アラサーで初めて!?人生への焦りと不安~仕事好きが婚活を始めるきっかけ~

婚活

最近やたらと人生に不安と寂しさを感じる。

アラサーの27,28歳のときは、なぜか「まだまだやれる」「20代ラストスパートまだ若い!」「30代も走り抜けよう」と、思うことが多かった。

しかし、29歳になって突然と「本当に今のままやれるのか?」「むしろ、今のままやっていいのか?」と不安に思うことが多くなった。

社会人になって5年。会社でもそれなりの地位について責任も出るようになってきた。けど、それは28歳でも変わらなかった。

じゃあ、何が私をそんなに不安にさせるのか。

それは、最近になって両親がずっと一緒でないという将来が現実的に見え始めたからではないかと思う。

勿論、頭では10代前半にはちゃんと認識していたが、同居している両親の年老いた姿をふとした拍子に目の当たりにしてしまったのが、最初だと思う。

父は今年定年を迎え、仕事をしなくなった。

元々、そんなに仕事が好きそうな父ではなかったが、仕事がなくなり、年金生活となり、「仕事がしたいな」という小言を言うようになった。

「じゃあアルバイトでもしたら?」と助言をしても、特殊職についていた父は「僕ができる仕事は、アルバイトにはないよ。」といって肩を縮め、寝室に入っていく。そして、好きなフォークソングを聴いて1日を過ごす。

結局、好きなことを1日して過ごしていていい生活をしていると思うが、仕事の話をして「もう仕事ができない」という父の姿はとても哀愁が漂い、見ているこちらはただただ茫然とその背中を見るしかない。

そして、父から11歳下の母は今も現役にパートなどで働いているが、階段の上り降りや歩行時に右足をするようになった。理由は、膝の軟骨がすり減ってしまい激痛が走るためだ。もちろん、病院や整体に行ってケアをしているが、たまに足が痛いがために全体的に体調を崩しているときがある。

そんな両親の姿を横目にとらえた日に、自分の顔を鏡で直視して初めて、学生時代にはなかった目尻の皺やほうれい線が目に留まり、「あ、自分っておばさんだ」と気づいた。

そこからは、なし崩しに自分は“若い”わけではないことを自覚した。

最近、食べる量が落ちた。肉が付きやすくなった。今までの化粧が合わなくなった。上げたらきりがない、自分が若くない証拠。

そして、自分が”若くない”を認識したとたん、リアルになる74歳という父の年齢と63歳という母の年齢。

父は、あと10年したら日本男性の平均寿命になる。母はその10年後、つまり、20年後に日本女性の平均寿命。

元気に、それまでいてくれたとしても10年と20年しかなく。万が一にも病気をしたら、、、今までと同じ生活ができるのはあと数年しかない。

そこで初めて、「あ、近い将来。というか、今まで自分が生きてきた年月のうちに、自分が独りになる可能性がある。」と気づき、数年後の自分がこの広い実家でただ一人取り残される未来に不安しか残らなくなった。

本当にこのまま、20代と同様にがむしゃらに仕事をしていていいのか?

仕事、仕事、遊びのサイクルでいいのか?

その間に、家族は変わっていくのではないのか?独りだけ取り残されるのではないのか?

そして、自分は、この不安を一人抱えてこれから先、生きていかないといけないのか?

この問いたちに、しっかりと向かい合いこれからの人生を選択しないといけないのが30歳に向けてのファーストステップだった。

Copied title and URL