先日、脳脊髄液減少症を患う、中学生のお子さんの進路について悩んでいらっしゃる方と、メッセージのやり取りをしました。

息子の高校受験は4年程前の事となりますが、当時あれこれ悩んだのを思い出し、結果どうだったのかも含めて参考までにお伝えしました。

今回はその内容を皆さんにご紹介したいと思います。

体調が悪くて通えそうもないと悩んでいる方の参考に少しでもなれば…と思います。

ブロ友さんに送ったメッセージを元に、一部変更してご紹介しています。

あくまでも息子の場合は…という内容なので、ご参考まで。

以下、4年前の高校受験のときに悩んだ事を振り返りつつ、実際のところどうだったか、気づいた事なども書いています。

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病気で学校に毎日通える自信がないと、進路をどうするか、本当に悩みますよね。

息子も高校受験の際、ギリギリまでどうするか悩んだのを思い出しますキョロキョロ


スクーリングについて

通信制高校のスクーリングは、学校によって本当に様々です。

例えば…

宿泊学習型
・朝から丸一日の集中型(連日の場合も)
・回数は多いけど1日の時間数が少ない分散型(欠席の場合は補講のチャンスが複数回ある事も)

息子の場合は、宿泊や丸一日というのは体調的にとても考えられなかったので、回数は多いけれど、1日の時間数が少ないコースにしました。

始めの頃は欠席が多くヒヤヒヤしましたが、高1の夏休みに3回目のブラッドパッチをしてからは、徐々にスクーリングの日だけはあまり休まずにどうにか通えるようになっていきました。


社会との繋がり

通信制高校の良いところは、病気の子どもでも社会から孤立する事なくいられて、療養や治療に専念する時間を持てる事なんじゃないかと思っています。

メンタルを維持するのって、家にこもって社会から孤立すると、なかなか難しい気がしました。

自分の体調に自信が持てないので、友達と約束して遊ぶのは難しく、諦めてしまった時期もあったようです。

中学時代の友達とは徐々に連絡を取らなくなり、孤立していったように思います。

息子が体調の良いときに、ゲームを通して繋がった同年代の人達と交流しているのを知ったときは、心底ホッとしたものです。

つまり、それくらい人との繋がりがなくなり、心配した時期もありましたショボーン


通信制高校の様々なコース

話を戻しますが…通信制高校と言っても、学校によって厳しいところもあるようですが、息子の通っていた学校では欠席しても補講のチャンスが何度もあったので、少しでも通える体調なら卒業は難しくない感じでした。

しかし息子のコースは、普通の高校のようにクラス単位で授業を受けるのではなく、大学生みたいに学年関係なく各自で選んだ授業に出席するコースでした。

そのため、あまり通えていない息子にとっては、顔見知りは出来ても親しい友達を作るのは難しかったみたいです。

結局のところ、高校を卒業する事はできましたが、卒業後も連絡を取り合うような友達はできなかったようです笑い泣き

今にして思えば、ネットの中で同級生と交流が持てるようなネットコースのある学校もあったので、そういう交流の仕方も意外と息子には良かったかもしれません。

もしくは、クラス単位で毎日同じメンバーで授業を受けるような、全日制高校に近いスタイルのコースの方が、多少通えるようになってきた際には友達を作りやすかったかもしれません。

ただし、ほとんど通えていない状況では、全日制高校に近いスタイルは、少々ハードルが高く感じられましたアセアセ

受験生だった当時は、高校在学中にもっと回復する事を期待していたので、全日型コースに編入して大学進学コースに最終的には入る事を想定していました。

しかし残念ながら体調が回復したのは、高3になってからだったため、そううまくはいきませんでしたえーん


本人の意向が大事

数年後を見通しての進路選択は、本当に難しいですよね。
それでも、他のコースに編入できる学校もあったりするので、よく調べてみて、お子さんの納得のいく進路になるといいですね。

受験を1年見送るのも1つの方法ですが、社会との繋がりがなくなると、メンタルがきつくなる場合もあるので、お子さんとよく相談なさってくださいね。

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私がこのメッセージを送ったブロ友さんのお子さんは、高校入学を1年見送り、好きな事を学ぶ事を検討していらっしゃるようでした。

多少なりとも社会との繋がりが期待できる環境で、本人の好きな事をしつつ療養できるなら…そんな選択も全然アリだと思いますおねがい

大学に入ると一浪、二浪して入学している人もよくいますよね。

そんな事を思うと、社会に出る前に体調を回復できるのなら、療養のために少しくらい時間がかかってもいいんじゃないかな…と、息子の闘病生活を通して思うようになりました。

中高生の闘病生活は、進路にも関わるので心配は尽きないと思います。

ですが、しっかり今(学生)のうちに治してしまう事も大事だと思います。

ストレスもたまるので、メンタルの健康にも気をつけつつ、少しでも希望に沿った過ごし方ができるといいですねクローバー

闘病中の方の体調が、少しでも良くなるように祈っています。


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