Linux上でzipファイルを解凍、圧縮することができます。コマンドで簡単に実行することができるので便利です。今回は、Linuxのコマンドでzipファイルを解凍、圧縮する方法について紹介いたします。
zipファイルの圧縮、解凍について
Linuxでzipファイルの圧縮、解凍をコマンドを使用して行うことができます。
zipファイルの圧縮、解凍のコマンドは次のようになります。
- zipファイルの解凍(unzip)
-
zip形式の圧縮(zip)
-
ファイル内の確認(zipinfo、zipgrep)
Linuxコマンドで圧縮したzipファイル内を確認することができます。
ファイルを解凍しなくても、コマンドで中身を表示したり、検索したりできるので便利です。
※説明は、Ubuntuの22.04 LTSで行っています。
zipファイルの解凍
zipファイルを解凍するには、unzipコマンドを使用します。
unzip ファイル名
unzip -d ディレクトリー名 ファイル名
※-dで指定したディレクトリーに展開されます。
zip形式の圧縮
ファイルをzip形式で圧縮するには、zipコマンドを使用します。
zip 圧縮ファイル名 ファイル名
圧縮ファイル名に圧縮した時のファイル名を記述します。
ファイル名には拡張子の.zipを付けて指定します。
zip -r 圧縮ファイル名 ディレクトリー名
指定したディレクトリー内にあるファイルやディレクトリーが全て圧縮されます。
zipファイルの中身の確認
zipファイルの中身のする表示
zipファイルの中身を表示するには、zipinfoコマンドを使用します。
zipinfo ファイル名
ファイル名には拡張子の.zipを付けて指定します。
zipファイルの中身の検索
zipファイルの中身から、その中に含まれる文字を検索します。
zipgrep 検索文字列 ファイル名
検索文字列に検索したい文字列を指定します。
ファイル名には拡張子の.zipを付けて指定します。
テキストファイルの場合は、ファイル名とファイル内を検索します。
バイナリファイルの場合は、ファイル名を検索します。
大文字、小文字の区別をしない場合は-iのオプションを指定します。
zipgrep -i 検索文字列 ファイル名
まとめ
今回は、Linuxのコマンドでzipファイルを解凍、圧縮する方法について紹介しました。zipファイルの解凍、圧縮コマンドは簡単なので覚えやすいと思います。解凍しないで中身の確認や検索ができるので便利です。
読んでいただき、ありがとうございます。
参考になりましたら、幸いです。