2月9日、大学病院で抜歯してもらった。
一昨年に続いて、2度目だ。
かつて、歯科の麻酔注射をされた際、
ショック状態を起こし、危険な状態になったので、
鎮静剤投与の上での抜歯手術を施してもらっている。
21年間の闘病の末、一番悔しいと思うのは、
5本の歯を失ったことである。
最後に抜いた歯は、なくてもよい歯(親知らずかも)と、
医師が言うので、あるべき歯の内、4本を確実に失ったと言える。
急性期、ひどいパニック発作が連日頻発し、
安定剤が効くまで、悶え苦しみながら寝落ちしていた。
歯磨きなどしている余裕はなかった。
そのせいで歯の状態が悪くなったのだろうが、
免疫力の低下も、大きな原因のひとつではないかと思う。
ジェイゾロフト服用中に、罹った感染症の頻度は、異常である。
免疫力の低下は、むろん口腔内も例外ではないだろう。
同年代に比して、これほど多くの歯を失ったことは、
返す返すも残念でならない。
他の臓器は自然治癒もあり得るが、
歯は一度失ったら二度と戻らない。
パニック障害と薬害によって失ったものは、あまりにも大きい。
が、ようやく常人の域に戻れたことは喜ぶべきであろう。
これ以上、歯を失わないよう、生活していく他はない。