不登校 引きこもりからの脱出作戦

不登校

どうも

減点パパと申します。

 

今日は、

引きこもり状態になったわが子に対し、

 

そこから抜け出すために

やってみたことについて

書いていきたいと思います。

 

わが子は

中3の12月に

引きこもりの状態になりました。

 

親がいるときは

自分の部屋に閉じこもり、

夜になっても電気もつけません。

 

物音をたてることもなく

部屋にいるのかどうかも

わからないような状態でした。

 

そのようになるまでの経緯は

別の記事で

詳しく書いてありますので

ここでは割愛させてください。

 

12月から始まった

わが子の引きこもりの状態は

 

春になって暖かくなってくれば

雪解けとともに

徐々に解消されるだろうと考えていました。

 

暖かくなってきて

ほんのちょっと

息子に動きがありました。

 

いままで物音ひとつ立てなかったのが

わずかですが

歩く音が聞こえるようになりました。

 

しかし、その後は

大きな変化はなく

こう着状態が続きました。

 

「引きこもり状態から抜け出す

きっかけを求めているのだろう」

 

そう考えた私は、

わが子を

引きこもり状態から脱出させる作戦を練りました。

 

当時、わが子は

親が寝静まってから行動し、

ごはんを食べていました。

 

入浴の頻度は

極端に低く、

週に1回か、2回かの状態であり、

 

洗濯に出してある下着をみて

入浴したのかを判断していました。

 

別に

息子と顔をあわせることがあったとしても

あれこれいうつもりもありませんでしたが

息子は親と対面することを拒否していました。

 

ただ、

引きこもりの最初の頃は

完全なる拒否だったのですが、

 

月日が経つにつれて、

引きこもり状態から

抜け出すきっかけを見いだせず、

もがいているように感じていました。

 

小さいころから、息子と暮らしてきて

息子の性格上、

直接的な言葉がけではなく

 

なにかしらの間接的なメッセージを送ることのほうが

引きこもりからの脱出にむすびつくだろうと

わたしは考えていました。

引きこもりからの脱出作戦

  1. 「入浴の頻度を上げる」
  2. 「お母さんとの接点を増やす」
  3. 「スマホの話をする」
  4. 「話し相手を作る」

わたしは、この4つの段階を踏むことで

わが子を引きこもり状態から脱出させる

プランを作り、妻に説明しました。

入浴の頻度を上げる(スッキリさせて気分を変える)

当時、息子は

週1か2回ほどの入浴頻度。

 

これでは、身もこころもスッキリしないはずです。

入浴頻度を上げるにはどうしたらよいか?

わたしは知恵を振り絞りました。

あたらしいボディタオルを買って与えた

わたしは

若者が好みそうなボディタオル(垢スリタオル)

を選んで買ってきました。

 

「あたらしい、タオルだよ。

使ってみたらどうかな?」

 

メッセージを添えてリビングのテーブルにおきました。

 

効果は、すぐに表れ、

そのタオルを使って、息子は入浴したようです。

半ズボンやタンクトップを買ってきて与えた

当時、夏に向かって暑くなってきた時期でした。

「タオルを与えただけじゃ

インパクトが薄いな」

 

そう考えた私は

あたらしい半ズボン、

それからタンクトップを

 

ドンキから買ってきて

テーブルの上に置いときました。

 

「あたらしい、半ズボンとタンクトップだよ。

暑くなってきたから、

Tシャツよりタンクトップの方が涼しいと思う

使ってみたらどうかな?」

 

半ズボンは

おもしろキャラクターが

デカデカと印刷された

おもわず笑っちゃうようなやつでした。

 

笑いをさそうのも

ひとつの作戦だったんです。

 

タンクトップは

色の鮮やかな派手めのやつです。

 

息子が半ズボンを見て

笑ったかは定かではありませんが

 

翌日にはテーブルのうえから消えていましたので

効果はありました。

シャンプーやボディシャンプーを買ってきた

 

いや、まだ足りないな!

もう、一押しが、必要だ!

 

こんどは

おなじくドンキで

 

若者が好みそうな

シャンプーやボディシャンプーを

選んで買ってきました。

 

これも

「あたらしい、シャンプーとボディシャンプーだよ。

暑くなってきたから、

スースーするトニック系にしたよ、

涼しいと思うぞ

使ってみたらどうかな?」

 

メモと一緒にテーブルの上に置いときました。

翌日にはテーブルから消えましたので

効果はありました。

 

「あたらしいお風呂グッズや

着替えを与えて

入浴頻度を上げて気分を変える」

これが、第1段階の作戦でした。

お母さんとの接点を増やす

つぎは、

お母さんが息子に声掛けをして

お母さんとの接点をふやそう

そういう作戦です。

 

入浴頻度を上げて

息子の気分を変えたうえで

お母さんとのかかわりを増やそうとしました。

 

寝ていたとしても

積極的に声掛けをしてくれ」

 

妻にそう言って

息子への声掛けを促しました。

 

息子は親が寝静まってから

夜中にごはんを食べていましたが

食器は洗って、片付けてありました。

 

「出来ていることをほめよう」

そこをきっかけに

接点を増やそうと考えました。

 

妻が朝、仕事に出かけるとき

「お茶碗洗っておいてくれて、

どうもね!」

とか

 

「洗濯干すのが間に合わなかったから、

お願い!」

とか

 

「急に雨が降ってきたら、

窓がしまっているか

確認お願いね!」

 

そのように

どんなことでもいいから

息子に声掛けをするように頼んだのです。

 

目指したのは、

母親とハイタッチなどの

スキンシップが出来るようになることでしたが

そこまでには至りませんでした。

スマホの話題にもっていく

母親との接点がすこしでも増えたら、

「スマホの購入に話を持って行って欲しい」

妻にはそう言ってありました。

 

当時、まだ息子が持っていなかったスマホを

「いっしょに買いに行こう」

そういう流れにしたいと考えていました。

 

「買ってやるから」という、

恩着せがましくするのではなくて

 

「緊急時や連絡をとりたい時に

お前にスマホを持っていて欲しいのよ」

 

そういうスタンスで

スマホを持たせることを考えていました。

 

スマホで情報を得ることもできますし、

ラインとかでも気持ちを伝えてくれるなら

それでもいいかなって思っていました。

 

スマホを持てば

自然にテンションがあがるだろうって考えていたんです。

話し相手を作る

わたしや妻が仕事で不在だった時

息子にとっての叔母が

家にあそびに来たそうです。

 

ダメもとで

部屋にいる息子に声をかけたところ、

部屋から出てきて

一緒に話をしたそうなんです。

 

その話を聞いて、

叔母さんに気を許しているなら

それに頼ってみることを考えました。

 

また、近いうちに遊びに来てくれるように

叔母さんに頼みました。

 

息子にとって

叔母さんが話しやすいなら

それでもいいんです。

 

叔母さんと接することで

気分が変わってくれることに期待しました。


引きこもりの解消

12月から始まったわが子の引きこもりは

意外なきっかけで解消されました。

 

部屋に引きこもってから

約9か月がたっていました。

 

  • 「入浴の頻度を上げる」
  • 「お母さんとの接点を増やす」
  • 「スマホの話をする」
  • 「話し相手を作る」

 

この4つの段階的なひきこもりからの脱出作戦が

続いていた時です。

 

たまたまなのですが

わが家では

子猫を飼い始めました。

 

保健所に保護されていた子猫のことを

妻が新聞で知り、

わが家で飼うことにしたのです。

 

当初は、1匹の予定でしたが、

「遊び相手がいないとかわいそうだ」

ということで

姉妹の猫ちゃん2匹がわが家にやってきました。

 

息子の部屋のドア越しに声をかけ

私や妻、二男が不在の時の

猫ちゃんのお世話を頼んだのです!

 

お水やご飯の準備

日中の子猫の様子を見ておいてちょうだい!

お世話を頼むよ!

 

そのように

息子に頼んで出かけたのです。

 

猫ちゃんを飼い始めたのは

引きこもり解消にと

 

意図したことではなかったのですが、

猫ちゃんの癒し効果はすぐに表れました。

 

子猫が我が家に来た日から

約1週間ほどで

息子が姿を見せるようになったのです!

 

そして息子は

以前とおなじように

みんなと一緒に食事を取るようになりました。

 

暖かくなって

息子に

ほんのすこし動きがあったとき、

 

息子は

たぶん、何かのきっかけを探していたのだと思うんです。

 

引きこもりの状態から抜け出す、

何かのきっかけです。

 

もっと早い時期に

猫ちゃんたちを飼い始めていたなら

 

もっと早く

引きこもりの状態から

脱出させることが出来ただろうと思います。

 

なんだか、

4つの段階的引きこもりからの脱出作戦よりも

 

猫ちゃんの効果の方が大きかったようですが、

結果良ければ、それでいいんです。

 

いま、息子は

「やりたいことが見つかった」

そう言いだして

通信制の高校に入学を決めました。

 

不登校から、引きこもりの状態を経て

いま、息子には

満面の笑顔があります。


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