これまでにした霊体験

 今日は幽霊の日との事で、私が体験した少し不思議なお話を 。 


あれは私がまだ中学3年生の時でした。

当時、私の祖母はずっと入院しており意識もない状態で医師からも「いつどうなってもおかしくない。」と言われていました。

そのため中学3年生のメインイベントである、修学旅行前にもなにかあった時のためにと家族で病院に行き、祖母に「修学旅行に行ってくるよ。」なんて声を掛けて私は修学旅行に向かったんです。


修学旅行のルートは王道といえば王道なのでしょうか、奈良から京都へ向かい大阪で終わるルートでした。

奈良で色々巡って確か、ホテルは京都だったと思います。

ホテルの部屋は二つのベッドにホテルの方が修学旅行用になのか簡易ベッドを入れてくれていて、三人が泊まれるようになっていました。

私は一番部屋の扉に近い簡易ベッドを使う事になり、先生の点呼も来て眠りに付きました。


そんな眠っている意識の中で不思議なのですが、何故か祖母がずっと部屋の扉の近くに立っている感覚があったんです。

私は怖くなったりはせずに、なんで祖母がいるんだろうなどと寝ぼけながら思っていました。


そしていきなり誰かから自分の名前が呼ばれ、覚醒すると一緒の部屋に泊まった子たちと、保健の先生が私を起こしてくれたのか、心配そうに見ていました。



そんな事があって、私はちょっと変な夢みたなぁーぐらいの感覚で京都の観光地に向かう修学旅行のバスに乗り込みました。


観光地に着いて、バスから降りると担任から少し心配そうな顔をして自分と当時同じ学校に通っていた従兄弟が呼ばれ、そこで祖母が亡くなった事を告げられました。


亡くなった時間は夜の11時頃で、ちょうど私がずっと祖母が部屋の扉の近くに立っている感覚があった時間でした。


あの体験はきっと祖母が最後に顔を見に来てくれたのだろうと今でも思っています。


   


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