どうやら日本は世界有数の精神薬消費国であるらしい。
いつ頃から、このような現象が現れたのだろう。
私の育った昭和30年代には、
すでに精神病院という存在は認知されていたが、
それは辺鄙な地域に危険な精神状態の人を、
隔離する非日常的な存在であり、
大多数の人たちには生涯無縁な場所であるという認識だった。
その後の推移の確かなことはわからないが、
やはり平成12年(2000年)頃の、
「鬱は心の風邪」キャンペーンあたりから、
精神科が身近なものになっていったのは確かであろう。
それを機に怒涛の如く、
精神科へ患者が押しかけていった現象は、
この宣伝が功を奏したということだけで片付けるには、
あまりにも奇異である。
心地よく生活しているなら、
誰もわざわざ好き好んで精神科へかかろうなどとは思うまい。
精神的な苦痛を自覚していた人が、
これほどまでに多く潜在していたということの証しだと思われる。
かくいう私もその一人である。
何故、日本人はこれほどまでに、心を病んでしまったのだろう。
興味深い動画を見つけたので、載せてみる。
この動画は、
上記の疑問に対する一つの答えではないかと、私は思っている。