサイズのチップへの変更を推奨されました。Appleさんあっぱれです。

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世代の不一致

今までAirPods Proを使用していて、今後も第1世代と第2世代を併用していこうと考えている人の中には、どっちが新型か分からなくなってしまいそうと心配される方もいると思います。しかし、その点心配は特にありません。AirPodsは以前から、違う世代のイヤホンをケースに入れるとアラートが表示されるように設定されています。画像はProではなく普通のAirPodsですが、Proの場合でも同じように表示されます。

総評

昨今、円安が急激に進みつつありますね。それに伴い、Appleも日本において価格改定(値上げ)を数回行っています。多くの人がApple製品の価格に関して敏感になっていることでしょう。今回はそのような現状を考慮し、価格を重視した総評を行っていきたいと思います。

この新型AirPods Proの総評としては、39,800円のワイヤレスイヤホンということであれば、大変素晴らしいものだと感じました。仮に僕が今回初めてAirPodsというものを購入したのであれば、大満足していたことでしょう。
しかし、このAirPods Proは言わずもがな第2世代のものとなり、旧型からの進化を考慮すると、どうしても39,800円という価格は少々お高く思えてしまいます。
現在、旧型AirPods Proを使用していて新型AirPods Proへの買い換えを検討している方は、新型へ買い換えることで自分の生活がどう良くなるかを具体的に想像できるのであれば買い換えも全然アリだと思いますね。

スワイプによる音量調整や、充電ケースのストラップホール、スピーカー搭載は、確かに嬉しいものですが多くの人にとって必要なものかと聞かれると微妙なところです。

今回の新型AirPods Proは、前モデルのブラッシュアップ版といった印象です。現在AirPodsをお持ちの方は購入を悩まれるかとも思うのですが、今はまだAirPodsを購入されたことのない方は新型が出たこの機会に、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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