クリニック看護師の仕事内容は？実際の業務内容と１日のスケジュール

こんにちは、てへなすです！

今回はクリニック勤務をしている看護師のスケジュールと仕事内容について紹介します！

私自身、病棟から初めてクリニックへ転職する時は、業務内容のイメージがつかず疑問や不安でいっぱいでした。

今回の記事でクリニック看護師がどんな日々を過ごしているのか、勤務のイメージをつかんでもらえたら･･･、と思います！

※記事の内容は、全てのクリニックに当てはまるわけではありません！

クリニック看護師のスケジュール

ざっくりとしたスケジュール表になります。

クリニックによって業務内容は異なりますので、参考程度にみてください！

• 8:30～9:00

・出勤、着替え
・PCや機械の立ち上げ・予約の確認
・院内清掃
・当日使用する薬剤や物品の準備

• 9:00～13:30

・午前診療開始
・医師の診察補助

• 13:30～15:00

・午前診療終了！
・（クリニックによりますが）「中抜け」とよばれる午後診療までの長い昼休みがあります。

• 15:00～18:00（最終受付17:30）

・午後診療開始
・備品の納品
・検体回収など業者対応

• 18:00～18:15

・午後診療終了
・院内清掃、備品の補充・在庫確認
・PC、機械の電源を切る
・着替えて帰宅

スケジュールの特徴

①前残業時間が短い

病棟時代は情報収集のため始業1時間前から出勤！という日もありましたが、クリニックでは準備するものや業務内容も決まっていることが多く、朝の準備のために早く出勤することは少ないです。

私が働いてきたクリニックは勤務開始30～15分前に出勤する人が多くいましたが、バタバタすることなく朝の準備を行っていました。

②一日の流れがルーティーン化している

クリニックによりますが、一日の流れは大まかにルーティーン化していることが多く、 その日の見通しが立てやすい傾向にあります。

イレギュラーな対応も少ないため、スケジュールが大きく乱れることは少なく、比較的落ち着いて働くことができます。

③中抜け時間がある

クリニックの診療時間や混み具合によって異なりますが、1時間～1時間半程度の「中抜け」と呼ばれる長めの休憩時間がある場合があります。

中抜けがある場合、昼食後に昼寝・院外へ買い物・一時帰宅するなど、各々が自由に時間をすごします。

中抜け時間があると、クリニックが混雑して午前診療が長引いても1時間しっかり休憩が取れるというメリットがあります。

しかしデメリットとして、拘束時間がながく感じられるということが挙げられるので、意見は分かれるところ･･･。

④残業が少ない

（クリニックによりますが）18:00まで診療しているクリニックの場合、最終受付時間が30分前の17:30であることが多いです。

そのため時間内に診察が終えられる日も多く、 定時で退勤できる日があったり、残業があっても30分前後の場合が多いです。

退勤の時間が読みやすいので、仕事終わりに予定を入れたりすることもできます。

もちろん最終受付時間間際の受診や、繁忙期などで忙しい時期もありますが、業務量的にも時間内で終えられるか、残業が少ないのもクリニック勤務の特徴です！

ワークライフバランスを重視している看護師さんにおすすめの職場です。

クリニック看護師の仕事内容

今回は私が働いてきたクリニックの仕事内容をまとめていきます。

※クリニックによって業務内容は違いますので、おおまかに記載しております！

診察前の問診

クリニックは少数のスタッフで運営しているため、患者さん1人1人にかけられる診察時間は限られています。

スムーズな診察を行うために、医師の診察前に看護師が問診表を確認するクリニックもあります。

症状の確認・問診表の記入漏れなどをチェックし、患者さんが診察室に入ったら医師がすぐ症状を把握できるようにしています。

診察の補助

医師の診察の補助として、以下のような業務があります。

①患者さんの案内・診察の準備
スムーズな診察が行われるよう、患者さんの呼び出しや誘導を行います。
また、診察中は患者さんの近くに立ち、診察部位の服をまくるなどの補助も必要時行っていきます。

②検査や処置の準備、介助
診察の内容を聞き、検査や処置が必要そうなら物品の準備・介助を行います。

③バイタルサイン測定

④医師の診察の補助説明
診察後、患者さんから治療や検査内容に不明点などがあれば、看護師が補助説明を行う場合もあります。

患者さんが多いクリニックでは、次から次に診察を行っていきます。

そのため、診察がスムーズに進むよう、看護師はテキパキ動くことを求められる傾向にあります。

処置

採血・点滴・注射業務などの医療処置は基本的に看護師が行います。

そのため、採血・点滴・注射の3つは最低限できた方がいいです！

クリニック看護師の必要スキルに関しては、下記記事をご参照ください。

【看護師の転職】クリニック勤務、これだけできれば働ける？！必要スキル5選！！

こんにちは！てへなすです！ 今回は複数のクリニック勤務を経験した私が、働く上で必要だと感じるスキルについてまとめたいと思います！ クリニック勤務に対してのイメージって、下記のようなものが挙げられるかな ...

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またクリニックによっては創傷処置や、心電図などの検査を行う場合もあります。

備品の在庫確認・発注

クリニックでは、看護師が院内常備薬や備品の在庫管理、発注を行います。

薬剤や備品は定数が決まっていることが多いので、チェックリストを確認しながら発注を行います。

間違えて多く発注してしまったり、確認不足で備品が足りない、という事態にならないよう注意が必要です！

使用器具の滅菌や片付け

クリニックでは看護補助といったスタッフがいないため、処置などで使用した器具は自分で洗浄、滅菌を行います。

診察で使用したセッシなどの物品は、看護師がオートクレーブ（高圧蒸気滅菌器）にかけて滅菌していきます。

他にも、コスト削減の面から未滅菌ガーゼや綿球などを院内で滅菌することもあります！

掃除

1日のスケジュールにも記載しましたが、始業前、終業後に院内の清掃があります。

クリニックによりますが、玄関前や待合室、診察室なども看護師が清掃する場合があります。

中には院内に洗濯機・乾燥機がある場合もあり、診察で使用するシーツやタオルなどを洗濯する場合も･･･。

ビル内の場合、院外にトイレがあり、掃除業者が行っている場合がほとんどです。

電話対応など受付業務関連

他にも、電話対応やカルテ整理など受付関連の業務も行います。

電話対応は、受付では対応しづらい内容（医療的な質問など）や、受付スタッフが忙しく電話対応が困難な場合は看護師が対応します。

受付業務に関しては、完全に分業されているクリニックもありますが、受付スタッフが不足しているところでは看護師がお会計の補助に回るなんてことも･･･。

まとめ

ここまでクリニックの業務内容についてまとめました。

読んでいただいてわかるように、 クリニックは医療処置から雑務まで業務の幅が広い です！

病棟時代同様、クリニックでも看護師は「なんでも屋さん」要素があると思っています！

看護師としての業務をこなしながら、電話対応などの雑務を行うことがあるため忙しさを感じる場面もあります。

業務内容に不安を感じる場合や、なるべく受付業務はしたくない場合は、面接時に仕事内容について確認することをオススメします！！

また科によっても業務内容は変わってきますので、診療科別に多い業務は何か、入職希望のクリニックがある場合は事前に調べてみてください！

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