こんばんは。

 

こわがり・無気力なまじめちゃんの行動力を上げる!

不登校・発達障害カウンセラーの

かなえです。

 

前回は

2年越しに発達検査を受けたときのことを

書きました。

 

 

 

 

発達検査を受けた後の様子を

今回はお伝えします。

 

発達検査を受けさせようかと

考えておられる方、

既に検査を受けた方、

 

どちらの方にも

今一度考えていただきたい

大事なポイントがあります。

 

ぜひ最後まで

お付き合いくださいね。

 

============

 

検査から1か月後、

予約が平日日中になったこともあり、

一人で結果を聴きに行った私。

 

結果は

「自閉症スペクトラム」(ASD)

 

 

やっぱりそうだったんだ。

 

結果を受けて、

私はスッキリしました。

 

 

診断が下りて、

受け容れられる人と

受け容れられない人、

 

どちらもいます。

 

 

それまでの子どもの状態を

どう捉えていたか、

 

どんな経緯で受診に至ったか、

 

それによっても違いますので、

受け容れられないことを

誰も責めることはできません。

 

 


私は結果を受け容れた。

 

ただ娘にどう伝えるか。

 

 

どうやって受けさせるかに

注力していた私は、

 

診断が下りたことを

どう伝えるか、

事前にあまり考えていなかったのですガーン

 

 

そこからまた悩みました。

 

 

新しい中学生活で

必死だった娘は、

 

しばらく検査のことは

ほぼ忘れていたようです。

 

 

が、やはり、

自分のことを把握しておくことは

これから大人になるにつれて必要。

 

 

なので、最初ははっきりと診断名は告げずに、

「聞くより見る方が得意みたいだね」

「復習より予習に力を入れたほうが

いいみたいね」など、

 

日々の生活の中で、

娘の特性を伝えていきました。

 

 

すると

「やっぱり私は授業で初めて聞くより、

教科書で先に見ておいた方が

わかるんだ」と

 

本人も納得。

 

 

特に学習面で、

特性を活かした勉強法がわかり、

 

最初の中間テストでは、

クラス最高位を取った科目も。

 

 

発達検査って、

単に診断名をもらうだけでなく、

 

その特性をどう活かし、

環境調整も含め、

困りごとをいかにラクにかわすか

工夫できるきっかけになるな、

 

そんなふうに感じました。

 

 

とはいえ、本人は

「IQが知りたい」と言って

受けに行ったわけですし、

 

検査の結果を

何も言わないわけにもいかない。

 

 

大人になってから診断名を告げるのも

「どうして言ってくれなかったの?」となる。

 

何より、強みも弱みも

自己理解をして、

社会に出ていく方がいいだろう。

 

 

そんなことで、

半年ほど経ってしまいましたが、

本人に告知することにしました。

 

 

「あなたは○○が得意だね。

だけど○○に苦手を感じやすいみたい。

 

傾向としては

自閉症スペクトラムというもの。

 

 

誰にも得意と苦手があるけれど、

ちょっと人より得意と苦手に差があって、

 

自分の困りごとやつらさを

なかなか人に気づいてもらえないかもしれない。

 

決して恥ずかしいことではないけれど、

言いにくいことがあったら、

まず親に言ってね。

 

学校の先生に困りごとを伝えて

配慮してもらうこともお願いできるけど、

どうする?

 

そんなふうに話をしました。

 

 

すると

「それって発達障害なんでしょ?」と。

 

 

娘もなんとなく自分のことについて

ネットで調べていたようです。

 

隠さず「そうだよ」と伝えました。

 

 

案外娘は落ち着いて聞いていました。

 

そして

「口で指示されてもわからないのは

長い文がキャッチできなかったんだ。

 

TVを観る時、字幕にしたくなるのも

そういうことだったんだ」

 

と、自分の特性について、

納得していました。

 

 

感覚ってそれぞれなはずなのに、

誰でも自分の感覚と相手の感覚が

同じだろう、と

思ってしまいやすいんですよね。

 

でもそうではない。

ということを娘は検査を通じて、

冷静に受け留めていました。

 

「今自分のことが分かったことで、

これから生きやすくなるよ。

 

自分のことが分かるって

本当に大事なことだから。」

 

そう伝えると

「うん、今わかってよかった」

そう答えました。

 

 

でも「配慮はされたくないから

先生に言わないで」

とも言われました。

 

 

  発達検査を受けたら・・・その後どうする?

 

本人に告知するのかしないのか。

 

ここは本当に判断が難しいところです。

 

 

年齢や、本人がどれほど困っているか、

検査を受けることに対して

どんな思いで臨んだのか。

 

それらによっても、

ベストな選択は変わってきます。

 

 

どんな状況であれ、

できれば、検査を受ける前に

親が告知に関してどうするか、

考えておいた方がいいかと思います。

(私は無計画過ぎました滝汗

 

 

伝え方も、

診断名を言うのか、言わないのか。

 

特性だけ言うのか。

 

何か困ってそうなときだけ

「もしかして○○に困ってない?」

と声掛けしてあげる など。

 

いろんなやり方があると思います。

 

 

どんなやり方でもいいと思いますが、

思春期ともなると

進路選択など、

 

将来のことを考える機会が増えるため、

やはり自己理解は大切。

 

 

また、思春期は

周りと比較しやすい時期。

 

できないことにフォーカスしてしまい、

自己否定する子が増える時です。

 

 

そのような時期に

自分には強み・弱みがあって、

 

こんなふうに強みを活かして、

苦手は工夫してかわせばいい、

 

これを知っているかどうかで、

ずいぶん生きやすくなると思います。

 

 

実際二次障害で、

うつ病などになってしまう子もいますが、

 

自分も周りも特性をわかっていることで

そうなることを回避できることも

多いのです。

 

 

ですから

障害があろうとなかろうと、

 

思春期までに

強みと弱みを伝えてあげることは

大事かなと思います。

 

 

検査を受けていなくてもいいです。

今一度、お子さんの強み・ちょっと苦手なところ、

まずはおうちの方が把握して、

少しずつ声かけしてあげてはいかがでしょう。

 

案外「私ってそれ、得意だったの?」

分のことをわかっていないこともあります。

 

 

強みはしっかり伝え、

 

弱みは「こんな時、困っている?」と

寄り添って、一緒に解決法を考えていく。

 

そんなことをしてあげてみてください。

 

 

夏休みでおうちにいることが多いからこそ、

今がチャンスですよ!

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村
不登校・ひきこもり育児ランキング