今週もお疲れさまでした。
成績はどうでしたか?
今週は、日足でひいたレジスタンスライン付近での攻防が目立つ週でしたね。
それでは、今週もドル円の相場環境認識を復習しましょう。
今回は 2022年08月27日時点での相場環境認識になります。
僕のトレード手法は ダウ理論 を基本として、目線の確認、水平線によるライン分析、ローソク足の動きの観察が中心です。
こんな方におすすめですよ!
- 手っ取り早くドル円の相場環境が知りたい方
- 自分の相場環境認識と比べてみたい方
- 相場環境認識のやり方を知りたい方
今週の成績は・・・ 28.9 pips
まとめにそれぞれの足で確認した目線を記載しています。
お急ぎの方は、そちらだけでも見てくださいね。
YouTube動画でも解説していますので、よかったら見てください。
動画は【VideoProc】 を使って録画しています。 今回の環境認識は、対応デバイスの多さと使いやすさに定評のあるヒロセ通商 でやりました。声は 玄野武宏さん にお願いしています。(VOICEVOX:玄野武宏)
上位足での環境認識
まずは上位足からの確認です。
僕の場合、上位足は 週足、日足、4時間足 としています。
上位足は中長期トレーダー、スイングトレーダーが確認する足になりますね。
基本的には上位足の流れが強い傾向にあります。
なので、デイトレーダー、スキャルピングトレーダーの方も大きな流れに逆らわないためにもきちんと把握しましょう。
週足
上昇トレンドで、上目線です
週足は、1週間に1本しか増えないので、急激な変化は起きにくいです。
上昇トレンドは継続していて、7月上旬の最高値を目指している感じ。
今週のローソク足は、下ヒゲ陽線なので、買い勢力はあるんですが、先週よりのびていないので、勢いが若干落ちた印象です。
ライン分析
週足での水平線は、先週から更新はありません。
最高値と、その起点、前回高値にひいています。
週足の水平線の色は、紫色にしてます。
週足レベルでみると、最高値までに目立つ抵抗帯がない状況。
このまま最高値に向かって上昇しそうだけど、数年ぶりの最高値だし、ロングの利確売り決済と、レジスタンスライン付近での逆張り注文による反発が想定できますよね。
別の時間足の状況も確認して、動きを確認していきます。
日足
トレンドなしの上目線です
日足の確認です。
先週は、上昇トレンドを崩した安値の、起点近くまで上昇したところでした。
今週は、この起点でひいた水平線でレジスタンスされて、金曜日に再度、トライしたところですね。
ライン分析
上昇トレンドを崩した安値の起点を上に抜けると、再び上目線に切替わるけど、やっぱり、みんな意識していましたね。
僕は、目線の切り替えを、ローソク足実体で更新したかどうかで、判断してます。
見づらいけど、今週の最初に、起点を上に更新したんです。
なので、今週から上目線と判断してます。
それをふまえ、日足の水平線をひいていきます。
最高値は、週足でひいたので、僕は、日足ではひきません。
最高値の起点にひきます。
日足の水平線は、赤色。
あとは、先週に引き続き、上昇トレンドを崩した安値と、その起点の高値に水平線をひきます。
それと、目線が切替わった高値と、その起点も意識されやすいのでひきます。
少し多い気もするけど、日足はこれぐらい。
来週は、この勢いのまま、このレジスタンスエリアを上に抜けていくかもしれないし、レジスタンスされて、下落していくかもしれない。
来週は、月末の週だし、動きをチェックしながらトレード戦略を練りましょう。
4時間足
トレンドなしの下目線です
続いて、4時間足。
最高値までは、ずっと上昇トレンドでしたが、そのあとの急下落で、最高値の起点を下に抜けたので、上昇トレンドが終わりました。
急下落してからは、21SMAを意識しながら、起点に向けて上昇している感じですね。
ライン分析
4時間足の水平線は、急下落を受け止めた安値と、その安値の起点にひきます。
4時間足の水平線は、黄色。
起点は、日足でひいた水平線とみる人もいれば、上ヒゲだけど、高値を超えている箇所とみる人もいますね、きっと。
僕は、日足でひいた水平線を、起点としたので、4時間足ではひきません。
目線は、上昇トレンドが終了したと同時に、下に切替わってます。
ですが、先週末には、21SMAに支えられる形で起点付近まで上昇している。
この勢いのまま、上昇し続けるか、一度レジスタンスされて、21SMAあたりから、再度上昇するか。
はたまた、勢いがなくなったと判断されて、下降していくか。
想定できるトレード戦略から、優位性の高い戦略を選びましょう。
基準足での環境認識
続いて基準足の確認です。
僕の場合、基準足は 1時間足、15分足 としています。
基準足は スイングトレーダー、デイトレーダー、スキャルピングトレーダー が確認する足になりますね。
上位足より動きが出てきますので、目線や勢いはしっかりと把握しましょうね。
1時間足
トレンドなしの下目線です
次は、1時間足。
4時間足で確認できた急下落は、2時間で起きていたのがわかります。
この急下落の幅で、上に行ったり、下に行ったり。
ライン分析
1時間足でも、水平線は、この急下落を受け止めた安値にひきますが、安値は、4時間足でひいたので1時間足ではひきません。
なので、安値の起点となった高値と、その起点にひきます。
1時間足の水平線は、緑色にしてます。
1時間足でも、急下落により目線が、下に転換してます。
直近は、この急下落した安値と、起点の間にいるので、迷いのある時間帯だったんでしょう。
目線は下方向ですが、先週末の買いの勢いを、週明けも引き継げるのか。
それとも、目線の流れに沿って、下降するのか。
週明けの動きに、注目ですね。
15分足
トレンドなしの上目線です
続いて、15分足をみましょう。
ここからは、ほぼ週末の動きになりますね。
上位足の流れを確認してきているので、わかると思いますが、大きくは上昇の流れですね。
あと、金曜日には、アメリカのパウエル議長の発言があり、これが100pips以上の動きを作りました。
これが要人発言による動きです。
僕が環境認識するとき、経済指標や要人発言が原因で、これぐらい荒れてしまったときは、この時間は無視して流れを確認しています。
ライン分析
15分足では、要人発言の前後で、目線が2回、切替わっています。
この目線が切替わった安値・高値と、それの起点に水平線をひきます。
最初に、下目線に切替わった安値と、その起点です。
15分足の水平線は、水色にしてます。
起点となる高値は、1時間足でひいたので、15分足ではひきません。
つぎに、上目線に切替わった高値と、その起点にひきます。
こちらも、高値は、日足でひいた水平線になるのでひかず、起点の安値にひきます。
また、こちらの高値は、上に更新されていますが、上昇途中なので、高値はひかないです。
そのかわり、起点となる安値にのみひいて、15分足はおしまい。
15分足では、上目線で上昇していて、日足のレジスタンスラインを超えて、終わっています。
レジサポ転換で、上昇の勢いが増すか、それとも、だましとなって反発するか。
上位足の流れに沿った方向でのトレードができるまで待った方がいいかなと思います。
下位足での環境認識
最後に下位足の確認です。
僕の場合、下位足は 5分足、1分足 としています。
僕が確認することの多い足です。
下位足は デイトレーダー、スキャルピングトレーダー が確認する足になりますね。
これまで以上に動きが出てきます。
短期的なトレードを行う場合、下位足のみに着目してトレードしがちですが、大きな流れの一部であることを再度認識しましょう。
下位足で発生した上昇トレンドは、基準足での上昇トレンドの一部とは限りません。
もしかしたら、下降トレンド中の調整波かもしれません。
その場合は、必ずしもロングが優位性の高いトレード戦略にあるとは限りませんよね。
5分足
トレンドなしの上目線です
最後に、5分足の確認をしておきましょう。
要人発言のあった前後は、大荒れですね。
そのあとは、上昇に転じてますが、日足での水平線でレジスタンスされる形になっています。
最後は、日足の水平線を上に抜けていますが、上ヒゲのローソク足になったり、押し戻された形で終わっています
ライン分析
5分足でも、他の足と変わらず、ダウと目線の切り替えを中心にひきます。
5分足では、トレンドは発生していない認識なので、目線が切替わったときの、安値・高値と、その起点に水平線をひきます。
5分足の水平線は、白色のままにします。
起点となる高値は、他の時間足と一緒で、日足でひいているので、ひきません。
5分足レベルになると、目線もコロコロかわる傾向があるので、この足をみてトレードする人は、その都度、チェックする必要がありますよ。
まとめ
今週の環境認識の復習は以上です。
それではそれぞれの目線もおさらいしましょう。
時間足ごとの目線
- 週足: 上昇トレンド / 上目線
- 日足: トレンドなし / 上目線
- 4時間足:トレンドなし / 下目線
- 1時間足:トレンドなし / 下目線
- 15分足:トレンドなし / 上目線
- 5分足: トレンドなし / 上目線
今週は、日足でひいたレジスタンスラインが意識された動きでした。
そのため、どの足でもトレンドがなくなり、上昇か、下降か迷っている感じです。
下位足では、上目線で上昇の勢いがついてきているので、このままレジスタンスラインを抜けるか、
それとも反発して下降するか、来週の動きに注目ですね。
この内容が、あなたのトレード戦略の参考になると嬉しいです。
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