【ポジティブにしてくれる人22】麻生英雄さん(47) ワールドカップ日本代表スタッフ

やる気の源

今日の朝日新聞朝刊のコーナー「ひと」は、道具係という裏方として7回もサッカーワールドカップに携わっている方でした。仕事を極める人というのは、麻生さんみたいな人を言うのではないかと思います。

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コンビニで立ち読みした求人雑誌から応募

麻生さんは、1994年秋、横浜フリューゲルスのアシスタントマネージャー募集の求人広告に応募したそうです。
それも、たまたまコンビニで立ち読みした求人誌だといいますから、人の人生って本当にわからないものですね。

それも、仕事内容は把握して応募したわけではなく、ただ単に「面白そう」が志望動機だったようです。

入社してみると、担当は用具係。サッカー経験はなく全て手探りで行ったと言います。そして3年後の97年に日本代表付きの用具係に誘われ、大手のスポーツ用品の会社に移ります。

どのような経緯で日本代表付きに誘われたのかわかりませんが、おそらく用具係として工夫や選手への気遣いなど様々な点で努力なさったのではないでしょうか?

体調管理のため、「合宿前には生ものを口にしない」、という徹底ぶりからも想像できます。

花形の仕事と裏方の仕事

一般の社会においても、仕事にはスポットライトが当たる仕事とそれを支える裏方の仕事があると思います。

例えば、営業マンが仕事を一つ受注するには、その受注を支える人、つまり契約書を作ったり、経費の精算をしたり、電話を取り次いだり、多くの人が携わっていると思います。

そのような裏方の仕事をする場合、なんとなく引け目を感じる人もいるのではないかと思います。しかし、麻生さんのように、自分なりの工夫をしたりすることのよって、その目立たない仕事にスポットライトを当てることができるのです。

実際に麻生さん達裏方さんは、前回のロシア大会、試合後の綺麗な日本代表のロッカールームで世界から賞賛されました。

どんな仕事にも、いろいろな意味があって価値があるとか、ないとかってないんですよね。そしてどんな仕事であっても、その仕事を極めることのよって人生を変えていくごとができるものなんだなぁと感じました。

現在、麻生さんは、会社を立ち上げJリーグクラブに人材を輩出する仕事も行い、日本サッカーを支えているそうです。

それにしても、立ち読みした求人雑誌から7回(1998年~2022年)もワールドカップに携わることになり、会社まで立ち上げ、サッカー界にどっぷり浸かってしまうなんて、運命って不思議なものですね。サッカーファンは、うらやましくて仕方がないのではないでしょうか?

この世に〝雑用〟という用はない。用を雑にしたときに、雑用が生まれるのだ(渡辺和子)

縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ。(前島密)

☆この記事を作成する際には、朝日新聞.2022-11-21.朝刊を参考にしました。

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