未来になにも思い描けない問題
将来の多様性に悩む
随分前に、YouTUBEでこんな動画を見た。
あまり詳しく思い出せないが、これを見た時に
あぁ、これは将来の自分だな、と思うと同時に
こんな将来になるのなら生きていてもしょうがないのかな、とも思った。
それが素直な感想だった。
昨今の日本の将来は危うい。年金問題、少子高齢化、円安、株安。
ネットでは「日本終わってる」という論調をよく見かけるし、海外に出稼ぎにいく人がフィーチャーされたりと、日本脱出を煽るような風潮がある。
僕は、そこまで日本脱出というテーマに対して、なにか意見を持っているわけじゃないが、未来が明るいとは微塵も思ってない。
29歳なので、生まれた時から日本の将来が明るいという時代を生きてこなかったわけだが。
ロールモデルがいない
そんな国で生まれた僕はゲイだ。
ただでさえ普通の男女カップルが将来に不安に思っているのに、ゲイは更に先行きが見えない。
そもそもゲイの中でよく言われるのが、「ロールモデルがいない」というのがある。
人生においてお手本にしたい、すべき、という人物が見つけにくいのである。
さきほどの動画のご老人が一種のロールモデルになりうるのかもしれないが、はたしてどこまでのゲイが彼のようになりたいと思うのかは、火を見るより明らかであろう。
ゲイという生き方が社会的に明るみに出始めたのは、ここ10年ぐらいだと認識している。
今でこそいろんなドラマや映画、有名人などがゲイというセクシャリティを公表しており、さまざまなストーリテラーがされているが、どれもいまいちピンとこない。
海外では結婚したり、子供を育てたりと、普通の家庭を築くことがわりと幸せの一般常識のように見受けられるが、それもゲイの中で一般的とはいいがたい。
家庭を持ちたいと思っているゲイは多いが、自分が子供を持っていいものだろうかという悩みもある。
ゲイカップルという特性上、子供に良くない影響を与えるんじゃないか、子供がいじめられるのではないか。
そういう悩みは尽きない。
かといって、ゲイカップルで老後まで続いていき、そのままずっと一緒という未来も怪しい。
そもそも、ゲイは特定の人と長続きするのは、とても難しい。
自分の生理的欲求や男性の習性を理解しているからこそ、1人の人と付き合い続けるなどお互いが難しいと分かっている。
2人がそんな気持ちなら、浮気などたやすいものである。
自分の賞味期限
また、ゲイという立場は男性というジェンダーで見られがちだが、恋愛の立場としては女性側といってもいい。
見た目や若さ。
女性が恋愛で優位になる要因が、ゲイでも当てはまる。
男性なら年収や、地位、権力などが重きに見られがちだが、そんなことはない。
ポジションがどちらにしろ、とにかく見た目が重視されるのがゲイの世界である。
年収などの要因は、自分で解決すればいい話なのだ。
もちろん、年上が好きブス専という人はいる。
しかし、いるというだけで少数派にすぎない。
アプリでの人気ユーザはいつでも圧倒的に「イカホモなイケメン」だ。
年とともに、自分の需要がなくなっていくのを承知しているため、自分の将来を早めに決めなければいけないのは女性ととても似ている。
まとめ:自分の幸せを定義していく事が重要なのではないか
色々、ぐだぐだ書いたが、結論はこうである。
「自分の幸せを自分で定義して、生きていく」
どこかで使い古された言葉だが、その通りだと思う。
1人でも生きていける時代だからこそ、ゲイ関係なく、僕らは自分の幸せを自分で見つめなければならない。
仕事、趣味、家庭、恋愛。
メディアやSNSの他人に宣伝されるものをそのままトレースするのではなく
これは自分とは合わないとか、自分とは考え方が違うとか
そういう判断をちゃんとしていかないと、容易に比較対象となってしまう。
そういうことから、逃れるには自分で自分の幸せを定義する必要があると思う。
知らんけど
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