うつくしい世界に誘ってくれる絵本を不定期に紹介します。
大人の方から、お子さんまで、それぞれの心に届きますように・・・
『くるみのなかには』
講談社 ¥1400(税別)
たかお ゆうこ
第1版発行日:2007年10月18日
くるみのなかになにがある?
くるみを揺らすと、シャリン,チリンと音がして、
小さなくるみの中に、宝物、小さな道具、小さなお家、風景など、
美しい世界が広がっていました。
子どもの頃、くるみが鈴の形に似ているから、
何か音がするんじゃないかと思って振ってみたことを思い出します。
実際には、くるみを振っても音はしません。
でも、この絵本では違います。
くるみの中に広がる想像の世界に、なぜか懐かしく、ほっこりとさせられます。
遠い昔、もしかしたら…、もしも…と想像しては、
ドキドキフワフワした記憶。
いつしか時間に追われるようになると同時に、
想像力という風船は、小さくしぼんでしまいました。
想像する力って、得難く失いやすいものなんだなあと感じます。
絵本を読んで、遠い昔に少しだけ戻れた気がします。
そして、読み終わって分かりました。
くるみは、想像のタネだったんだって。
※岡山大学東門前の小道
静かな場所です。
お近くの図書館で借りるか
本屋さんで取り寄せてみてください。
お店にもおいています。
I wish you a happy day♪ (^^♪
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