「電磁波攻撃防止リング」という商品が「メルカリ」等で販売されています
詐欺の臭いがする商品ですが、どうやら売買が成立しちゃってる商品もあるみたいですね～
しかし、そもそも「電磁波攻撃」とは何なのか？
我々の生活にどんな悪影響を及ぼすのか？
それを知ったら「電磁波攻撃防止リング」が自分も欲しくなるかもと思い色々調べてみました^^;
電磁波攻撃とは？
電磁波を使った人体への影響を目的にした嫌がらせ
だそうです。
低周波は浴び続けると「体温上昇、頭痛、耳鳴り、痺れ、むくみ、吐き気、めまい」などの諸症状が出るみたいです
高周波の場合も「体温の上昇、頭痛、キーンという音が聞こえる」などの報告があるようですね
送電施設の近くに住んでいる人が体調不良を起こすケースはどうやら珍しくないことから、「電磁波が原因で何らかのアレルギー症状を起こす人はいる」と主張する医者もいるようですね
これらの症状を「電磁波過敏症」と呼んでいますが、現状「電磁波過敏症」という病名の疾病や症状は無いとされています。
総務省の見解
総務省のホームページにてQ4：電波で人体を攻撃できますか？という問いに対してのアンサーが以下の通り
日常の生活空間で人体に影響を与える電波はありません。また、人体を攻撃する電波（機械や装置）はありません。
電波を発射する無線局は微弱な電波を除き、電波法により総務大臣の免許を受けて使われており、免許制度では安全・安心に電波利用できるために電波防護基準の適用を義務付け守られています。
また、電波法による高周波利用設備の許可や型式確認を受けた高周波加熱器（例えば、電子レンジ、電磁調理器）、医療用設備のMRI（人体透視装置）などがありますが、いずれも人体には安全に使用できるように造られています。
なお、『電波の影響で体が悪くなった。』という相談もありますが、お体の具合は専門のお医者様にご相談するようお願いしています。総務省 行政相談FAQ（その他）から引用
専門の医者に相談するようお願いしていると書かれていますね。
日本ではまだ少ないですが外来での診察を受けつけている医療機関もあるみたいです。
こうゆう相談があるということは、やはり一定数「電磁波攻撃」による体調不良を訴えている人はいるようですね。
電磁波攻撃防止リングとは？
少しだけ「電磁波攻撃」というものが分かったのですが
結論から言うと「私は買う気は全く起きませんでした・・・」
「電磁波攻撃防止リング」の正体は？
メルカリ等で「電磁波防止リング」と検索すると・・・
明らかに事務用品の「カードリング」的なもの
どう見ても「ワッシャーだろ！！」としか言えないモノが「電磁波攻撃防止リング」として出品されていました・・・
※まぁ私の勘違いなのかもしれませんけどね^^;
中には「※画像はイメージです」との批判対策の注意書きがあったり
「思考盗聴防止」などオカルト的な売り文句が記載された商品も・・・
他にも「５G対策」「Bluetooth対策」「集団ストーカー対策」
などよくわからない説明が現在出品中のほぼ全ての商品に記載されていました。
出品されている商品の説明欄を読むと↓
「指向性のある電磁波や音波を反射、分散させることで電磁波攻撃を妨害する」などなど・・・
車やトイレ、玄関などに置くと効果があり、アクセサリーとして普段持ち歩くと効果があるそうです・・・
少し文章は変えていますが、こんな感じの説明文が記載されていました・・・
また、別の出品者が出品している商品の説明欄を見てみましたが、まったく同じ説明文が記載されていました。
う～ん怪しすぎる・・・
なぜ購入してしまうのか？
私個人の意見ですが、そもそも「カードリング」や「ワッシャー」の存在を知らない人が買ってるんじゃないかと思っています。
「カードリングとかワッシャーの存在を知らない人っているの！？」
と思うかもしれませんが、世の中には「カードリング」も「ワッシャー」も知らない人もいるんでしょうね・・・
そんな無知な方がメンタルが非常に弱っているときに
「電磁波攻撃防止リング」
「思考盗聴防止！」
なんて売り文句で「２個セットで１０００円！！」という安価で出品されてたら、買ってしまう気持ちも分からなくはないです。
※カードリングやワッシャーが１、２個で１０００円は通常の思考の人なら１００％買わない金額ですよね
メンタルが弱っていると藁にも縋りたい気持ちは分かるが・・・
私は「電磁波攻撃」を経験した事は無いので、想像する事しかできませんが。
ワッシャーやカードリングを購入した人は「藁にも縋る思い」で購入したんじゃないかな～と思ってしまいます・・・
そうゆう私もメンタルが弱っていると余計なものを購入したり、明らかにおかしい行動をしてたかも？と思うふしがあります。
さすがに、オカルト的なグッズや怪しい商品に手を出した事はありませんが・・・
服をやたら購入したり、食費が増えてる時期がありました。
総務省のホームページでもお願いがあるように
まずは「専門医」や「カウンセラー」に相談することが大事だと思います。
まだまだ国内では専門医の数が限られているようですが、こうゆう怪しい商品を購入するよりも良い行動だと思います。
いずれ問題になったり逮捕者が出そうな雰囲気がありますが、今はまだひっそりメルカリで売買が行われている状況のようです。
私もお金は欲しいですが、小金を得たいがために、悩みに悩んでいる人の弱みを突いて詐欺まがいの商品を売るのはいかがなものかな～と思いますねぇ