【むかむかしあるところに、死体がありました。】青柳碧人 あらすじ・感想 とにかく切なくなる。この気持ちを味わってほしい。

ミステリー小説

今日も来てくれてありがとう♡

およのといいます。

今回は、2020年に様々な賞にノミネートされていた作品を読んでみたよ。

一度は読んでみたかった。

今日の1冊 むかしむかしあるところに、死体がありました。

「むかしむかしあるところに、死体がありました。」青柳碧人 

2019年4月17日 双葉社
 
 
 

あらすじ

昔ばなし、な・の・に、新しい!鬼退治・桃太郎って……え、そうなの?大きくなあれ。

一寸法師が……ヤバすぎる!ここ掘れワンワン。

埋まっているのは……ええ!?

「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存知の

《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージと

いったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!

表紙もタイトルもインパクトあって、読んでみたいって

思っちゃうよね。

昔話がミステリーってどんな感じだろうか

興味津々だった。

この作品、もう文庫版も出てるんだね。

個人的感想

この本は短編集。

「一寸法師」 「花咲か爺さん」 「つるの恩返し」

「浦島太郎」 「桃太郎」の5つの昔ばなしが

元になってるの。

読み終えたとき、真っ先に切なさを感じた。

それは小さい時からの昔話のイメージが崩れた

からなのか。

物語が切ないからなのか。

好きな物語から読んでみて下さいって

書いてあったけど、

私は最初から読むのを おすすめしたい。  

昔話がベースだから、言葉も昔話に出てくる

物が多くて、始めは慣れるのに少し

時間がかかったけど、その後はスムーズに

読めたな。

短編なので、読みやすいけど、

頭の中の馴染みの昔話と喧嘩する。

こんな風になるのが苦手な人には

おすすめ出来ない作品。

大昔に流行った、本当は怖いグリム童話

もそうだった。

あれも、読んでみたけど、

最後まで読み切れなかった。

昔話を美化してるのか。

昔話が思い出と結びつきすぎてるのか。

分からないけど、

私には苦手な作品だった。

あくまでも個人的感想ね。

エンターテインメント要素があるから、

そういうのが好きな人にはぴったり

だと思う。

続編の

「むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。」

童話とミステリーの

「赤ずきんちゃん、旅の途中で死体と出会う。」

 
そして最新刊の
 
「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。」
 

もあるので、気になる人は読んで欲しい!