黄昏のドッグラン

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今シーズンは雪がまとめて降ったので
家の裏の傾斜地の土地に捨てた
雪が随分と溜まった。

この土地があるから雪の多い冬は大助かりだ。

昔だったらこの雪を使って子どもたちにカマクラとか
イグルーとか作ったものだが、
成人した子どもたちもういない。

カミさんと入るイグルーを作っても
一緒にその中でバーベキューはしてくれないだろうなと
思う。

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しかし、ウチにはまだ喜んでくれる子たちがいた。

ワンズである。

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以前住んでいた家には前に隔離された大きな空き地があったので
そこに作ったのだが、

庭にドッグランサーキットをつくる

逃げるが勝ち！

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今回の土地は道路に面しているので
壁を高くしないといけない。

作業は結構大変そうだな・・・

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しかし色々なできない理由が頭に出てくる前に
思いついたら即行動。

肉体労働の前には考える時間を与えてはいけないのだ。

それで夕方にさしかかっていたが
早速スノーパークづくりにとりかかった。

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結構雪が深くあるので壁は高くできそうだが、

すぐに腰が痛くなる・・・

しかし可愛いワンズのために
がんばれるのだ。

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途中カーブを作ったり変化があったほうがいいな・・・

掘った雪を溝の壁に盛りながら掘り進む。

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夕暮れになってきたがこうしてなんとか完成！
1時間以上堀続けたかな・・・

疲労困憊・・・

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これで可愛いワンズたちもさぞかし
喜んで遊んでくれるだろう・・・

疲労の中にも満足感。
「辛味の中に旨みあり」の中本ラーメンと同じだ。

ちょうどワンズの散歩の時間。

カミさんと出ていたのでコースに入れてやると・・・

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セージくんはまず脱走するには難しいことを悟った。

だが、2匹ともすぐに出口の階段を登って出て行こうとする。

せっかく作ったのに遊んでくれない？

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残念だー
もっと喜んでくれると思ったのに・・・
昔はあんなに喜んで走り回っていたのに
大人になっちゃったのかなー



また今度遊ばせてみるかな・・・・

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ドッグランは寂しく黄昏ていた・・・・

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