織田家のふるさとを訪ねてスサノオに会った

 

敦賀から越前町と海岸を充分に堪能したので、次は山方面を目指す途中で出会ったまちが織田だった。これで「おた」と読む。戦国武将の織田家のルーツの地である旨の案内板に従ってたどり着いたのは劒神社(つるぎじんじゃ)。これが思いのほか由緒ある神社だった。

劔神社は越前二宮(一宮は気比神宮)で、ここの梵鐘がなんと国宝だった。神社に梵鐘?というのがポイントで、劔神社はかつて劔御子寺と同居していたいわゆる神宮寺。梵鐘があってもおかしくないわけだが、この梵鐘に「劔御子寺鐘神護景雲四年九月十一日」と刻まれている。神護景雲は元号で、神護景雲4年は西暦では770年!

劔神社のご祭神はというと主祭神がスサノオだった。最近、呼ばれているかのようにいく先々で素戔嗚尊に合う。最近のキーワードの一つだ。

織田家とのつながりは、信長より200年ほど前の祖先(藤原将広)が越前守護の斯波氏に従って尾張に移住し、尾張守護代になり、故郷の地名の姓を名乗るようになったようだ。戦国時代に柴田勝家が劔神社に発行した文書に(劔神社は)「殿様、御氏神、粗相仕るべからず」と残されている。

一角には猿田彦神社もあった。

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自然を愛するジオグラファー、ジオトラベラー。A naturelover, a geotraveller and a bicycle lover.

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