家族で楽しめる世界自然遺産「奄美大島」ってどんなところ？

世界自然遺産に登録された奄美大島はどんなところ？

“東洋のガラパゴス”と呼ばれる奄美大島。沖縄は都会的リゾートを想像しますが、
どちらかというと、豊かな生態系とたくさんの自然が残る島です。

鹿児島県本土と沖縄のちょうど中間地点。海外リゾートのように美しい海と、
亜熱帯の植物が生い茂る原始林が広がる美しい島です。沖縄に感覚としては近いので、
沖縄に似た部分もありますが、どこか本土に近い雰囲気もある、独特な島です。

2017年には国立公園指定、LCCのピーチやバニラエアなどの就航もあって、島に訪れる人も増えました。まだ開発されていないエリアも多く、海も山も自然にあふれています。
奄美大島の楽しみ方は、ありのままの自然を楽しむことが一番！
海の中は色とりどりのサンゴ礁に熱帯魚があふれ、一目見たら感動します。

わたしも奄美大島の魅力に感動した、その1人でした！

そして、私はこの魅力いっぱいの島で起業を考えています！
奄美大島で起業してみたいと思った経緯はこちらをみてくださいね！

奄美大島で起業しようとブログを開設してみました！９月にやったことまとめ

成田空港から２時間！関西国際空港からも約１時間30分とアクセス抜群

「離島」と聞くと、飛行機の乗り継ぎや、時間がかかると思っている方も
多いのではないでしょうか？

実は、奄美大島はアクセスしやすいのが、特徴です。
各主要なエリアから直行便も多くとてもアクセスもいいんです。

ピーチなどの格安LCCを利用すれば、関東エリアだと成田空港からの所要時間は直行便で約２時間！
関西エリアだと、関西国際空港から直行便で約１時間30分！

本土から、たった2時間で、海外みたいなリゾートじゃん！と、見間違うような美しい海に到着します。
日本の島々の中では沖縄本島・佐渡島に次いで3番目に大きな島（北方領土を除く）ですが、沖縄本島に100万人の人口が住んでいるのに対して、奄美大島は7万弱。人口密度が低く、素朴なのんびりとした島です。
近年では、若者向けの観光スポットも多く、レンタカーや観光タクシーがおすすめ。路線バスも走っていますが、本数も限られているので自由に観光したいなら、やはりレンタカーがおすすめです。

奄美大島が世界自然遺産に登録された理由とは？

そんな自然あふれる奄美大島が、
2021年7月26日、奄美大島「世界自然遺産」として登録されました。
（同日に徳之島・沖縄本島北部・西表島も「世界自然遺産」として登録されました。）

日本では5つ目の登録、鹿児島県では、屋久島に次ぎ2番目の登録となります。

世界自然遺産登録の評価となったのは、奄美大島にしか存在しない、生物の貴重さである「生物多様性」。奄美大島では、この生物多様性の高さ、固有種の多さは際立っています。
なぜ、こんなにも生物多様性に長けているのかというと、奄美大島は気象条件において生物地理区の境界線「渡瀬ライン」が位置しており、生物生息域の北限と南限、両方の境目となります。
これによって多様な生物が共存する稀有の島となっており、
国土の面積の0.2％に満たない奄美大島において、国内全体の生物種の約13％が確認されているそうです。

また、島では個別に進化した生物が、現在では固有種・固有亜種として見られます。

　

奄美大島の自然を守るために守ってほしい知ってほしい、大切なこと

希少生物が多く生息している奄美大島の植物や動物たち。
素晴らしい自然を守ってもらうためにも、奄美大島に観光に訪れる皆様に守っていただきたい
大切なことがあります。内容をまとめてみました。

夜の山道はゆっくり走行する「ロードキル防止」

奄美大島の山間部の道路などで、絶滅危惧種のアマミノクロウサギが交通事故にあい、
死んでしまうこと（ロー ドキル）があります。このような事故を防ぎ、
希少種を保護するために、特に夜間の山道 などでゆっくりとした速度での運転を呼びかけています。
また、奄美大島は都市部以外ではすごく暗いです。
ですので、スピードは出さずにゆっくり走行しましょう。

奄美の動植物の暮らしを乱さないで

奄美大島の海や山では、さまざまな生き物たちが暮らしています。
そこに人間が立ち入って観察するときには、動物たちの生活を邪魔したり、刺激を与えないように
十分気を付けなければなりません。
綺麗な海や、自然豊かな森も時には危険が多いです。
何が危険かなど、事前に調べて観光に行くと、さらに楽しめる旅になると思います。

動植物はその場から持ち出さない・持ち込まない

奄美大島には希少な動植物が数多くあり、条例や法律などで持ち出しが禁止されています。
島の方々の協力や、観光客のマナーなどの多面的なバランスによって、
島の生態系は保持されています。
動植物の持ち出し・持ち込みをなくすことは外来種対策にもつながります。
可愛いから！などの理由で捕まえたりするのは絶対にダメです。

おすすめ！エコツアーガイドの活用

奄美大島には、島の自然のなかに入るときに適切なかかわり方を教え、
観光客にも、奄美大島がどんな島なのか？を、わかりやすく解説し、ガイドしてくれる、エコツアーガイド連絡協議会認定の「エコツアーガイド」があります。観光スポットとしても、有名な金作原は、エコツアーガイド同伴の観光が必要となっています。
そのほかにも、ナイトツアーなども適正なルールを守って適切に野生生物と接するため
エコツアーガイドの同伴でないと立ち入り禁止の場所などもあるので、きちんと調べましょう。

人と自然との共生こそが奄美の自然環境保持のために大切なこと

奄美大島では、古来より人と自然は互いに寄り添い、共生関係を図ってきました。
島の人たちの文化は、豊かな自然を壊すことなく、恵みに感謝してきた先人の知恵のたまもの。豊かな自然と街がすぐ隣り合わせにある奄美大島だからこそ、「自然への感謝」という概念は
今後も守っていきたい課題です。自然を守り、ともに生きる地域の人々の暮らしや文化もぜひ知るのが、観光の醍醐味になるのではないでしょうか。

サンゴ礁に熱帯魚などの海のアクティビティーを堪能しよう

“東洋のガラパゴス”と呼ばれる奄美大島。沖縄は都会的リゾートを想像しますが、
どちらかというと、豊かな生態系とたくさんの自然が残る島には、サンゴ礁に熱帯魚などの自然も堪能できます！

おすすめのマリンアクティビティー①｜ダイビング

奄美大島では、沖縄同様ダイビングも盛んに行われています。 北部・中部・南部と３つの潜るエリアに分けられ、出会える生物の種類も多く、ハゼなら100種類以上！自然が多く残っている奄美大島の海だからこその見れる景色だと思います。外洋では、エイやロウニンアジなど大物生物との遭遇も。
水深の浅いポイントも多く、ビギナーダイバーさんでも安心して潜るポイントもたくさんあります。

おすすめのマリンアクティビティー②｜シュノーケリング

奄美大島の海の中を見てみたいけど、ダイビングは怖いし、ちょっと…という方に
おすすめなのは、シュノーケルです。少し沖の方へ泳げばサンゴ礁や熱帯魚を見ることができます。
シュノーケルしたことがない方は、ツアーに参加すればシュノーケルの使用方法など教えてもらえますし、魚にたくさん出会えるポイントへも連れて行ってくれるので安心だと思います。

おすすめのマリンアクティビティー③｜SUP（スタンドアップパドルボード）

奄美大島でも、人気も急上昇し、ウォータースポーツの新定番として注目を集めている
「SUP（サップ）」。名前を聞いたことはあるけれど、実はどんなスポーツなのかよくわからない…
なんて人もいらっしゃるのでは？

SUPとは「Stand Up Paddleboard（スタンドアップパドルボード）」の略称。その名の通りボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいく新感覚のアクティビティです。

浮力が大きい専用ボードを使うため簡単に立て、性別や年齢を問わず初心者でもすぐに楽しめるので、お子さんと一緒に体験することもできます。こちらもツアーに参加すれば使用方法など
教えてもらえますし、安心ですね。

おすすめのマリンアクティビティー④｜サーフィン

奄美大島は、サーフィンのスポットとしても有名です。
「奄美大島のサーフィンといえば手広海岸」と言われるほど人気のサーフスポット、龍郷町の手広（てびろ）海岸。多くのサーフスポットがある奄美大島の中でも、手広海岸はサーフィン雑誌に度々特集されたりしています。

私が、奄美大島に行った時も、島内のサーファーたちも口々に「手広はサーフィンの聖地よ！」と教えてくれました！サーフィンを体験したことのない方も、
ツアーに参加すれば使用方法など教えてもらえますし、安心ですね。

※島の海は、陸から見ただけではわかりにくい水の流れなどがあるので、
安全には十分に気を付けながら、地元のサーフショップの方と一緒に海に入りましょう。

おすすめのマリンアクティビティー⑤｜浜辺でリラックス・子どもと海水浴

奄美大島の海の中を見てみたいけど、マリンアクティビティーに自信のない方も多いと思います。
奄美大島のホテルの近くには、プライベートビーチがあるホテルもあるので、
浜辺でリラックス・子どもと海水浴を楽しむこともできますよ。

わがやもよく、波の少ないホテルのプライベートビーチで子供と海水浴を楽しんでいます。

奄美大島、おすすめのビーチはどこ？

上記でも説明した通り、奄美大島ではマリンアクティビティーを多数楽しんでもらえると思います。
マリンアクティビティーの他にも、海を見ながらのんびりしたり、海水浴を楽しんだりと
さまざまな過ごし方ができると思います。
では、奄美大島のおすすめビーチはどこでしょうか？

奄美大島のおすすめビーチ①｜土盛海岸

初めに、土盛海岸は、”ブルーエンジェル”と呼ばれる青のグラデーションの美しい海です。
白い砂に、太陽の光を受けて刻々と変化する海は、ずっと眺めていたいほど！
奄美大島でも人気NO.1とも言われるビーチです。 空港から車で約10分と近いので、アクセスも便利。
ただ、注意が必要なのは沖に向かって流れる「離岸流」が発生しやすいので、遊泳には注意が必要です。実際に、注意喚起の看板もあるので、もし、離岸流が発生した場合、砂浜に向かって泳ぐのではなく、横に向かって泳いで離岸流を抜け出してから、砂浜へ戻りましょう。
トイレはありますが、シャワーはありません。

砂浜もとても広いので泳がずのんびり過ごすのもおすすめです。

奄美大島のおすすめビーチ②｜打田原ビーチ（うったばるビーチ）

次に、奄美大島北部の笠利湾にある超穴場、隠れ家的プライベートビーチです。
空港からは車で15分で到着しますが、笠利湾に突き出した半島にあるので行きづらく、泳いでいる人はあまりいません。 トイレ・シャワーもあるので、のんびり海水浴を楽しむことができます。

周辺にはお店などの施設はほとんどなく、少し不便かもしれませんがそのぶんありのままの自然が海の中も残っています。ビーチ沿いにある集落では天然の塩工房もあり、
体験や見学をすることができるので、お子さんなどと一緒に楽しむのもおすすめです。

奄美大島のおすすめビーチ③｜倉崎海岸

最後に、おすすめするのが、奄美大島の中でも美しいと人気の倉崎海岸。
笠利湾に面しているので波は穏やか。
安心してシュノーケルを楽しむことができます。トイレやシャワーはありませんが、
近隣のホテルのネイティブシー奄美さんで、一般の方も利用できます。倉崎海岸は、少し泳げばサンゴ礁があり、その周辺にはカラフルな熱帯魚が泳いでいます。水深の浅いところでも魚がいるので、小さなお子様でも魚を見ることができますよ！

内海なので、流れも早くないので家族連れにはおすすめのビーチです。

マリンアクティビティー以外にもある！原生林を楽しむ

原生林を楽しむおすすめスポット①｜マングローブパーク

マングローブパークでは、カヌーツアーに参加すれば間近でマングローブの観察をすることができます。安定性のいいカヌーなので、お子様でも大丈夫！ツアー前には、きちんとレクチャーしますので初心者の方も安心して参加していただけます。
カヌーツアーに参加しない場合、展望台に登れば、マングローブ林を上から見ることができます。
ツアーに参加しているカヌーも見えるので、面白いですよ。
予約優先制なので、カヌーツアーに参加する場合は予約必須です。

わたしも家族で、マングローブツアーを体験しましたが、子供たちもとっても楽しんでいました！
子供たちにとっては、本当に良い経験です。

奄美大島で食べれる美味しいものって？

奄美で一番の名物といえば「鶏飯」です。
鶏飯とは、ご飯の上にほぐした鶏肉や錦糸卵・椎茸・パパイヤの漬物などをトッピングし、
そこに鶏を煮てとったスープをかけて食べる郷土料理。
鹿児島県では、給食でも登場しカレーライスと同じくらいポピュラーで、子供たちにも人気メニューなんだそうです。シンプルな料理ですが、丁寧に取られた鶏の出汁が最高に美味しい料理です。

味の決め手となるスープは、お店によってこだわりがあり、違いを楽しむのもおすすめです。

おすすめの鶏飯が食べられる鶏飯専門店①｜「鶏飯元祖 みなとや」

元祖鶏飯のお店。
創業1945年の老舗。売り切れ次第終了で営業は昼のみ。奄美大島を代表する名店の一つです。

おすすめの鶏飯が食べられる鶏飯専門店②｜「けいはん ひさ倉」

次に、『けいはん ひさ倉』は奄美の代表的な郷土料理・鶏飯が人気で観光客と地元客で連日賑わう鶏飯専門店です。ひさ倉では、奄美群島の日本復帰50周年記念式典が行われた際、天皇皇后両陛下も食された美味しい鶏飯をいただくことができます。

ちなみに、わたしは「ひさ倉」が好きです。

まとめ｜自然豊かな「奄美大島」を満喫しよう！

以上が、“東洋のガラパゴス”と呼ばれる奄美大島の魅力でした！
皆さん、いかがでしたか？

奄美大島の魅力が少し伝わったのではないでしょうか？

海と森の自然の中でダイナミックに遊ぶのもよし。
手つかずの絶景の中でのんびりするのもよし。
それとも、人情味温かい島人の生活や知恵を体験するものよし。

“東洋のガラパゴス”と呼ばれる奄美大島で楽しんでみてはいかがでしょうか？
あなたも奄美大島の魅力にはまるかもしれません。

島全体に色々な見所があるので、個人的には2泊以上がおすすめです。
冬でも比較的暖かく、年間通してマリンスポーツやアウトドアが楽しめます。
子供連れでも旅行しやすく、初めての赤ちゃん連れの旅行でも行きやすいスポットだと思います！